求人情報に踊る「年間休日115日」の文字。
えっ、嘘、この仕事休み多くない!?あれ、でも休みの内訳分からないな。少ないのかなぁ・・・?
そう、この年間休日115日は会社規模によって判断が異なる、とても微妙なラインにある年間休日なんですね。
そして何より知ってほしいのは、思わぬ落とし穴が存在する年間休日数でもあると言うことです。
具体的な内容については記事の中で触れていきますが、年間休日が115日だからと言って安心してはいけない。
この記事ではそんな、年間休日115日は少ない?多い?気になる内訳と注意すべき落とし穴について書いていきます。
目次
年間休日115日は少ない?多い?
あなたがこの年間休日115日を見た時に、どちらかというと「多い」と感じたと思います。
やはりカレンダー通り休める年間休日120日にかなり近いというのが理由の1つでしょう。
それか今までの会社がブラック的なところで、休日が少なすぎたかのどちらかですね。
記事冒頭でも書きましたが、年間休日115日は会社の企業規模によって多い・少ないの判断が変わってきます。
どういうことなのか具体的に言うと中小企業だと多い方、大企業だと少ない方という見方が出来るんですね。
- 中小企業だと多い
- 大企業だと少ない
中小企業の場合は本来十分な休日を取れるだけの体制が無いことがほとんどですから、その中で年間休日115日と言うのは多い方です。
また大企業の場合だと年間休日120日が基準であることが多く、会社によってはもっと休めるところもあるため少ない方になります。
このように年間休日115日は企業の規模によって、その判断が分かれる微妙な境目にある休日数なんですね。
年間休日115日の内訳イメージ
気になっている人も多い年間休日115日の内訳ですが、さっそく分かりやすく解説していきますね。
まず年間休日115日は週休2日+祝日休みだと成立しません。厳密に言うと少しオーバーしてしまいます。
何故かというと1年間は52週で構成されているため週休2日だとそれだけで104日、祝日は年間で16日ほどあるので合計120日になるから。
もっというと年末年始やお盆・gw(ゴールデンウィーク)などもあるため、完全に週休2日ではないし祝日も必ず休みだとは限りません。
ここまでの話をまとめた公式が下記になります。
後述しますが、年間休日115日の会社では土曜出勤が少なくありません。
平日に祝日がある週は土曜出勤をして調整したりしてるんですね。
ただ休日内訳に関しては企業によっても差があるため、あくまで参考になります。
年間休日115日は「土曜出勤あり」が多い
前の項目で触れた通り、年間休日115日の会社には内訳にあるような「土曜出勤」のある会社が多いです。
これは内訳でも書いた通り、休みの調整をするための休日出勤の様なものですね。
実際に年間休日が115日の求人を見てみると、「年に○回、土曜出勤日あり」と書かれている求人を見かけたことはありませんか?
ただこの土曜出勤はいわゆるブラックな会社のそれとは異なり、あくまで休日の調整をして行われているものなのでそこまで警戒する必要はありません。
年間休日115日には落とし穴がある
さぁ、そんな年間休日115日ですが記事冒頭でも書いた通り気を付けるべき点があります。
それは大抵の人が「どちらかと言えば多い」という認識を持つ年間休日数ゆえに、そもそも嘘として求人を出している企業がいると言うことです。
ここは年間休日115日と書いてあったのに、実際には100日しかなかったというようなイメージで結構です。
例えば年間休日が少ない会社なら、みんなきちんと会社のことまで調べます。騙されたくないですからね。
ただ年間休日で115日もあれば油断してきちんと調べない人が本当に多い。これが年間休日115日の最大の落とし穴です。
この事実を裏付けるような、年間休日115日に対する世間の声がありましたので掲載します。
年間休日115日に対する世間の声
年間休日115日とか書いてて(確か旦那が入った時は105日とかだった気もするけど)
でも数えたら夜勤明けの半日休みを休日にカウントしても100もないし。
土日出た代休を有給使ってんのか長期休みに有給あててんのか知らんけど有り得ん…その上バカみたいな出張入れてきてるし社畜乙…って感じ。
— タキツム (@taki127) 2018年7月4日
就活の時に「年間休日115日」ってリ●ナビに明記されててそれを信じて入社したのに、いざ入社してみると車内カレンダーの年間休日105日だった弊社の話する?
— 女医ちゃん (@sekiyu157) 2018年4月28日
今働いてる会社の求人票との違い😊
ちなみにハローワーク経由で見つけました。
月一回土曜出勤→2、3回出勤
年間休日115日 →そんなに無い
月平均残業時間約10時間→もっとある
残業代出ます→一切出ませんこれだけ嘘つかれたら信用できないんだよな?( ??? )
— よしこ (@re_battlecry) 2016年10月16日
年間休日115日
休日は会社カレンダーによる実際
休み週ゼロ
休みの日も「自主出勤」扱いで出社給料は出ない。
1日20時間いるのにタイムカードは8時間しか記録されない就職した知人は虫歯でも歯科行けず半年後に会ったら前歯抜け落ちてた#ブラック求人あるある
— ToMoS@迷軍艦に乗ろう (@ToMOS2525) 2016年10月15日
年間休日115日の会社でも疑ってかかるべし
年間休日115日の求人に応募してみたいという人がいたら、僕は大賛成です。
欲を言えばきりがありませんが、このご時世で言えば決して悪い数字ではありません。
人生を充実させるためには必要な休日は、正直多ければ多いほどいいというのが現実ですからね。
ただこの記事でも書いた通り、 十分な年間休日を開示しておきながら「実は全く違った・・・」という落とし穴もある。
年間休日115日の会社だからといって安易に信用せず、企業が嘘を言っている可能性も考えながら求人を探すことが大事です。
今はこういった求人による企業の嘘を見抜くために、会社の事前調査を行うことが簡単に出来る時代です。
企業の嘘に騙されて後悔しないためにも、応募先の会社は必ず下調べを行いましょう。