【非常識!】冠婚葬祭で仕事が休めない会社に未来がない5つの理由

友人や家族の冠婚葬祭
  • 友人の結婚式で休みを申請したら普通に却下された
  • おまけに有給を取ることも出来ないほどの人手不足
  • 冠婚葬祭で仕事を休めないのは普通なんだろうか…

 
「毎日頑張っているのに、大切な家族や友人の為にまともな休みも取れないのか…。」

 
こういった悩みを抱えている人は少なくないと思います。

 
気を悪くされたら申し訳ありませんが、結論から言ってしまうと“人の人生の大事な場面に行かせない会社は常識的におかしい”と言えるでしょう。

 
これは典型的なブラック企業だと言っていいと思います。

 
私も過去に友人の結婚式で休みが取れず、仕事を中抜けして式にだけ出席しそのまま仕事へ戻ったことがありました。

 
当日は友人ともまともに話せず、お酒も飲めないのはもちろん全く楽しくありませんでしたし、悔しい気持ちでいっぱいになりました。

 
この記事では、そんな冠婚葬祭で仕事が休めない会社に未来がない5つの理由について解説していきます。

冠婚葬祭の休暇は法律上どうなっているのか

「冠婚葬祭の休暇って法律的ではどうなっているんだろう?」

 
一度でも冠婚葬祭で休めない経験をすると、こういった疑問を持った方もいると思います。

 
単刀直入に言うと、法律上で会社が社員に冠婚葬祭の休暇を与える義務はありません。

 
極端な話、あなたが「結婚式」や「身内の不幸」などを理由に休みを申請しても、会社側としては拒否することが出来るという事です。

 
これだけ聞くとなんだか耳を疑ってしまうルールですよね…。

 
ですが、さすがにそれでは冠婚葬祭の付き合いが一切出来なくなってしまうため、ほとんどの会社が結婚休暇や弔慰休暇などを独自に定めているのが現状です。

 
つまり、「法律では決まっていないけど、まともな会社なら休める」という事ですね。

冠婚葬祭で仕事が休めない会社に未来がない5つの理由

①冠婚葬祭に人を送りださない組織は人員体制が貧弱

冠婚葬祭で仕事が休めない人に多いパターンとして、「代わりに仕事をしてくれる人がいない」という事情があると思います。

 
これはアパレルや飲食などに代表されるサービス業だと特に顕著ですが、それ以外の業種でも十分にあり得ることでしょう。

 
あなたが休むことで仕事が回らなくなるという事は、常にギリギリの人数で構成されている会社という事ですよね。

 
“少数精鋭”と言えば聞こえはいいですが、単純に人件費をかけたくないという会社側の都合であることがほとんどです。

 
こういった会社は目先のお金の事しか考えていません。実際、あなたや他の従業員が病気で倒れたらどうするんでしょうか?

 
創業したての会社でない限り、人員に適度な余力を持たせていない会社は今後起こりうる様々な危機に耐える事が出来ないと言えます。

②精神論を振りかざす経営者や上司は能力が著しく低い

冠婚葬祭で休暇を申請しても通らない時に、立ちはだかる壁は経営者や上司になります。

 
なかでも良くある面倒なパターンは、「俺は友人の結婚式に行けたことなんかない」という”その人の過去の経験”です。

 
経営者なら「そんな事に脇目を振らず仕事に没頭しろ」と言う人もいるかもしれません。

 
過去に経営者や上司が冠婚葬祭に参加できなかったのは事実かもしれません。ですがそれを私たちにも押し付けるのは間違いです。

 
そもそも、考え方の基準となる給料や待遇も違うはずですからね…。

 
仮に経営者や上司が最低限のモラルと仕事の能力を持ち合わせているのであれば、「自分たちと同じ思いをさせない」という気持ちで仕事を効率化したり、人員に余裕を持たせるはずなんです。

 
それが出来ないという事は、「俺も苦しんだ、だからお前も苦しめ」というレベルの考え方しか持ち合わせていないという事でしょう。

③有給休暇すら使えないなら他の福利厚生も期待できない

冠婚葬祭の休暇を申請しても「うちはそんなんで休ませられない」と言われたとします。

 
この場合、会社が定めた就業規則に休暇に関する記載がなければ休暇は取れません。

 
ですがそんな会社だったとしても、最後の切り札として“有給休暇を取得して冠婚葬祭に充てる”という事は可能です。

 
有給休暇の取得に関しては会社に拒否する権利がないため、合法的に冠婚葬祭の休みを取りにいけるでしょう。

 
ただ、問題なのは「有給休暇」が無い・使えない会社です。これでは為す術がありません。

 
ここで一番注意したいのは、有給休暇が無い会社なら他の福利厚生も期待できないという事です。

 
例えば、あなたの会社は社会保険や退職金などはきちんとしているでしょうか?

 
福利厚生をきちんと整備している会社で、”何か一つだけ整備されていない”という事はほとんどありません。

 
有給休暇が無いようなら、将来を支える社会保険や退職金もないのではないでしょうか。

正社員なのに社会保険なし?そんな会社に勤め続けても報われない理由

老後を心配する人続出?正社員・退職金制度なしの会社の厳しい現実

④従業員の「生活」に目を向ける姿勢がないと昇給もない

従業員の冠婚葬祭に休暇を与えるかどうかで、”上司や会社が従業員の事を考えているかどうか”を判断できるといっても過言ではありません。

 
もし上司や会社が従業員の生活をきちんと考えているのであれば、「結婚式や葬儀に参加させてあげたい」という気持ちを持つのは当然です。

 
ですが、上司や会社があなたの事を単なる労働力としてしか見ていない場合はこの限りではありません。

 
あなたを”労働してもらう為だけの人”としてしか見ていないからです。

 
もしあなたの会社がこのような状況なら、将来的に給料が上がったりステップアップをする機会もほとんどないでしょう。

 
結婚をしても給料が上がることもなく、このまま年齢を重ねた時に年相応の給料をもらう事も厳しいかもしれません。

 
上司や会社があなたの「生活」に目を向けていないという事は、あなたに対する配慮が全くされないというのと同じことだからです。

⑤結婚式で休めなかったら他の事でも休めない事がほとんど

少し前の福利厚生の話ともつながりますが、結婚式で休みが取れなければ他の事でも休めないと思った方が良いでしょう。

 
“一次が万事”ではありませんが、「冠婚葬祭の休暇は取らせない」としている会社がいきなり休暇を許可しくれることは滅多にありません。

 
家族が病気で倒れた時なども、もしかすると休めないかもしれませんね。

 
これは本人が休暇を取る時の事情の重さで判断されているのではなく、「冠婚葬祭で休む?何を言ってるんだ」といった上司や会社特有の”思想”で判断されているため、一般的な価値観で考えても突っぱねられてしまう事があるためです。

 
これは考えたくありませんが、両親の死に目にも会えないなんてこともあるかもしれません。

社員を大切にしない会社は100%衰退する運命にある

この記事の中で一番大事なポイントは、勤めている会社が社員の事を大切にしているかどうかというところです。

 
冠婚葬祭の休暇ももちろん大事ですが、社員を大切にしない会社というのは給料や退職金、労働時間や休日などの待遇面で必ずボロが出てきます。

 
そしてこういった会社の姿勢は、会社から人が離れて行ってしまう直接的な原因を作ってしまい徐々に衰退していくでしょう。

 
誰も自分の事を考えてくれない会社に尽くそうとは思いませんからね。

 
実際に私が以前勤めていた会社もどんどん人が辞めてしまい、最終的には寄せ集めのアルバイトだけで四苦八苦しながら営業していたくらいです。

 
仮に休みが取れなかったとしてもふて腐れず、冠婚葬祭の休暇をきっかけに自分の会社の社員に対する姿勢を改めて見直すのもいいかもしれません。

 
何もなければこれから一生働いていく職場です。将来の事も考えて再確認してみましょう。

この記事がお役に立ちましたら、シェアしていただけると励みになります。