希望休が取れない人へ~通りやすい理由や書き方・有給との違いを解説

希望休を取りたい日

主にシフト制の仕事に多い「希望休」というスタイル。

 
通常の休みのうち何日かを希望日にできる希望休ですが、これが職場の方針や人員状態などによって取れない場合があります。

 
自分がまだ入社したての新人などであれば、尚のこと休みの希望は出しずらいですよね・・・

 
せっかく希望休という制度があるのに、「遊びを理由に休みを取ることは出来ない」というルールを課している会社もあるので休みの理由を考えるのも一苦労。

 
でも希望休には通りやすくするための正しい手順・やり方というものが存在するので、ある程度の型を覚えてしまえば意外と簡単に取れたりもします。

 
細かいやり方は後述しますが、店長やシフト担当者が「この理由なら仕方がないな・・・」と思うような用意してあげるのが大事。

 
余程ひどい会社でない限りは相手も人間なので、人の情に上手に訴えかけることで希望休は取れるんですね。

 
この記事ではそんな希望休が取れない人に、通りやすい理由や書き方、有給との違いなどをまとめて解説していきます。

 
※希望休を出す理由については下手な嘘をつくと、発覚した際に職場での信用を無くす可能性があります。使用についてはよく考えたうえで、自己責任でお願いします。

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2017年9月15日

希望休とは?

希望休とは何なのかという疑問譜

いまいち分からない人もいると思うので解説しておくと、希望休とは文字通り「希望して取れる休み」という意味。

 
これはアルバイトの方だけでなく、看護師など正社員でもシフト制を導入している職業の場合に多く見られる制度です。

 
例えば月に8日間休みがあるとしたら、そのうち4日間は希望日を申請して調整してもらえるようなイメージ。

 
あまりピンと来ない方は「自分の希望日を聞いてもらって休める制度」なのだと理解しておけば、大体の職場で通じるので安心してください。

 
希望休のある仕事の場合は求人の段階で明記している会社も多く、「希望休:月4回まで」などといった形で表記されるのが一般的です。

希望休が通らない時に使える理由

希望休が通らない時に便利な言い訳

希望休は通常「私用」という形で取得できるのが一般的ですが、職場によっては「理由も一緒に添えて欲しい」と言われる場合もあります。

 
これは他の休日申請や人員の状態を確認した上で、希望休の理由によっては出勤してもらわないと困る場合があるからなんですね。

 
そんなこと言われても、絶対に休みたいこちらとしては困ってしまう・・・。

 
ここからはそんな「希望休が通らない時に使える理由」を注意点なども添えながら紹介していきます。

同窓会

卒業後に何年も会っていなかった友人たちと再会できる同窓会は、希望休を出すときの理由として良い形で使えます。

 
何故ならシフトを決めている責任者や店長自身も同窓会があったら行きたいはずです。つまり休みたい気持ちが分かる理由なんですね。

 
何より「何年かぶりの再会」になりますから貴重な機会だということが伝わります。

 
また「同窓会イコール久しぶりの友人と会う」という解釈も出来るため、同窓会と銘打ったイベントではなくても、友人と会う時に罪悪感なく使える理由の1つです。

免許の更新手続き

車を運転する人ならだれもがする必要がある、免許の更新手続き。

 
ご存知の通り更新期限なるものがあり、過ぎてしまうと様々なペナルティを課されてしまうことから重要な手続きです。

 
もし車を運転している人なら使える理由ですが、注意点が2つあります。

  • 免許証を見られてはならないこと
  • 本当の免許更新の際に希望休が出せない

 
当たり前ながら、免許証には有効期限が書いてあるので絶対に見られてはいけません。

 
またこの理由で希望休が取れた場合、本当の免許更新の際に自分で休みを工面しなくてはいけないという弊害があります。

 
希望休の理由として使う場合は、この辺りのリスクを考慮する必要があります。

知人のお見舞い

「知人のお見舞いに行きたいんです・・・。」と言われたら、「ダメだ」とは言いずらいもの。

 
逆の立場を想像すれば分かりますが、これも希望休が通りやすい理由の一つです。

 
ただ相手によっては「どこの病院に入院してるの?」や「何かの病気なの?それとも事故?」など、詳細な部分を聞かれる場合があるので前もって回答の準備が必要です。

 
デリケートな部分なので聞いてくる人は少ないと思いますが、最低でも「病院名」と「当たり障りのない入院理由」はセットで用意しておきましょう。

遠方から友人が会いに来る

同窓会と同様に、これも使い勝手の良い理由の1つ。

 
滅多にない機会ということが伝わる理由ですし、「もう何年も会っていないんです」と一言添えることでさらに貴重な機会だということがアピールできます。

 
また「遠方」という言葉は具体的な距離を定義していないため、友人と会う時にも罪悪感なく使える理由の1つですね。

 
仮に当日外でバッタリ同僚と出くわしても「相手の都合で延期になった」など、当たり障りのない対応が可能です。

 
こちらも念のため「遠方」と聞いて納得できるような場所は考えておきましょう。(例:自分が東京在住なら友達は大阪から来るなど)

家族や親戚との用事

家族や親戚との時間を休む理由にすると、「私用」というよりは「行事」という印象になるため相手に対する印象も悪くなりません。

 
一番いいのは「家族や親せきと食事の予定がある」という理由です。

 
例えば家族や親せきで誕生日や病気の克服など、お祝事の際に集まって食事をするのは良くあることなので不自然さがありません。

 
場合によってはお店を予約して集まることもあるので、希望休を出して確実に休みたいという姿勢にも納得ができますよね。

病院への通院

腰痛や花粉症、アレルギーなどもともと何らかの理由で病院に通っている人には使いやすい理由です。

 
もし継続的に病院に通う症状などが無ければ、歯医者とかでもOK。「どうしても歯が痛いので」と言えば突発的な理由としても納得できます。

 
会社側も仕事に支障が出ては困るので、休みが取れないか高確率で考慮してくれるはず。

 
病院の場合は「この日しか予約が取れないんです」という言い訳もできますし、”通院”ですから緊急性もあるので休みが通る可能性も高いですよ。

お墓参りに行く

これも私用とはいえ、自分本位な性質のものではないので通りやすい理由の一つ。

 
場所が相当遠くでない限り、お墓参りに1人でいくと言うことは稀で大抵は家族または友人と一緒に行く事になります。

 
そうすると必然的に誰かと予定を組んでいくものなので、休みの希望を出す理由としておかしくありません。

 
出来れば「どこまでお墓参りに行くのか」と聞かれた時の回答まで用意しておくと安心です。

家庭の事情

他の理由に比べると少しぼんやりとした印象の「家庭の事情」。

 
ただこれも使いようで、例えば近くに祖父母が住んでいれば病院の送り迎えなどを理由に出来ます。

 
また水道・電気・ガス・火災報知器など、自宅設備の工事や点検に立ち会わなければいけないという理由も効果的。

 
両方とも「私しか送り迎えする人がいないんです」とか「他の家族がいないので私しか立ち会えないんです」と一言添えれば決まりやすいでしょう。

 
「それをやれるのは自分しかいない」というのがポイントです。

結婚式

この辺りの理由が一番通りやすい「冠婚葬祭」の結婚式。

 
おめでたい席ですし、さすがに従業員を結婚式に参加させないのは会社としても微妙なので、希望休の理由として通る確率は非常に高いはず。

 
ただなかには本当かどうか確認する会社もあるようなので、証拠の提出などを求められた際に対応する必要があります。

会社をずる休みしようと思っていますが、理由を友人の結婚式って事にしました。
証拠の招待状のコピーを取るので、招待状を持ってこいと言われました。

コピーを取って、会社は結婚式場に本当に結婚式が行われるのかチェックしたりするものなのでしょうか。

引用:Yahoo知恵袋

 
さすがに証拠の提出は会社としてもやり過ぎですが、架空の冠婚葬祭を理由に休むのはおすすめできません。

 
もしもの場合に人として信用を失う可能性が高いですし、つじつま合わせがとてつもなく大変だからです。

 
例えば「式場どこでやったの?」とか「引き出物何だった?」といった質問に後日、架空の回答をスラスラ言えるくらい図太い人しか無理なはず。

 
結婚式はどうしても希望休が通らない状況で、それでも捨て身の覚悟で休みを取りに行くような場合の策だと思うので僕はお勧めしません。

法事・法要

こちらも結婚式と同じく「冠婚葬祭」のカテゴリに入るので、希望休を出した場合は通りやすい理由の1つです。

 
たださっきも書いたように、この理由もおすすめはできません。

 
やはり結婚式と同じく人としての信用の問題もあり、話の辻褄合わせも難しいので相応の理由がない限りは使うべき理由ではありません。

 
正直なところ架空の冠婚葬祭を用意しないと休めないような会社は、そもそも今後も働き続けるか考えた方がいいです。

 
使う人はいないと思いますが、法事・法要の詳細についてはこちらのサイト「法事・法要の種類(法事とは) – お坊さん便」で詳しく書かれています。

 
またお葬式とは違い、法事や法要の場合は「それ絶対参加しなきゃいけないの?」と考える人もいるので結婚式程の効力はないことも覚えておきましょう。

希望休が通りやすい書き方

希望休を申請するために書いている人

シフト制の会社で働いたことが無い人の場合、希望休の書き方が分からない人もいると思うのでいくつか例を出しておきたいと思います。

 
会社によっては決まった形式・書式があると思いますが、ここでは単純に希望休を短い文章で申請する形を想定して例を出しますね。

 
下記の例分はメールなどで連絡する場合にも使える方法です。

※希望休をお願いする例文
 
○月○日、病院への通院のため休日とさせていただけますよう希望します。

ご迷惑をお掛けしますが、何卒宜しくお願いいたします。

 
上記の例ではまず病院への通院という明確な理由を伝え、あくまで「休みを希望する立場」で丁寧に書いています。

 
受け取った責任者側もこれなら理由が明確ですし、悪い気はしません。

 
希望休が通りやすい書き方をするには、以下の3つの点を意識してみて下さい。

  • 理由を明確にしておくこと
  • あくまで希望する立場で書くこと
  • 丁寧な言葉を選んで伝えること

 
冒頭の理由の部分を「私用で」と書いてしまう人は多く実際それで問題はないのですが、受け取った側としては「何でだろう?」と疑問を持ってしまいます。

 
また、「この日出られないので休みでお願いします。」という一方的な形にはせず、あくまで休みの希望を願い出る立場で書きましょう。

 
休みの申請を受ける側も人間なので、文面とはいえ態度が失礼だと次からの休みが取りずらくなったりもします。

 
そして何よりこれも仕事上のやり取りです。ビジネス文章として取引先に送っても失礼のないような丁寧な文章を心がけましょう。

希望休が取れない場合はシフトの代りを探す

シフトを変わってくれる同僚たち

どんな理由を使ってどれだけ申請しても希望休が取れない!

 
そういう時は正面からぶつかるのではなく、その日休みの同僚に交代してもらうのも手です。

 
いくら申請しても通らない時はとおらない。

 
同僚にその日予定が入っていないことが条件になりますが、特に用事が無ければ自分の休日と交代してもらうことで解決しましょう。

 
そもそも会社の体質上、希望の休みが通らない場合は同僚たちとあらかじめ相談しあい、お互いの休みたい日に代役として出勤する約束をしておくのもアリですね。

希望休が取れないのは法律的にどうなのか?

希望休の法律的な立ち位置

これは会社に雇用されるうえで、どういった契約を交わしているかによります。

 
希望休の場合は「法律」というより、「会社規則」に影響を受ける問題なのがその理由だからです。

 
つまり会社の規則に「運営に支障が出る場合は希望休の取得が出来ない場合もある」などの記述があれば、会社として問題はありません。

 
これが有給休暇の場合だと、法律上は会社側に拒否する権限がないため問題となります。(時季変更権という休暇取得時期の変更を行使することは可能です。)

 
希望休というのは基本的な休みとは別に「希望日に休める日もある」という程度のものなので、有給休暇と比べると曖昧な制度だといえます。

希望休と有給の違い

希望休と有給をカレンダーに書き込む

では1つ前の章でも触れた「有給休暇」とはいったい何が違うのか?

 
大まかに言うとこの2つには以下の様な違いがあります。

※希望休と有給の違い

  • 希望休 ・・・会社から定められた公休日
  • 有給休暇・・・定められた公休日以外の休暇

 
これを説明するとまず希望休というのは、「公休」と呼ばれる会社があらかじめ定めた休日の範囲で申請できる休みになります。

 
例えば月に8日休みがある場合この8日は会社が定めた公休となり、その中で4日は希望休として申請してくださいという流れですね。

公休とは一般的には土曜・日曜・祝日である。ただし、交代制勤務の職場の場合、決まった曜日が公休日になるわけではない。

引用:公休 – Wikipedia

 
対する有給休暇というのは、会社が定めた公休日以外の休暇にあたります。

 
つまり先ほどの「月に8日休みがある人」の場合で言えば、公休である8日間とはまた別に取得できる休暇ということですね。

 
また名称通り、休んでも賃金が支払われる休日という意味を持ちます。

希望休のきちんと取れる会社を探そう

希望休は「休みの希望を出してください」というスタンスなので本来は申請すれば取れるものです。

 
ただ会社によっては頑なに希望休を認めようとしなかったり、あからさまに嫌な顔をされるところがあるのもまた事実。

 
いくつかの使えそうな休み理由を書きましたが、まず職場での信用問題にかかわらないラインを自分自身で見極めてください。

 
また希望休すらきちんと取れない会社は、有給休暇なども取れない可能性は高いです。

 
これから転職を考えている人は、こういったまともに休日も取れない職場を選んでしまわないように、しっかりとした会社選びが必要です。

 
事前にしっかりと会社を調べ、きちんと休める会社を探しましょう。

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