- 人見知りがひどくて仕事が上手くいかない
- 職場の人とうまくコミュニケーションが取れない
- 人見知りでも務まる仕事はあるんだろうか…
こういった人と接するのが苦手で、コミュニケーションが上手く取れない人は少なくないですよね。
誰とも関わらないで出来る仕事は皆無に近いため、なるべく人と接する頻度が少ない仕事を探すことしか出来ません。
でも実は人見知りの人に向いている職業というのはちゃんとあるので、そこさえきちんと押さえておけば問題はないんですよね。
人によっては仕事中のコミュニケーションは取れても、「休憩時間の雑談に耐えられない…」なんてこともあるはず。
そういう人ほど人見知り向けの職業を知って、きちんと就いておきたいですよね。
この記事では、そんな人見知りや口下手の人に向いているおすすめの仕事について解説していきます。
目次
人見知りの人に向いている職業
製造業・工場仕分け
これは工場での仕分けなど、いわゆるライン作業の仕事です。
内容としては主にベルトコンベアなどから流れてくる商品を仕分けたり、商品に対して加工作業を行う仕事なので、基本は自分の持ち場で一人淡々と作業をするイメージです。
仕事中は皆自分の持ち場に集中しているので会話をする必要もありませんし、話すのが苦手な人にはピッタリかもしれません。
仕事内容的にも決まった内容・工程を繰り返すことが多いので、一度仕事のやり方を覚えてしまえばあとは自分のペースで進められるのもライン作業の良いところです。
他にも昼のシフトと夜のシフトがあったりと、勤務時間の幅も広いシフト制なので自分にあった働き方を選べるのもこの仕事の利点です。
警備員
これは施設警備と言われる、施設内での警備の仕事です。
具体的な内容としては施設内の巡回警備や防犯カメラのチェックなどが中心となりますが、1度仕事を教わってしまえば単独で職務に当たるので対人ストレスがありません。
また、この仕事を選ぶ人の特徴として「対人ストレスの少なさ」を理由にしている人が多いため、プライベートのことなどを詮索してくる人が少ないのも特徴です。
人によっては暇に感じてしまうかもしれませんが、人見知りの人でもストレスなくできる仕事と言っていいでしょう。
ポスティング
ポスティングはダイレクトメールやチラシなどを指定された地域の家庭に投函する仕事です。
基本的には会社の事務所などにチラシを取りに行くか、もしくは自宅に送ってもらい自転車やバイクなどを使って配っていくスタイルになります。
人との接触と言えば事務所にチラシを取りに行くときか、投函先の住人の方と会ってしまうときくらいなので業務中はほとんどないと言ってもいいでしょう。
基本的な挨拶レベルのコミュニケーションが取れれば問題なく仕事ができ、自分のペースで効率よく働けるので話下手でも安心して仕事ができます。
ITエンジニア
プログラマーは基本的にPCに向かって延々作業をしていくのが仕事なので、ある意味人見知りの人にも向いている職業と言えるかもしれません。
営業などとは異なるので基本的には外に出ませんし、社内でも最低限の業務連絡を怠らなければ問題なく仕事をしていけます。
ただいきなり目指すには難易度の高い仕事ではあります。専門技術が必要ですからね。
IT系の仕事はプログラマーに関わらず黙々と作業するパターンが多いため、無口な人も比較的多い印象ですね。
営業職
人見知りの人に向いている職業、最後は営業職です。
営業職?無理無理…。と思う方もいるかもしれませんが、実は成功している営業職の方に人見知りの方が意外と多いんです。
世間一般では「営業職=口が達者で行動的な人」をイメージしますが、売り込まれるお客様側からすると、これは必ずしもいいこととは限りません。
何故かというと激しい売り込みに負けてしまう人や、上手く言いくるめられてしまうお客様が一定数いるからなんですね。
そこに行くと人見知りの人は性格的に小手先のテクニックなどを使わず、売り込み過ぎない姿勢から信頼されて商品が売れることがあるという事です。
実際に自分がセールスされることを考えても、口達者な人は無理やり買わされそうで嫌ですよね。
これは人見知りの特徴が功を奏したパターンですが、こういった意外な道もあるという意味で最後にご紹介しました。
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人見知りとは
大雑把にまとめてしまうと世間では「人見知り=人付き合いが苦手な人」という印象を持たれてしまいがちですよね。
ですが初対面の人と打ち解けるのが苦手、相手に合わせて会話のキャッチボールができないなど、人見知りにもいくつかのパターンがあります。
打ち解けるまでに時間がかかるだけで、仲良くなれば円滑にコミュニケーションをとれる人も実際には多いものです。
ここから人見知りの人に向いている仕事を知る上で、ちょこっとだけ人見知りの人にありがちな「6つの人見知りあるある」を見ていきましょう。
※「いいよ!そんなの分かってるよ!」という方は飛ばしてしまって下さいね。
人見知りあるある
初対面で上手く話せず、どもってしまう
人見知りの人が最も苦手とする初対面の相手とのコミュニケーション。
良く思われようとするとガチガチになってしまい、思わずどもってしまう事もありますよね。
これはちょっと駄目な考えですが、相手側が質問上手な方だとキャッチボールのきっかけを作ってもらえるので救われた気持ちになりますよね…。
誰かと協力するのに慣れていない
人見知りだと人と接触することを避ける傾向があるので、自然と単独行動を好むと思います。
なので職場などで突然「ペアになってやってください」など他人と協力しなくてはいけない状況になってしまうと、慣れていない為に上手くいかないことが多々あります。
人前で自分の意見を言うのが苦手
人見知りタイプの人は目立ちたくない・注目されたくないという引っ込み思案な性格の人が多いので、意見を言わないといけないような状況になると困ってしまいます。
結局、自分の意見というよりは「どうすれば角が立たないか」を考えてしまいます。
職場の飲み会やイベントでのコミュニケーションが億劫
人見知りの人は警戒心が強いので、あまり自分のことを話したがりません。
ですがこういった職場などの飲み会の場では、個々のプライベートに関する話題があがるため自分の話もしなくてはいけないのが辛いですよね…。
私は事前にQ&Aリストを作成して参加していたくらいです。
接骨院や美容院などにいくと会話で消耗する
美容院や接骨院でのコミュニケーショントークが苦手な方は絶対にいると思います。
私はこれがとても苦手で、髪を切っている間や施術中に寝たフリをしながらずっと緊張しています…。
美容師さんからしたら会話することもサービスというか仕事の一部なんでしょうけど、いろんな質問が飛んでくるので返答を考えるのに疲れてしまいますよね。
仕事の休憩時間の雑談がつらい
昼食の休憩などは他愛もない話をしたりするものですが、これが人見知りの人にはつらいはずです。
狭い休憩スペースに相手と自分だけになったら「何か話さなきゃ」と緊張して焦りますが、結局は気の利いた話しも出来ず一人気まずい思いをする毎日。
そんな時は何も調べてないのに難しい顔をしてスマートフォンを見つめてしまいます…。
人見知りでも活躍できる仕事はたくさんある
人と接するのが苦手で悩んでいる方は「コミュニケーションが取れないと駄目だ」と思い込んでいる人が大半だと思います。
ですが実際には製造業や警備員、プログラマーなど人見知りや口下手の人でも問題なく活躍出来る仕事は存在しています。
こういった方々は”人見知りである”という自分の特徴を十分に理解したうえで、自ら職種を選んでいるからこそ快適に仕事が続けられると言っていいでしょう。
自分が人見知りや口下手である事をいったん受け入れた上で、活躍できる仕事を探していきましょう。