- 平日休みだとプライベートの予定が合わせずらい
- 家族との時間を大切にするために土日休みがいい
- 土日休みの仕事に転職したいけどどうすればいいだろう…
飲食業や販売業など平日休みの仕事をしながら、こういった悩みを抱えている人は多いと思います。
平日休みは20代前半など若い時ならいいですが、年齢を重ねていくとやはり周りと同じ土日休みの仕事が良く思えてきますよね。
実際に友人や恋人と予定を合わせずらかったり、家庭や子供が出来れば団らんの時間や子供の行事なども十分に楽しめません。
平日休みには平日休みなりのメリットもありますが、やはり”周りと違う”となると色々な不都合も出てきてしまうものです。
この記事ではそんな人の為に、土日休みの仕事に転職したい人が失敗しない為に知っておくべき5つの事について解説していきます。
目次
土日出勤は家庭生活の充実を考えると厳しい
平日休みで土日出勤の仕事をしていても、若い時にはたいして気にならないものです。
しいて言うなら「友達や恋人の予定が合いずらい」というくらいですよね。
ただ周りが続々と結婚し始め、自分も家庭を築いていくような年齢になってくると「家族」を意識することで、徐々に土日休みの仕事に魅力を感じてきます。
実際に結婚をして子供が出来れば運動会などのイベント事は週末ですし、一番かわいい時期の子供とふれあう時間が取れなくなっては不満が溜まってしまいますよね。
平日休みだと休みの曜日が固定されていない仕事もありますし、ギリギリまで休みが決まらないなんてこともあるでしょう。
やはりこういった環境だとどうしても家庭生活の充実が難しく、仕事環境に対して不満を抱え転職を考える人が多い傾向があります。
①土日休みの仕事・職種をまず把握しておくこと
では実際に土日休みの仕事へ転職を考えるとして、「土日休みの仕事って何だろう?」という方もいると思います。
実際のところ最初から土日休みの仕事・職種を把握しておけば、仕事を探すときの効率も上がりますよね。
そういった意味で簡単ではありますが、土日休みが多い職種を以下にまとめてみました。
- 営業
- IT・インターネット
- 事務
- 公務員(事務系)
- 広告
- 出版
- 企画
- 経理
IT・インターネットや経理、事務などオフィスワークを主としているこれらの仕事は、基本的に土日休みの会社が多いです。
また、営業系の仕事も法人を相手にした営業であれば、土日休みの会社は多いでしょう。
これらの仕事に共通するのは、「企業を相手とした仕事のため土日に取引先などが営業していない」という点が挙げられます。
取引先が営業していなければ、「稼働させても意味がない」となってしまいますからね。
逆に土日休みになりずらい仕事としては、飲食や販売などのサービス業全般と言えるでしょう。
②実際は土曜日に出勤させられる会社もある
土曜出勤の目安として年間休日数に注目
求人の段階では”土日休み”とされていても、実際には土曜日に出勤させられる会社もあります。
現に私は以前の会社で土曜日は毎週出勤させられてました…。(半日ですけど。)
これは採用の段階で真実を言わない企業側が悪いわけですが、こればかりは入社してみないと分からない部分でもあるので厄介ですよね。
結局企業が提示する情報を頼りにする事には変わらないんですが、確かめる方法のひとつとして「年間休日数」を確認する手があります。
⇒ 年間休日96日は少ない?気になる休みの内訳と違法性の有無について
上記のページでも詳しく説明していますが、簡単に言うとカレンダー通りの休日日数は1年が52週間で構成されている都合上、下記のようになります。
大まかではありますが、大体年間で120日前後の休日になる計算ですね。
この計算式を基準に、企業側が提示する年間休日数を確認すれば本当に土日が休めるかどうかが見えてくるはずです。
例えば「土日祝日休み」と言われていても”年間休日96日”とされていた場合は、土曜日が隔週(2週に1回)で出勤になる可能性があるといった感じです。
週休二日制と完全週休二日制は別物と考える
年間休日数のように、企業側が休みを提示する際の表現として「週休二日制」と「完全週休二日制」があります。
求人を見慣れていないと、どちらも”週に二日休みがある”と言う意味で捉えてしまいがちですが、実際には全く別物になります。
「完全週休二日制」であれば、その名の通り毎週二日休めるということなので安心できますが、「週休二日制」は土日が両方休めるとは限りません。
この場合、月に1回以上2日休みの週があれば成立してしまうため他の週は1日しか休みが無い可能性もあるんですね。
- 完全週休二日制・・・毎週2日の休みがとれるということ
- 週休二日制・・・月に1回以上2日休みの週があれば成立する
また、この週休に関する項目では祝日や夏季・冬季休暇などに対しての言及がないため、先ほどご説明した年間休日数などを参考に計算してみることをおすすめします。
③他の部署や取引先が年中無休の場合は注意する
土日休みが多い仕事の項目でも触れましたが、企業を相手とした仕事は土日休みが多い傾向にあります。
これは先ほども説明した通り、仕事の”相手”となる企業が営業していないからですね。
この事実を踏まえた上で、土日休める会社であっても他の部署や取引先が年中無休の場合は注意する必要があります。
一つ一つ説明していきますね。
まず自分の会社の他部署に土日休みではない部署がある場合、後々になって移動命令が出てしまう可能性が出てきます。
入社時に配属された部署は希望通りの土日休みでも、移動させられて平日休みにさせられるようなパターンですね。
もう一つは、取引先が年中営業している会社の場合です。
これは土日に出勤をさせられる訳ではありませんが、クレームや確認したい事などがあった場合にこちらの休みはお構いなしで連絡してくる可能性があります。
実際に私は、こういった年中無休の会社から土日なのに電話攻撃に遭って消耗した過去があります…。
仕事の確認を早く取りたい気持ちは分かるんですが、せっかくの休みなのに「電話がかかってくる」と思うと、心から休むことができなかったですね。
④土日休みのメリットとデメリットを抑えておく
土日休みのメリット
- 友人や恋人と遊ぶ際の予定が合わせやすい
- 子供や家族と一緒に過ごす時間が増やせる
土日休みのメリットは、何と言っても周りとの予定が合わせやすい事です。
やはり土日休みの人が多いため、友人や恋人と遊んだり遠出の旅行をするにも週末に日程を合わせることで簡単に予定が組めてしまいます。
経験者の方は分かると思いますが、これが自分だけ平日休みだと本当に難しいんですよね。
なかなか予定が合わなくて、土日休みの友人と疎遠になってしまうなんてことも実際あると思います。
また結婚をしてお子さんがいる家庭であれば、一緒に触れ合える時間も増えますし運動会など学校行事への参加も容易になるでしょう。
思い出作りの家族旅行なども、近場であれば土日の休みで簡単に計画出来るのもいいですね。
何より家族と一緒にいる時間を増やせるのが一番のメリットです。
土日休みのデメリット
- 土日はどこに行っても混んでいる
- 銀行や役所などが休みであること
土日休みのデメリットを上げるなら、どこへ行っても混んでいるという事が挙げられます。
これは、それだけ土日休みの仕事に従事している人が多い証拠でもありますが、ショッピングモールや映画館など行く先々で人混みを覚悟しなくてはいけません。
ただ土日休みの人からすれば当たりまえの事なので、お店に並んだり渋滞にはまったりしてもだんだん耐性がついてきます。
また、銀行が役所などが休みなので平日休みだった人からすると最初は不便に感じてしまうかもしれません。
実際には休み時間などに会社を抜けて行けたりするので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
⑤退職理由や志望動機はポジティブな内容にする
実際に土日休みの仕事に転職を目指すとなると、「退職理由や志望動機はどうしたらいいのだろう?」と考える人もいるかもしれません。
転職の理由が、「土日休みの仕事に就きたい」だけの場合はなおさらそうですよね。
実際に面接で前の会社の退職理由は必ず聞かれるため、あなたの持った疑問は間違っていません。
ただ職場にもよりますが、出来れば退職理由や志望動機で土日休みのことには触れず、前向きな内容を用意するべきでしょう。
企業側はたとえ建前であっても、働く意欲がある人材を取りたいというのが本音です。
仮にあなたが面接官だったとして、志望動機を聞いた時に下のAさんBさんの回答ならどちらを採用したくなるでしょうか?
- Aさん:以前の会社は休みが少なかったので土日休みの御社に応募しました…。
- Bさん:前職のスキルを活かして御社に貢献しながらキャリアアップする為です!
100%とは言いませんが、ほとんどの方がBさんに意欲を感じて好感を持つはずなんですよね。
正直な人は「土日休みの仕事に就きたい」と言いたいかもしれませんが、あえて伝える必要は全くないです。
むしろ仕事への興味や将来性など、あなたがその仕事を選んだ理由を最大限に膨らませながら面接官にアピールしてください。
企業は意欲や熱意を見せない人間は基本的に採用したがりません。たとえ建前であってもです。
土日休みの仕事に転職したいなら、土日休みのことは一旦忘れましょう。
「土日休むためにうちの会社に入りたいの?」と思われてしまいますからね。
会社に対して事前調査をきちんとしよう
ここまで土日休みの仕事に転職したい人に役立つ情報を書いてきましたが、一番大事なのは応募する会社を適当に探さない事です。
記事内でも書いているとおり、企業側の出している情報も100%信頼できる訳ではありません。
求人内容などからはある程度が判断できても、やはり知識がない部分に関しては思いもよらない結果になる事もあるでしょう。
そういった場合は転職エージェントを活用することで、希望通りの会社を見つけやすくなります。
土日休みを条件にして依頼をかければ、希望通りの仕事を紹介してくれますし不安に思っている事に対して相談にも乗ってもらえます。
1人で不安を抱えながら応募企業を探すのであれば、転職エージェントに頼ることで転職活動をより有利に進められますよ。