人間関係が辛いなら転職?これが解決法として正しいたった一つの理由

人間関係がつらい時は転職を選択してもいい
  • 先輩からいつも冷たい態度を取られる
  • 最近は陰でコソコソ悪口を言われるようになった
  • 職場の人間関係に疲れて仕事に行くのが辛い…

 
こういった職場でのいじめや陰口、パワハラなど人間関係が原因で起きるトラブルで辛い思いをしている人は多いですよね。

 
実際に会社を退職する人の退職理由第1位は「人間関係」とされています。

 
しかし、必要以上に苦しまないために覚えておきたいのが「自分に問題が無い場合の人間関係悪化は解決のしようがない」という事です。

 
これを理解していないと無駄に辛い人間関係で消耗することになってしまいます。

 
この記事では、転職をすることが辛い人間関係の解決法として正しいたった一つの理由について解説していきます。

退職の理由No,1は人間関係

年収、家庭の事情、仕事の将来性など、退職には様々な理由がつきものですが仕事を辞める理由のNo,1は人間関係とされています。

 
これはエン・ジャパンが1,515名からアンケート調査を行った結果ですが、人間関係を理由とした退職が25%と圧倒的に多いのが分かりますね。

 
企業の将来性や給与などよりも人間関係の値が大きいという事は、仕事を続けていく上でいかに人間関係が重要かを表したデータと言えます。

 
このデータからも分かるとおり実際に人間関係を理由に退職している人は多く、大勢の人が職場の人間関係に悩んでいる事実がうかがえます。
 

  • 結婚・家庭の事情 2%
  • 体調を壊した 2%
  • 仕事内容 8%
  • 人間関係 25%
  • 社風や風土 11%
  • 業界・企業の将来性 11%
  • 給与 11%
  • 評価・人事制度 12%
  • 拘束時間 11%
  • 待遇 7%
  • その他 5%

出典:退職理由の本音と建て前 – エンジャパン

人間関係に悩む理由を考える

あなたが今の職場で人間関係に悩む理由をもう一度考えてみましょう。

 
思い出したくないかもしれませんが上司や先輩から何を言われてたのか、何をされたのか。

 
そして、その行為や発言が客観的に見て業務上必要だったかどうかです。

 
そこまで出来たら最後に「あなた自身に不備はなかったのか」を考えましょう。

 
具体的にはあなたが「仕事を覚えない」「挨拶をしない」など、相手を不快にさせるような態度を取っていなかったかどうかを振り返ってみて下さい。

 
どんなに良い人でも、何度教えても仕事を覚えない人や礼儀がなっていない人には厳しい態度を取らざるを得ません。

 
自分が常日頃から相手の事を考えた発言・行動が出来ているか今一度振り返ってみましょう。

自分に問題が無い場合の人間関係修復は難しい

もし、あなたの普段からの仕事ぶりや振る舞いに問題が無ければ、あなたが抱えている人間関係の問題は解決できないと思った方が良いかもしれません。

 
何故かというと、今抱えている人間関係の問題はあなたにきつく当たる上司や先輩の感情的な問題の可能性があるからです。

 
例えば、自分が得意だと思っていた仕事で職場からあなたの方が評価されてしまったなど、あなたの意志とはまったく関係の無いところで相手の機嫌やプライドを傷つけてしまうといったことはよく起こります。

 
それが原因であなたへの嫌がらせが始まってしまうという事です。

 
こういった状況は非常にややこしく、仮にあなたが謝罪をしても簡単には収まらないでしょう。

 
これは相手側の心の問題なのであなたの仕事ぶりや人格にまったく問題が無かったとしても、パワハラやいじめはなくならないと思った方がいいです。

 
職場での上下関係が続く限りなくなることはありません。

 
これでは改善も解決のしようもなく、相手が会社を辞めるまでただただ黙ってパワハラやいじめを受け続けることになります。

人間関係が原因の転職は逃げではない

こういったパワハラやいじめに遭ってしまうと、「転職」という言葉が1度や2度はあなたの頭をよぎっていると思います。

 
真面目な人なら「この状況から逃げてはいけない…」と、今の職場に何とかとどまる選択をする人もいるかもしれません。

 
ですが「避けようのないパワハラやいじめ」に遭いながらずっと耐え続けていれば、高い確率で体を壊すか精神的に病んでしまうといった状況に陥ります。

  • 仕事はきちんとやっている
  • 挨拶や礼儀もきちんとしている
  • それでもパワハラやいじめに遭ってしまう
  • 何が悪いのか聞いても教えてもらえない

 
上記のように何一つ間違った行為をしていないのに責め立てられてしまえば、どんな人間でも精神的におかしくなってしまいますよね。

 
あなたは今「職場での解決しようのないストレス」と、「今の人間関係から逃げてはいけないというストレス」で板挟みになっているはずです。

 
ですが自分に非がない今の状況を根本的に解決したい場合は、職場を変えて一度リセットすることも考えた方が良いかもしれません。

 
ここで真面目に耐え続けて鬱病などになってしまった場合は、最低でも治療に1年以上が必要になってしまいます。

鬱病になったらどうしたらいい?仕事をしている社会人の向き合い方

 
そうなれば最悪の場合は何年も働けなくなり、貯めた貯金も底をついてしまうかもしれません。

 
こういったリスクも考慮したうえで、自分にとって最良の選択肢を選んでいきましょう。

 
人間関係が原因の転職は、あなた側に問題が無ければ逃げではなく勇気ある撤退になります。

人間関係がいい職場は必ずある

一度こういった人間関係で悩んでしまうと恐怖心を持ってしまいがちですが、人間関係がいい会社は必ずあります。

 
記事冒頭のデータからも分かる通り、頭の良い経営者ほど社員が辞めない会社作りに人間関係がどれほど重要かを理解している為です。

 
私も初めて務めた会社で厳格な上司にあたってしまい苦しい日々を送りましたが、怒られた内容は今考えても筋が通っていて自分の成長につながったと思う事が多いです。

 
そしてその上司は仕事以外の場面では優しく、ユーモアを持って私に接してくれました。

 
人間関係を理由に退職をしても、それは逃げではありません。

 
自分ではコントロールできない範囲の人間関係に悩まされ、人生の貴重な時間を消費してしまう事が本当に正しいことなのか今一度考えてみましょう。

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