どこへ行っても仕事ができない人によくある3つの傾向と2つの問題点

どこへ行っても仕事ができない人

「どこへ行っても仕事ができない」と思い悩み、何度も転職を繰り返すのはつらいですよね。

 
もしこういう人がいたら誤解しないで欲しいのが、どんな職業・職種に就いても同じ結果になる訳ではないと言うことです。

 
前の会社に転職回数が5回と多く、仕事ができずにすぐに辞めてしまった後輩君がいました。

 
ですが次の会社では何かが上手くはまったらしく、仕事も順調で今でも辞めずに長続きしています。

 
つまり「今の職場で仕事ができない」というのは、単純に仕事の能力だけの問題ではないんですね。

 
もちろんミスをしないよう集中して業務にあたることや、仕事について理解が足りない部分があれば確認するなどの努力は必要ですよ。

 
ただそれ以外の「適性」や「環境的な要因」も大いに関係してきます。

 
この記事ではそんな、どこへ行っても仕事ができない人によくある3つの傾向と2つの問題点について書いていきます。

どこへ行っても仕事ができない人によくある3つの傾向

仕事が出来ない人の傾向

いつも自分だけを責めすぎる

記事冒頭でも少し触れましたが、仕事ができないと認識した時に考えられる原因は複数あります。

 
ただそこに目を向けずに「自分に能力が無いからだ・・・」と自分を責めすぎてしまう人が非常に多いんですよね。

 
例えば入社して数カ月であれば誰でもミスはありますし、上司の教え方が分かりずらかった可能性もあります。

 
こういう場合、単純に経験値がまだ足りてないだけだったり教育係との相性(運)が悪かったという見方が出来ますよね?

 
仕事で失敗した時に一歩引いた見方をせず、すぐに自分を責めるようだと自己評価が落ちていくばかりで仕事が怖くなるだけです。

仕事を辞めるのが早すぎる

これは「自分だけを責めすぎる」という項目の続きになるんですが、仕事に見切りをつけて辞めるのが早すぎる人が多いです。

 
どんな仕事でも最低3ヵ月~半年ほどやってみなくては覚えられませんし、適正があるかどうかの判断も難しい。

 
仕事ができない状態が続くと、同僚から冷遇されたり対応も悪くなるので分からなくはないです。

 
ただあまりにも勤務期間が短いと、自分の能力不足・職種が合っていない・職場環境が良くなかったなど原因の特定が出来ないんですね。

 
そうなると結局、次の仕事選びや新しい職場での立ち回り方などに何一つ生かすことが出来ません。

 
長く勤められる仕事を探すにあたって、必要な経験を何一つ得られないまま職場だけを転々としてしまうんですね。

経験値が貯まらないから自信がない

そうこうしながら仕事を転々としていると、結局何の経験値も貯まっていきません。

 
仕事自体の技能的な部分はもちろん、人間関係における対応の仕方など仕事に必要なすべての経験値が不足する訳です。

 
そうすると下記の様な負のループに陥ってしまい、簡単には抜け出せなくなってしまうんですよ。

何も身に付いてないうちに辞める
   ↓
自分に自身がつかない
   ↓
次の仕事もミスを繰り返す

 
仕事ができないと思い込んで自己評価が低いままなので、余計に立て直しが難しいはず。

 
やはり「何故この仕事ができないのか?」ということを分析するためにも、ある程度の期間はがんばって経験を積む必要があるんですね。

 
ある程度の期間は辞めずに経験を積むことで、初めて光が見えてくるんです。

どこへ行っても仕事ができない人によくある2つの問題点

仕事に失敗する人の問題点

仕事に対する向き・不向きを考えていない

これがいわゆる「仕事の適正」というやつなんですが、ここを考えずに仕事を選んでいる人が本当に多いです。

 
最低でも2~3つくらい職業を経験したことがあれば、頑張らなくても上手くできたことや、どうやっても苦手だったことなどが必ずあるはずです。

 
その大事な経験を仕事探しに活かせるかどうかが重要なんですよ。

 
仕事の適性に関しては「自分に向いている仕事がわからない時の考え方と対処法」という記事で詳しく書いているので参考にしてみて下さい。

 
こういった小さな向き・不向きを見逃さずに記憶していれば、次の仕事を選ぶ際の判断材料として十分機能します。

 
自分の経験から得られた向き・不向きのフィルターを通すことで、わざわざ苦手な仕事を選ぶ可能性はぐんと減りますよ。

次の職場(会社)をきちんと選んでいない

向き・不向きをきちんと認識するのは、選ぶ仕事の職種を間違えない為の行動です。

 
ただこれだけではまだまだ不十分。

 
記事冒頭でも少し触れましたが、仕事の適性と同じくらい重要なポイントに「環境要因」という言葉を挙げました。

 
これは職場の雰囲気などに代表される会社の環境です。

 
いくら自分の適性に合った仕事を選べても、社員を教育する気が無かったりギスギスした職場だったりすれば結局仕事は上手くいきません。

 
“まともな会社で働きたい人”が入社後に後悔しない会社を見抜く方法」という記事で詳しく書いていますが、今時はこういった企業の内情も調べることが可能です。

 
これをやらない人が本当に多いんですけど、事前調査もせずに会社決めるなんてギャンブル以外の何ものでもありません。

 
少しでも良い環境の会社に入れれば、それだけ仕事にも集中できますし結果的に長く勤められる可能性はぐんと高くなります。

落ち着いてミスを失くし、きちんと考えることが重要

ここまで、どこへ行っても仕事ができない人によくある3つの傾向と2つの問題点について書いてきました。

 
どこへ行っても仕事ができないと感じている人は、とにかく焦らず落ち着いてミスを失くすことです。

 
「また失敗しちゃった。やっぱり私、仕事出来ないな・・・。」で終わっちゃいけないんですよ?

 
上手くいかなくて苦しい時期があっても、辛抱しながら黙々と仕事をして経験値を積むのが鉄則です。

 
それでも思うようにいかない事はあるでしょう。

 
もしどうしても我慢できずに仕事を辞める時は、自分の適性を考えて職種を絞り環境の良い職場を調べることを忘れないでください。

 
「どこへ行っても仕事ができない」と思っている人は、自分にマッチする職業・職場に出会えていないだけなんです。

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