「年間休日100日」この数字をパッと見た時、多いのか少ないのか?とっさに判断できない人は多いですよね。
何故なら休みは週や月単位でしか認識しないですし、年間を通した休日数というのは急に言われても想像がつかないからなんです。
実際「年間100日って少ないのか?さすがに違法じゃないだろうけど、休みの内訳とかどんな感じか分かんないな・・・。」って方が大多数。
でも実は年間休日100日ってとっても微妙なラインなんです。
どこがどう微妙なのかは記事の中で解説していきますが、「何となく大丈夫だろう」と安易な考えで働くことはお勧めできません。
年間休日は働いている限りずっと続くことですし、妥協して良い部分じゃないですからね。
この記事ではそんな年間休日100日をさくっと知りたい人のために、気になる休みの内訳などを解説していきます。
目次
年間休日100日って少ないの?
さぁ、それではいきなり本題です。
年間休日100日は少ないのか?こんな序盤でいきなり答え出ちゃいますけどズバリ
カレンダー通りに休める年間休日120日を基準に考えると、やや少なめです。
いわゆる週休2日ではないので大企業の場合だと少ない方ですが、中小企業の中では多い方だと言えます。
もうここから先何を書いていいか分からないくらいの回答が出てしまいました。
正直もうここで終わってもいいくらいです・・・。
それは冗談としてカレンダー通り休めるのが理想だとすると、やっぱり少し物足りないですね。
で、内訳を解説する項目で後述しますが、割とまともな休日数のラインなのでそんなに心配しなくて大丈夫ですよ。
年間休日で本格的に少ないとされるラインというのは、この年間休日100日を大きく割り込んできたときなんです。
年間休日100日の内訳を分かりやすく解説
そしてこの記事を読んでいる方が一番知りたいのは、具体的な休みの内訳だと思います。
重要な部分なので簡単にまとめますね?
一年は52週で構成されているため週1日は確実に休みで52日、そこに隔週1日の休みが年間で26日、あとは祝日と年末年始などの休暇が加わるようなイメージです。
「祝日休みの隔週週休2日で、盆暮れ正月に休みを貰える」くらいの認識で大丈夫ですね。
もちろんすべての会社がこうだとは限らないので、あくまで一般的に多いパターンとして覚えておいてください。
あらためて完全週休二日と比べるとやっぱり物足りないですね・・・。
年間休日100日は違法なのか?
心配性な人だと、「違法な労働環境で働かされるんじゃないか?」と不安に思う人もいるでしょう。
もしそんな心配性の方がいたら安心してください。年間休日100日は違法ではありません。
これから色々な求人を見る人のために、違法になる年間休日のラインについて少し書きますね。
国が企業に定めている法定休日は「従業員には最低週に一日休みを与えること」とされています。
これを実際に計算してみると、1年は52週で成り立っているので「年間で52日の休み」。これが法律で定められている年間休日の最低ラインなんですね。
つまり、この年間休日52日”以上”であれば全部違法ではないんです。(でもグレーではあります。)
ただ違法ではないといっても、年間休日52日に近いほどブラックな会社である事には間違いありません。
なので求人選びの際には「カレンダー通りの年間休日120日と比べてどのくらい少ないのか」という視点で判断することをおすすめします。
年間休日100日だと有給はどうなる?
年間休日100日への不安が解消されたところでちょっと一息。
ここで有給の問題を見てみましょう。
年間休日100日だと有給がどんな感じで使えるのか?というのが気になっている人もいますよね。
ただ有給に関しては年間休日数に対して定められているものではなく、企業によって実態が変わってくるので正直なところ正確な答えが出せません。
ただ一つ言えるとするなら、年間休日が100日あるような企業は比較的まともな部類に入るので取得できる可能性は高いです。
注意してほしいのは年間休日が100日と書いてあるのに、実際は「休日祝日80日+有給休暇20日=年間休日100日」だったなんて嘘をつく悪質な会社がいることです。
求人における年間休日の表記には厳しい法的縛りが少ないので、事前に会社をきちんと調べた方が安全ですよ。
年間休日100日に対する世間の声
年間休日100日に対する理解も深まってきたと思いますが、この記事の内容だけでなく「年間休日100日」が世間ではどのように思われているのかを見ていきましょう。
家の近くに求人募集があったのでハロワ検索してみたら年間休日100日ぐらいで拘束時間もクソ長いんだけどFB見たら社員同士の仲良いところを写真でアップしまくっててすごい闇を感じた。
— シン・アナゴ@台湾戦は7月2日(月)やで (@Shu_KG) 2018年7月6日
定着率98%!有給は使えるし入社してすぐ10日付与!社保完備!女性も働きやすい育休産休実績あり!賞与あり!退職金あり!高給!有給は連続で取れる!週休二日!みたいなの書いてるけど給与の欄に※固定残業40h込みとか一番下の見逃しそうなところに年間休日100日みたいなの書いてて闇が深すぎる
— A丸 (@ag_doggg10) 2018年7月5日
年間休日100日として月だいたい22日、としても残業無ければ月約21.5万。年約260万。毎日残業2時間やって+70万=330万。それでどうにか、、、地方だと車必須だしきつい。でも1200円なら良いほうで950円だとここから20%以上下がる。。。きつい、企業の奴隷。企業は国の奴隷。富は極一部に集中。
— Masjp (@masjp72) 2018年5月8日
神よ
年間休日100日以下の会社に死を
— ノウ (@s700924) 2018年5月2日
就活生のみんな、就職するなら週休完全2日制+祝日休み+夏と冬の長期休暇がある年間休日110日以上かちゃんと調べた方がいいよ(弊社カレンダーで今年の休日確認したら100日以下だった)
— 肉夜叉W (@gengen_maru) 2018年4月1日
応募する時に年間休日そんなに気にしなかった自分が悪いんですけど、だいたい120日って書いてあるし、そんなものだろう、みたいに思ってたんですよね……人より明らかに多く働いている気がしていたのですが……100日って…
— なにもかもおわりーぬ (@owariowariowari) 2018年3月31日
ブラックラインすれすれの年間休日100日ですが、ここを下回るかどうかで評価が大きく分かれます。
際立って少ない年間休日数ではありませんが、やはり微妙な反応が多いですね。
年間休日100日以下では満足できない
理想的とされている年間休日120日に近いようで遠い年間休日100日。
やはり週休2日を叶えられないという超えられない壁がありますよね。
年間休日100日なんて多い方だよ!なんて言う方もいるかもしれませんが、仕事は何ごとも無ければ何十年と続ける長期戦です。
私生活の充実を考えるのであれば、迷わずもっと休みの多い仕事を探しましょう。
また記事内でも触れましたが、年間休日に関しては実態とは異なる嘘を記載している会社が多いのも事実です。
こういった会社に騙されないためにも、会社の事前調査をしっかりと行いあとで後悔しない会社を探すことが大切です。