【保存版】過労で倒れる前に必ずチェックしたい9つの症状とその原因

過労で倒れる前に知っておきたい症状
  • 残業残業の毎日で帰宅は0時過ぎ
  • ヘトヘトになりながらも翌朝にはなんとか出勤
  • 最近、体調の悪い日が増えてきた…

 
毎日残業でヘトヘトになりながらも、何とか出勤する毎日を過ごされている方は多いと思います。

 
仕事に対して真面目で意欲的な人ほどこんな無理を続けてしまいますが、現実には体と心がボロボロになり、ある日突然倒れてしまう事も珍しくありません。

 
過労による心身のダメージは、あなたのその後の人生に大きな影響を与えてしまうほど深刻なものになる可能性があります。

 
この記事ではそうならない為に、過労で倒れる前に必ずチェックしたい9つの症状とその原因について解説していきます。

あなたを過労に追い込む主な原因

過労とは働きすぎによる「身体的な疲労」と「精神的なストレス」の蓄積によって起きてしまう状態を指します。

 
規定通りの時間で仕事を終わらせ、家ではきちんと休息を取るのが理想ですが、社会人であれば「自分が何とかしなくてはいけない」というような場面も少なくありません。

 
ですがこれが常態化してしまったり度を越してしまった場合には、結果として「身体」と「心」の両面から自分自身を追いこむことになってしまいます。

 
場合によっては「うつ病」を発症してしまう危険性も否定できません。

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しかし、仕事に意欲的で真面目な人ほど大変な状況にも関わらず頑張り続けてしまい、糸が切れたかのようにある日突然倒れてしまう事例が多いのが現実です。

 
きっとこの記事を読ん下さっているあなたも、仕事に意欲的で真面目な人だと思います。

 
こういったことから働き過ぎの延長にある「過労死」に関しては、テレビなどでも度々取り上げられており、世間の関心の高さがうかがえます。

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幸いと言っていいのか分かりませんが、過労による症状にはいくつかの特徴があり、何の前触れもなく倒れてしまうことは少ないのでセルフチェックを行いましょう。

 
また、あなたの職場環境を客観的に判断する基準の一つとして、自分以外の同僚が同じような症状になっていないかなども意識しておく必要があります。

過労で倒れる前にチェックしたい9つの症状

①疲れていても目が冴えて眠れない

休息も取らずに長時間働いていればすぐに眠りにつけそうイメージがありますが、神経が高ぶってなかなか眠れないという事があります。

 
これは「入眠障害」とも言われており、仕事で神経を使っているときと同様に交感神経が働いてしまっているため、本来必要とされるリラックス状態とは真逆の緊張状態にあることで引き起こされます。

 
また、仮に眠りにつけたとしても、睡眠時間にして十分ではない3時間や4時間ほどですぐに目が覚めてしまう「中途覚醒」という症状もあります。

 
体感的には10時間はぐっすり眠れそうな疲労感と眠気なのに、目が覚めると3時間ほどしか経っていないような経験が私にはよくありました。

 
これらの症状の辛いところは「疲れているのに眠れない」というところで、何日も続くと取れるはずの睡眠時間もうまく眠れず、体力も回復しないという負のループに陥いるところです。

②会話をしていても内容が頭に入ってこない

取れる睡眠時間が限られているのに寝付けない場合、身体的な疲れをとる事はおろか脳も休息できません。

 
脳は睡眠中に記憶の固定化や毒素の排出などの必要な働きを数多く行っているため、本来であれば十分な睡眠をとることが求められます。

 
しかし、様々な要因で睡眠時間が不足すると体がだるいのはもちろん頭の回転も鈍くなってしまい、人と会話をしていても会話の内容が理解できず、うまくかみ合わないようなことが起こります。

 
分かりやすく言うと寝不足の日に感じる「意識が朦朧(もうろう)とした感じ」でしょうか。人によっては仕事での細かいミスなどが目立ち始めるかもしれません。

③細かいことにイライラしてしまう

普段は気にしないような友人からの冗談を馬鹿にされているように感じてしまったり、職場での上司からの指摘に面と向かって反論してしまうような「心に余裕がない状態」になってしまっているのが原因です。

 
特に身体的な疲労と睡眠不足に悩まされている場合には、このような余裕のない状況になりがちです。

 
無意識的に人の悪口を言っていたり、攻撃的な態度をとってしまっている場合は、トラブルのもとにもなりかねませんので注意しましょう。

④首や肩のコリがひどく姿勢が悪くなる

事務職やクリエーターなど、座りっぱなしでパソコンを使う職業に多い首や肩のコリ。
パソコンを使うとどうしても姿勢が悪くなりがちで、首や肩の筋肉に負担がかかることが原因になります。

 
これは長時間、同じ姿勢でいることが体の血行を悪くしていることも原因として挙げられますが、長時間労働による健康障害としての側面も無視できません。

 
普段から無意識で自分の首や肩を叩いたり揉んだりしていたら注意が必要です。

⑤ひどい頭痛に見舞われる

これは普通の頭痛とは違い、頭の側頭部を何かで締め付けられるような痛みを伴う「緊張型頭痛」と言われるものです。

 
例えるなら、西遊記に出てくる孫悟空の頭の輪っかで側頭部を締め付けられているようなイメージですね。

 
ストレスによる首や頭の筋肉の緊張が原因で起こることが多く、同時に首や肩などの筋肉のコリや眼精疲労などを併発することもあります。

⑥街頭やライトなどの光をまぶしく感じる

これは自律神経失調症の症状の一つで、瞳孔の調節が適切に出来なくなることで起こります。

 
通常は瞳孔が収縮して目に入る光の量を少なく調整してくれますが、自律神経失調症になり瞳孔が開きっぱなしになることで、光をまぶしく感じてしまうというメカニズムです。

 
過剰なストレスが原因になることが多く、調整機能を失っている場合は職場での蛍光灯や街灯など、普段見ていてもなんともないような光を見るだけでもまぶしく感じるかもしれません。

⑦耳鳴りがする

これは音楽家が患うような難聴の類ではなく、急に耳が詰まったような感覚に陥った後に「キーン」といった高音の耳鳴りがします。

 
私自身、それまで耳鳴りの経験はありませんでしたが、ある日を境にこの耳鳴りが頻繁に起きるようになってしまいました。

 
検査の結果、鼓膜などに問題はないため自律神経の乱れによる耳鳴りと診断されましたが、時間帯を選ばず耳鳴りがするので煩わしかった覚えがあります。

 
疲労やストレスによって、自律神経のバランスが崩れているサインと言ってもいいかもしれません、

⑧食欲不振になってしまう

これは自律神経の不調の一種で、交感神経(ストレスを感じ緊張している状態)が常に続くことで食欲が抑えられてしまい、日常的に食欲不振にに陥ってしまいます。

 
ダイエットをしていないのにげっそり痩せている人の特徴として、「過剰なストレス」が挙げられるのにも納得がいきますね。

⑨好きだった趣味などを楽しめなくなる

誰にでも、仕事を始める前からずっと好きだった趣味や楽しみがあるはずです。

 
ですが、楽しかったはずの趣味が楽しめなくなっていたとしたら、うつ病の症状の一種でもある「意欲の低下」が起きている可能性があります。

 
これは趣味に限らず、友人と遊ぶことでも遠出をすることでも構いません。

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今まで楽しみだった趣味を楽しめているか、人と会って交流することを積極的に行えているかどうかなどをチェックしてみましょう。

 
「意欲の低下」は気分障害とも言われ、気分を高揚させたり人と笑いあったりすることが億劫になり、あらゆることに興味がなくなったり無関心になるという傾向があります。

過労で倒れる前に自分自身と向き合う

仕事をする上で、ある程度の「つらさ」は覚悟しなければいけません。
ですが、度を超えた長時間勤務やストレスに真面目に向き合っていては、体がいくつあっても足りないんです。

 
疲労やストレスは一定以上積み重なってしまうと、症状が常態化して感覚的に麻痺してしまい、心や体が危険な状態にあっても放置してしまう事です。

 
あなたはそれでも無理を続けるかもしれません。

 
ですが、会社の仕事はいざとなれば上司や新入社員が入って代わりにやることが可能です。これはどんなに優秀な人が離脱する場合でも例外はなく、人が抜けても会社はうまく回っていくものです。

 
ただ「あなたの人生において、あなたの代わりを出来る人」というのは他にいません。

 
病気になって体が動かなくなる前に、自分にとって最適な道を模索しましょう。

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