- 職場では常に誰かの陰口が飛び交っている
- 陰口・悪口についていけなくてもう辞めたい…
- どこの職場でもこんなに辛い目に遭うものなの?
隙あらば陰口を言われるような職場に入ってしまい、こういった悩みを持っている人は少なくありません。
実際に「自分は陰口なんて言いたくない」「人の陰口になんか加わりたくない」と思っていても、同意を求められたリ自分が標的にされることもあります。
他の人が陰口を言われているのを聞いていると、思わず「自分も言われてるんだろうな…」と想像してしまいますよね。
相手に非が無い場合でも、自分の心の傷やコンプレックスを癒すために陰口や悪口を言う人も多いので、簡単に解決できないのがつらいところです。
この記事では職場の陰口についていけない人が、つらい悪口を気にしない為の対処法について解説していきたいと思います。
目次
陰口・悪口を気にしない為の対処法
①何度も思い出して考えたりしない
自分の陰口を言われていると分かった時は、「なるべくそれ以降考えない」ということを意識しましょう。
誰でもそうだと思いますが、一度でも”自分が悪口を言われている”という事実を知ってしまうと、疑心暗鬼になってしまうものです。
簡単に言うと”人間不信”のような状態ですね。
例えば自分とは全く関係のないことを誰かが話していても、「私のことなんじゃないか?」「何を言われているんだろう?」と考えてしまいがちです。
この状態がエスカレートしてしまうと、精神的に参ってしまい退職に追い込まれてしまう可能性すら出てきてしまいます。
仕事は生まれも育ちも違う人間が集まっているので、「これだけ人がいれば多少はこういう事もあるよ」くらいに考えましょう。
「これが出来たら苦労しないんだよ!」という意見は重々承知しています。
ですが根本的なものの考え方として、ネガティブな内容は繰り返し考えないというスタンスは重要です。
②「これもお金の為だ」と単純に割り切る
自分や同僚に対する陰口に参った時は、「陰口を含む人間関係も仕事のうち」と割り切るのも手です。
仕事はどうしても実作業の部分にだけ目がいってしまいますが、陰口が好きな人たちへの対応も込みで考えると、気持ち的に少しは楽になれます。
職場の人たちは自分の家族や親族、友達などとは違い”仕事をするためだけに一緒にいる人たち”なので、常に仲良しで分かりあっている必要はありません。
つまり家族や友人と同じように、1人の人間として期待しない事です。
もちろん陰口や悪口などが無いような職場であれば、信頼しあえて長い付き合いをするような人は出てきますよ。
ですがそうでなければ、お互いに辞めたら連絡を取らなくなる位の関係なはずです。
決して相手に期待せず、「仕事で会う人」くらいに割り切れれば、何を言っていてもほとんど気になりません。
③毅然とした態度を取る
自分が陰口を言われていると分かった時は、毅然とした態度を取ってみましょう。
相手に分かるように陰口を言う人は、必ずあなたの反応を見て楽しんでいます。
ここで相手が望んでいる反応は、「おどおどしてしまう」「動揺してしまう」といった、陰口によってあなたがダメージを受けている反応なんですよね。
そこを逆手にとって、堂々とした態度で振る舞えば相手も調子が狂います。
これは男女問わずですが、何を言われても動じず堂々としている人に対して陰口や悪口が続く事はありません。
何を言っても響かないと分かっている相手には、人間手出しをしないものです。
この事実から考えると、あなたは周りから少し舐められている可能性もあります。
④陰口を言ってくる相手の心情を理解する
これは自分がスッキリしない少し大人なやり方ですが、相手の抱える問題を理解し哀れむことで気持ちを落ち着けましょう。
陰口を言っている職場の同僚は、基本的に何らかの問題を抱えています。
抱える問題は心の傷であったり劣等感など様々ですが、陰口や悪口を言うことによって、自分の精神的なバランスを保っている人がほとんどです。
こちらからすれば、相手の勝手な都合で迷惑をかけられる訳なのでたまりません。
ですが、相手の見方を変えると「人の陰口でも言わないとやっていられないような人生なんだな…」と捉えることも出来ます。
もし相手に自分を大事にしてくれるような伴侶や恋人、友人、没頭できる趣味などがあればこんなことは起こりません。
それだけ恵まれていれば、職場の雰囲気を壊すようなことに時間を使っている余裕はないからです。
⑤自分の良い所を振り返り自己評価を下げない
自分への陰口に気が付いてしまうと、よほど気が強い人でない限り自分の評価を下げてしまいます。
いわゆる「自己評価」と言うやつですね。
この自己評価を下げてしまって自信を失うのだけはやめましょう。
陰口のほとんどが相手方の都合で勝手に言われていることなのに、それを真に受けて自信を失くしてしまうのは本当に危ないです。
実際にそれまでは快活で明るい性格だった人が、一度こういった陰口に悩まされて自信を失うことで、性格自体が変わってしまうことも多いからです。
つまらない相手のために、自分の人生を変えられてはいけません。
自分の陰口を言われていると分かったら、すぐに自分の良い所を振り返り頭の中で繰り返しましょう。
家族や友人など、身近な人間から褒められている”あなただけの長所”がいくつもあるはずです。
それを1つ1つ思い出し、陰口に負けないくらいに自分を肯定してあげることで、初めて陰口や悪口に動じない強い意志を持つことが出来ます。
陰口・悪口の多い職場で生き残るには
①自分の私生活を無駄に話さない
陰口や悪口の標的にならない為には、職場で自分の私生活を無駄に話さない事です。
女性の多い職場では特にそうですが、どんな些細な事でも誰かの嫉妬の対象になってしまう可能性があるからです。
例えば「流行りのお店で食事をした」「昔から欲しかったものを買った」など、どちらも他愛もない話ですが、これが出来ない人にとっては当然嫉妬の対象になってしまいます。
こういった「良いこと・幸せなこと」に関しては、基本的に周りに離さず自分ひとりで楽しみましょう。
出来ることなら、同僚の私生活に対する不満に「私もそうですよ」と同調してあげるくらいがちょうどいいです。
例え本当はそうでなかったとしても、相手は共感してもらえたと思いますし敵を作ることはありません。
②陰口や悪口には同意せず受け流す
陰口が好きな人は、周りにいる人も巻きこもうとするため同意を求めてくる場面もあると思います。
そういう時には同意することはせず、受け流してしまいましょう。
話を振られた時に、うっかり「そうかもしれませんね」と同調してしまうと、後々になって「あの人も言ってたよ」と言われてしまい、共犯扱いされてしまうこともあります。
こういった場合は、同意はせず適当に返事をしておくのが一番です。
とにかく相手の発言に同意しない形で、「はぁ…」「そうなんですか…」「どうでしょう…」などひたすら受け流していきましょう。
こっちが相手にしないと分かると、相手もつまらないので話を振られることも減ってくるはずです。
③相手に直接言い返したりしない
よく「陰口を言われたら相手に直談判しよう」という意見を見かけますが、これはやめた方が無難です。
そもそも陰口を言う人はひねくれ者が多いので、直接「陰口とか言わないでくださいよ」と文句を言っても、「言ってない」などと言って逃げられるからです。
ここでまともに取り合うような人間なら、普通に考えて最初から陰口とか言いませんよね。
それどころか、相手が職場で権力を持っているお局の様な人だった場合、余計に陰口や悪口がエスカレートする可能性すらあります。
「私はこうしてやり返した!」的な武勇伝はよく見かけますが、ほとんどが脚色されていますし、本当かどうかも分からない情報です。
変に影響されて下手な行動に出ることはせず、相手が自分から興味を失ってくれる機会を待ちましょう。
上司への相談は正直あてにならない
相手の陰口が度を越している場合や、自分ではどうにもできない時は上司に相談するという手があります。
現に上司には職場の監督責任もあるでしょうし、人間関係が上手くいかないことで仕事に支障が出るとまずいため、話を聞いてくれる可能性があります。
頼りになる上司であれば、問題解決に動いてくれて陰口を言う人にも何らかの処分が下ることもあるでしょう。
ただ中には陰口を言っている相手より力の無い上司や、面倒なことには首を突っ込みたがらない上司もいるため、100%信じて頼りにするのはやめたほうがいいでしょう。
上司だからと言って必ずしも力があったり、問題を解決してくれる訳ではないですからね。
もし解決策がなくてどうにもならない時は、上司の上司に掛け合ってみるとすんなり話が進むかもしれません。
ただ直属の上司のメンツを保つためにも、一度上司に相談してみてからの方がこの方法は無難と言えます。
必ずしもそんな職場ばかりではない
職場の陰口には、毅然とした態度を取って気にしないことが一番です。
決して他人の悪口には加わらず、自分が何か言われている場合は相手が興味を失うまで待ちましょう。
ただ社会人になってから初めて入った職場や、転職先でこういった職場に当たってしまうと「どこへいってもこんな職場ばかりなのか…」と希望を失ってしまう人もいると思います。
陰口はひどいのに表面上は仲良くやっているような職場だと、それこそ人間不信になりそうですよね。
程度の差こそありますが、世の中必ずしも陰口や悪口に悩まされる職場ばかりではありません。
あなたがいま陰口を言われて悩んでいる会社は、400万社程度(※総務省調べ)と言われている日本の会社のうちの1つか2つです。
まともな職場はたくさんありますし、あなたに合う会社や同僚にもどこかで巡り合えるはずです。
今回は「ハズレ」を引いてしまったな…。くらいに思ってください。
あなたは悪くありません。
たまたま出会った人間の陰口のために、精神を病んでしまうのだけはやめましょう。