ゆとり世代とは?その気になる特徴と正しい付き合い方

ゆとり世代の特徴
  • 失敗を恐れるあまり自発的に仕事ができない
  • 怒るとすぐにやる気を無くしてしまう
  • もうどうやって接したらいいか分からない…

 
こういった「ゆとり世代」と言われる方々との接し方に悩んでいる方は多いと思います。

 
「物事の考え方から価値観まで、何もかもが自分と違う…」と途方に暮れている人もいるでしょう。

 
ですが管理職の方や人材を教育・指導していく立場の方には、今後こういった世代をマネージメントする力が確実に求められます。

 
この記事ではそんな方のために、ゆとり世代の気になる特徴とその正しい付き合い方について分かりやすく解説していきます。

ゆとり世代の意味

ゆとり世代とは2002~2010年度までの期間に小中学校・高等学校において教育を受けた世代のことを指します。

 
ゆとり世代に該当する年齢については次の項目で触れるとして、この期間に定められたゆとり教育の主な内容は

  • 完全学校週5日制
  • 授業時間数の削減
  • 学習内容の3割削減

 
など、それまでの「詰め込み型の教育」とは一線を画するものになりました。
これは従来型の「知識量」に重きを置いた教育から、「思考力」や「経験」に重きを置いた教育内容への移行を試みるために行われた内容です。

 
簡単に言うと「学力よりも発想力」を求められたんですね。

 
しかし、結果的には学力の低下などを指摘され、2011年から新しい教育基準が定められることになりました。

 
この新しい教育内容のことを「脱ゆとり教育」といいます。

ゆとり世代の年齢と定義

では実際にゆとり教育を受けた年代を見ていきましょう。

 
実際には様々な定義がありますが、ゆとり教育に該当されるのは1987~2003年の間に生まれた世代で、2017年現在の年齢でいうと14~30歳までの方になります。

 
これらの内容から、ゆとり教育を少しでも受けたという広い意味で言えば「1987~2003年の間に生まれた世代」をゆとり世代と定義して良いでしょう。

ゆとり世代の特徴

人によっては「ゆとり世代」と聞くとあまりイメージが良くないかもしれません。

 
一般的に言われている具体的な特徴としては

  • 論理的な考え方が出来る
  • 打たれ弱く消極的である
  • 失敗することを恐れる
  • IT関連の知識に詳しい
  • 恋愛にあまり関心がない
 
などになりますが、インターネットが一般に普及していたこともあり、パソコンなどIT関連の知識に詳しいというのが大きな特徴です。

 
また、これは損をしてしまっている部分でもありますが「頑張る」という行為に魅力を感じる人が少ないため、一見やる気が無いように見えてしまうところでしょう。

 
さらに近年では娯楽の幅も広がったせいか、昔に比べて恋愛に対して積極的に行動しない人も多く、総じて消極的で大人しいイメージがついてしまっています。

「ゆとり世代」と「さとり世代」の関係

「ゆとり世代」という言葉は一般的に良くない意味で使われることもありますが、こうした中から現代の若者を表す言葉の一つとして代わりに生み出されたのが「さとり世代」という言葉です。

 
これは20代前半の若者が持っている

  • 物欲がなく金銭欲が薄い
  • コストパフォーマンス重視
  • 現実主義で安定志向
  • ネットで何でも済ませる

 
など、非常に現実的で低コスト・低燃費とまるで流行りのエコカーのような合理的思考や消費スタイルを表したものです。

 
40代~50代以上の方達から見ると、自分たちとは真逆のように感じられて「何だかつまらないな…」と思われてしまうかもしれませんね。

ゆとり世代の新入社員との正しい向き合い方

ゆとり世代の新入社員が持つ5つの特徴

ここまでゆとり世代の特徴などを見てきましたが、実際に会社に新入社員として入ってきた場合の「職場での特徴」を振り返ると、以下のような特徴が挙げられます。

  • 1.叱責された経験がないのでストレスに弱い
  • 2.仕事とプライベートをきっちり分けたがる
  • 3.飲み会などに参加したがらない
  • 4.全てにおいて「間違えないこと」を優先する
  • 5.上司の指示がないと自分で考えて行動できない

 
なんとなく想像できそうな特徴も並んでいますが、一緒に仕事をする側としては最後の2つが一番頭を悩ませるポイントかもしれません。

 
                 
全ての人がそうとは限りませんが、ゆとり世代の方たちは「間違えることを極端に恐れる」という傾向が強いため、自分の頭で考えるというよりは上司の指示待ち状態になってしまう場合が多々あります。
     
 
          
これには「自分で考えて自発的に行動してくれよ…」と感じる人も多いかもしれませんが、こういった特徴を少なからず持っているという事をまずは理解していきましょう。 

ゆとり世代との接し方

そんなゆとり世代とコミュニケーションを取るにはちょっとした工夫が必要になります。

 
仮に男性であれば時計や車など、男なら好きであろう内容で話せれば楽なのですがゆとり世代はなかなかそうもいきません。

 
そういった時に大切になってくるのは

  • 自分の世代の価値観を押し付けない
  • ゆとり世代が得意なことを聞いてあげる

 
といった、「相手に寄り添う姿勢」です。

 
例えば男性の設定でいうと、ゆとり世代と接する際に「時計や車に興味がないなんてつまらない奴だな」などと思わずに、まずは相手が何に興味を持っているのか聞いてみましょう。

 
以外に思えるかもしれませんが、ボルダリングなどスポーツを熱心にやっている若者も沢山います。

 
そういった所から共通で楽しめるものが見つかる事も少なくありません。

 
また、ゆとり世代はコストパフォーマンスを重視する傾向があるので「安くていいもの」に関する情報をたくさん知っています。

 
そういった情報を聞いてみることで、徐々に心を開いてくれるきっかけにつながっていきます。

ゆとり世代の育て方

最後に一番知っておきたいであろう「ゆとり世代の育て方」です。

 
ここまで特徴として挙げてきたことを振り返りながら、以下のことに気を付けましょう。

  • ミスしたときに必ずフォローを入れてあげる
  • 打たれ弱いので頭ごなしに怒らない
  • 物事は論理的に分かりやすく伝えてあげる

 
少し面倒に感じるかもしれませんが、ゆとり世代を育てるにはこれらの特徴に気を付けながら丁寧に向き合っていく姿勢が必要です。

 
何故かというと、ゆとり世代の特徴はこの記事を読まれているであろう30代以上の方の感覚とは真逆です。

 
つまり、自分が教わってきたような感覚で育てようとすれば高い確率で失敗してしまうんですね。

 
一番良くないのは「やれば出来る」「気合で頑張れ」などの精神論・根性論を振りかざしてしまう事です。

 
こういった考え方のもとで上司から教育を受けてきた方がいるのはもちろんわかりますが、ゆとり世代は論理性が高いため抽象的な考え方や思想に対してモチベーションの低下を起こす可能性があります。

 
後は、ゆとり世代が苦手とする上司との付き合い方や社会人としてのマナーなど、人間的な面をフォローしてあげられると尚良いですね。

ゆとり世代は仕事ができない?

ゆとり世代は決して仕事ができないわけではありません。

 
むしろ豊富なIT知識や論理的思考、無駄のない行動など素晴らしい能力を持っている方が多いです。

 
ただ、その力を引き出すためには教育をする側の理解と、丁寧なフォローが必要になってきます。

 
今後はこういったやり方がマネージメントスキルとしても必要になってくるため、ゆとり世代の社員と向き合う時の参考にしていただければと思います。

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