- 転職の相談はとりあえずハローワークの窓口を検討している
- ただハローワーク以外の選択肢もなんだか気になる
- 初心者は転職サイトやエージェントも活用した方がいいの?
転職を考えるにあたりハローワークへの相談だけで良い会社を見つけ、転職を成功させられるのか不安になっている方は多いと思います。
ハローワークは知名度も高く無料で利用できますが、転職活動での利用を推奨しない声が多いのも不安ですよね。
実際のところハローワークにも良し悪しがあるため、その仕組みを完全に理解しないと転職に有効活用出来ません。
またハローワークの代わりに転職サイトや転職エージェントを活用するほうが、転職活動において様々なメリットがあるのも事実です。
ハローワークに不安を持つ方も、メリットやデメリットなどをきちんと把握することで有効利用することは十分に出来きますよ。
この記事ではそんな「転職でハローワークに相談しようとしている人が知るべき5つの事実」について解説していきます。
目次
ハローワークのメリット
- 職員が転職の相談にのってくれる
- 取り扱っている求人の数が多い
- 地元・地域求人が充実している
職員が転職の相談にのってくれる
ハローワークのメリットで真っ先に浮かぶのが「相談できる担当者がいること」です。
今や求人情報誌やネット求人だけでも転職活動は出来ますが、転職経験がなく何をしたらいいか分からない人にとっては心強いかもしれません。
何から何までサポートしてくれるわけではありませんが、分からないことや疑問に思うことは質問すると普通に答えて貰えます。
取り扱っている求人の数が多い
ハローワークは全国500か所以上に事業所を構えているため、地域ごとに扱っているものを合計すると求人数は非常に多いと言えます。
あくまで全国の求人をまとめた前提ではありますが、民間の転職支援サービスと比べても多いと言っていいでしょう。
地元・地域求人が充実している
ハローワークはその拠点の多さから、地域密着の求人が多いため今住んでいるエリアの求人を探したい時には便利です。
今住んでいるところ以外の求人を探すことも出来ますが、地元や家の近所で就職したい人にとっては地域で求人を絞る手間が省けるため転職活動もしやすいでしょう。
ハローワークのデメリット
- 大手企業が少ないため待遇に限界がある
- 求人内容が実際の待遇と異なる場合がある
- 自分に付く担当職員次第で対応が変わる
大手企業が少ないため待遇に限界がある
地域密着型で求人の掲載費用がかからないことから、必然的にハローワークへの掲載求人は中小企業が多くなります。
そのためハローワークの求人では待遇の良い求人が少ない傾向があるんですね。
転職支援サービスとはコンセプトが異なるので仕方がありませんが、待遇の良い大手企業に就職したい場合には転職サイトや転職エージェントの方が求人が揃っています。
求人内容が実際の待遇と異なる場合がある
ハローワークで閲覧できる求人情報は、基本的に企業側から提出された情報ををそのまま紹介する形を取っています。
また提出された内容の審査なども行っていないため、企業によっては求人情報と実態が異なっているというケースがあり注意が必要。
これが転職にハローワークを推奨しない大きな理由なんですよね。
そういった会社ばかりではないので運の要素もありますが、求人情報については面接などできちんと確認を取りましょう。
自分に付く担当職員次第で対応が変わる
相談できる担当職員がついてくれるのはありがたいですが、担当者によって対応が異なるため当たりはずれがあります。
運よく親身になってくれる担当者が付いてくれれば転職活動にも有利に働きますが、やる気のない方などに当たってしまうと話が進まないことも。
担当者については運の要素が強いので最初から頼り切ってしまうのではなく、ある程度自分で進めていくくらいの気概を持っていた方が良いでしょう。
混雑や応募手順の多さなど効率が悪い
ハローワークは転職・就職活動以外にも失業手当の手続きなども行っているため、年中人で溢れかえっています。
もちろん時期などに左右される部分もありますが、自分で求人を探して職員に相談するだけでもかなりの時間を要することもしばしば。
特に在職中は時間も限られるため、働きながらの転職の場合は効率が悪く感じられるかもしれません。
ハローワークにブラック企業が多いと言われる理由
求人掲載にあたって一切費用がかからない
有名な話なのでご存知の方も多いと思いますが、ハローワークに求人を掲載するのには費用が一切かかりません。
では何故無料で求人を出せることがブラック企業につながるかというと、採用にコストをかけたくない企業が多く集まってしまうからです。
これにはもちろん「そもそも採用に予算が回せない」という企業も含まれるでしょう。
求人掲載にあたって基準となる審査がない
求人掲載に費用がかかるところでは、掲載にあたって審査を行っているところがほとんどです。
ですがハローワークは提出された情報をそのまま利用するため、そういった求人情報の審査は行っていません。
これは企業側が事実と異なる情報を提出してきたとしても、確認される事なくそのまま求職者に閲覧されてしまうということです。
転職サイトや転職エージェントでは求人情報に実態と異なる内容が含まれていた場合、企業側に指導がいく仕組みを取っているところもあります。
ハローワークを利用する全ての企業に当てはまる訳ではありませんが、当たり障りのない形で労働条件を適当に提出している企業もあります。
転職サイトや転職エージェントとの違いを比べる
取扱い求人数の多さ
ハローワーク | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
◎ | ○ | △ |
先ほども少し触れましたが、ハローワークは全国500か所以上の拠点で求人を扱っているため、転職支援サービスと比べても求人数では負けません。
これには有料の求人と比べ、企業側としてもハローワークが無料で掲載しやすいという部分も関係しています。
その点、転職サイトや転職エージェントなどでは、どうしても企業側の負担金額が大きくなるため、ハローワークほどの求人数はありません。
掲載される企業の質
ハローワーク | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
○ | ○ | ◎ |
民間の転職支援サービスに求人を出すためにはそれなりの費用が必要になるため、必然的に人材採用に力を入れた企業が集まります。
例えば転職サイトには求人掲載費用、転職エージェントには入社決定時の採用費用がそれぞれ必要になるので十分な予算が無い企業は取り組めません。
サポートの度合い
ハローワーク | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|
△ | ○ | ◎ |
サポートの手厚さで言うと、専任の担当者がついて求人の紹介や応募書類の添削、面接対策などまでカバーしてもらえる転職エージェントが一番です。
転職サイトは担当者などを介したサポートはありませんが、強みの診断やスカウト機能・予想年収の計算など転職に役立つ機能が豊富。
ハローワークの場合は、あくまで企業から提出された情報を求職者に開示しているだけなので、積極的に転職をサポートしてくれるという訳ではありません。
ハローワークを上手く活用するための心得
確認できる求人情報を鵜呑みにしないこと
ハローワークでは求人掲載にあたっての審査が無いため、求人情報を自分の目で見極める必要があります。
中には優良企業も含まれていると思いますが、そういった企業ばかりとは限らないので注意するようにしましょう。
具体的にはハローワークで掲載企業の離職率について尋ねたり、面接で求人情報と実際の待遇について質問するなどのある程度の自己防衛が必要になります。
また、常に求人情報に掲載されている企業は離職率が高い可能性もあるので、職員の方に離職率などを聞いてみてもいいと思います。
職員に当たり外れがあることを理解しておく
ハローワークは転職についての相談ができますが、期待するほどの効果が得られないことも想定しておきましょう。
言い方は悪いですが、中にはやる気の感じられない職員の方も存在するため思ったように転職活動が進まないこともあります。
運よく面倒見の良い人に出会えればいいのですが、こればかりはどうにもならないので良い人に当たるよう祈るしかありません。
万が一やる気のない担当者がついてしまった時にテンションを下げないためにも、相談できることに対して期待値を上げ過ぎないことも大事です。
相談して満足せず自発的に仕事を探す意志が必要
ハローワークは転職サイトや転職エージェントとは違い、自分の希望や経歴に合わせた求人を用意してくれる訳ではありません。
いくら転職について相談できるからといって、何も考えずに最初から「どうしたらいいですか?」ではダメです。
予め自分で希望の職種や待遇・聞いておきたいことなどをまとめておき、その上で分からないことを相談するというスタンスが必要です。
ハローワークで転職を考えるのであれば、何でも自分で調べて判断・決断していく姿勢を持ちましょう。
ハローワークはあくまで場を提供しているだけ
ハローワークの職員の方は相談に乗ってくれますが、求職者の転職を成功させることで給料を取っている訳ではありません。
言い方は悪いかもしれませんが、職員の方は目の前の求職者が就職出来なくても給料はもらえるんです。
ここで感の良い方はお気付きかもしれませんが、これはいくら相談できるハローワークであっても自分が程度頑張らないと転職が難しい”ことを意味しています。
例えば記事内で紹介した“転職エージェント”の場合は、あなたの望む転職を成功させることで報酬を得ているため、同じ相談でも真剣さが違うのは明白ですよね。
まれにハローワークの中にも親身になって相談に乗ってくれる方もいますが、そういう人ばかりではないことは覚えておきましょう。
こういったことから、より良い求人を探す際はハローワークだけに選択肢を絞らず、民間の転職支援サービスを一緒に使うと効率的です。
ハローワーク・転職サイト・転職エージェント、これらのメリットやデメリットを上手く使い分け、自分に合った転職活動をしていきましょう。
■この記事で紹介した転職サイト
- 転職者の約8割が利用しており、他では見られない非公開の限定求人が閲覧可能
- 自分に最適な仕事探しや面接に役立つ「グッドポイント診断テスト」が受けられる
- あなたに興味を持った企業からメールでオファーがくる「スカウト機能」も使える
待遇面などで虚偽の求人情報があった場合には、企業側へ改善指導を行う仕組みを取っているため、悪質企業への対策をしているのもポイントです。
https://next.rikunabi.com/
■この記事で紹介した転職エージェント
- 転職相談・書類添削・面接対策など頭を悩ませる転職活動を徹底サポート
- 社風や残業時間など、他では分からない企業の実態を隠さず教えてくれる
- 面接の日程や年収・希望条件など言いずらい交渉を全て代行してもらえる
求人情報からは読み取ることのできない、実際の社風や残業時間などの情報も開示してくれるため、安心して転職活動を行えるのがポイントです。
https://www.r-agent.com/