- 自分の許容量を超えてしまってもう限界
- 何もかも投げ出してしまいたい
- 最近では心身の不調が目立つ様になってきた…
自分の許容量を超えてしまい、糸が切れたかのようにやる気も気力も失ってしまうようなら、それはキャパオーバーかもしれません。
真面目で気を遣いすぎる人ほどなりやすく、そのまま放っておくと「うつ病」などの心の病に発展することも多々あります。
この記事では、キャパオーバーになってしまった時に使える5つの対処法について解説していきます。
目次
キャパオーバーの意味
キャパオーバーとは、「キャパシティー・オーバー」の略で”受け入れられる許容量を超える”という意味があります。
仕事でのキャパオーバーは、終わっていない仕事が山積みなのに他の仕事が舞い込んできて、自分の限界を超えてしまうといった状況で使われます。
仕事の抱えすぎ以外での使い方としては、施設の収容人数などを表す際に「会場のキャパシティをオーバーしている」といった使い方が一般的です。
キャパオーバーになりやすい人
責任感が強くて真面目な人
普段から責任感が強く、真面目な人ほど完璧を求めるため手を抜くことができません。
これは仕事をする人間の考え方としては良い事なのですが、膨大な量の仕事を目の前にした時に上手く切り抜けることができなくなります。
そんな状態に在っても真面目にすべての仕事をこなそうとするあまり、仕事はどんどん滞ってしまい最終的にキャパオーバーになってしまいます。
頼まれたら断れない人
一度頼まれると「No」と言えない”断れない人”は、あれよあれよという間に仕事が増えていきます。実際に上司から頼まれれば断りにくい仕事もありますが、それらをすべて受けていては自分の仕事が出来ません。
ですが”断れない人”は自分の仕事の終わりも見えてないのに安請け合いをしてしまい、キャパオーバーになってしまいます。
⇒上手くかわせない?仕事を押し付けられる人の特徴と身を守る為の対策
周囲に気を遣いすぎる人
周囲に気を使いすぎる人は、自分が先に仕事を終えてしまうと何だか悪いような気がして他の人の仕事を手伝ってしまいます。
自分に仕事の能力があるからこそ早く終えられるのですが、これに対して罪悪感を感じてしまいます。
自分の仕事が終わっているからと他人の仕事にまで手を出してしまえば、周囲からは「手伝ってくれて当たり前」という目で見られることになり、自分を苦しめることになります。
自分の仕事を他の人に振れない人
これは”責任感が強くて真面目な人”にも共通しますが、自分の仕事を上手く振れない人です。誰だって仕事が追い付かなくなる時はあるので、同僚や後輩に上手く仕事を割り振ることができればいいのですが、真面目な人はこれが出来ません。
自分に業務が集中しているときは「悪い」などと思わず、必要なタイミングで仕事を割り振らなければあっという間にキャパオーバーになってしまいます。
キャパオーバーにならない為にはどうするか
仕事を抱えすぎない
キャパオーバーにならない為の方法としては、自分がやっている仕事を優先してそれ以外の仕事を引き受けないことが一番の予防法になります。
この方法なら、自分の仕事さえこなせる力があればキャパオーバーになる確率はかなり低いからです。
しかし、現実的には本人の性格的な問題や、上司から仕事の依頼などキャパオーバーにつながる様々な要因が存在します。
ここからは、キャパオーバーになったときの対処法をご紹介します。
キャパオーバーになったときに使える5つの対処法
①抱えている仕事量が多くないかを再確認する
まず、気持ちを落ち着けて自分が抱えている仕事の量をもう一度把握しましょう。
あなたが仕事の出来る人である場合、普通の人では到底こなせないような量が割り振られていることも十分あり得ます。
また、こういった作業を行う事で改めて仕事のやり方や進め方を見直すことができるため、仕事の効率化が図れます。
②上司や同僚に助けを求める
キャパオーバーしていることを上司や同僚にきちんと説明して、協力を求めましょう。
周囲にあなたの状態がきちんと伝わっていれば、負担が減るように仕事の割り振りを調整してもらえたり、余計な仕事の依頼もなくなります。
自分の状態を周りに知ってもらう事で、周りからのフォローも受けられますし、一人で抱え込んでいた時に比べて気持ち的な負担が違います。
③きちんと休息を取り、生活にメリハリをつける
睡眠や休息を十分にとり、心と体を十分に休めることを心がけましょう。
日頃から生活リズムをきちんと整えることで、日々のやる気や集中力アップします。
キャパオーバーになっていると仕事を家に持ち帰るのが当たり前になり、休日まで仕事のことを考えてしまう事も多くなります。
ですが、メリハリをつけて身体を休めないと疲れもとれず効率も悪くなる一方です。
働くときは働く、休むときはきちんと休むという形で、メリハリをつけた生活をしましょう。
⇒仕事のことが頭から離れない人必見!メリハリのある休日を過ごす方法
④その場からいったん離れて冷静になる
キャパオーバーになっているときは、気付かないうちにパニック状態に陥っています。
休憩所や屋上など、いったん冷静になって物事を考えるためにその場を離れてみましょう。
場所を変えて冷静になることで、効果的な解決策が見つかるきっかけにもなります。
⑤気分転換をする
キャパオーバーになると、車の運転と一緒でどうしても近視眼的になり目の前の事しか見れなくなる傾向があります。
そんな状態のときはいったん気持ちを切り替えるために外に出てみましょう。
お昼の休憩などほんの10分程度でも、外の空気を吸いながらウォーキングをすることで気分転換ができます。
キャパオーバーを放っておくと「うつ病」になる?
キャパオーバーは許容量を超えている、つまり限界の状態が続くことを意味します。
当然ですが精神的にも肉体的にも疲弊してしまいます。
そういった状態を長期間放置していると「うつ病」に発展することもある為、自覚症状がある場合には早急な治療と職場の体制改善が必要になります。
自分自身の許容量を超えていると判断した場合は、上司や同僚に助けを求めたり心身を休めるなど早めの対応をしていきましょう。