- 誰かが怒られていない日なんて今までに無い
- 自分の事ではなくても気になってストレスが溜まる
- 日常的に怒号や罵声が飛び交う職場は異常なの?
毎日怒号や罵声が飛び交う職場に入社してしまい、こういった悩みを抱えている人は辛いですよね。
仕事の上で危機的状況にあり、現場をまとめるための行為として一時的に怒号や罵声が飛び交うようなことは実際にあるでしょう。
ただ罵声や怒号が毎日飛び交うような状況なら注意が必要です。
最悪の場合そこに何か目的があるわけではなく、単純に上司のストレス発散として行われている可能性があるからです。
そんな職場は控えめに言っても異常ですよね…。
この記事では怒号や罵声が飛び交う職場に対する考察と、入社後のあなたが出来る3つのことについて解説していきます。
目次
上司が怒号や罵声を浴びせる理由
まず、「怒鳴る」という行動について考えてみたとき、なぜ上司が怒鳴るのかというと余裕がないからです。
実際に自分に置き換えてみても、相手を怒鳴るときはイライラしていたりして気持ち的な余裕が無いときだと思います。
相手が上司の場合でそれにもうひとつ付け加えるとしたら、自分を強く見せたいからです。
- 自分の立場や権力の強さを周りに意識させたい
- 相手の行動や事実に対して、論理的に考えて対話する能力がない
怒号や罵声が飛び交う職場であなたが出来る3つのこと
①怒号や罵声が飛び交っても無視する
最も手軽に出来ることは、何があっても”気にしない”ということです。
これはもちろん、自分が怒鳴られたり罵声を浴びせられたリしない状態を作ったうえで、何が起ころうと仕事と割り切って気にしないという方法です。
“手軽に出来る”と書きましたが、実際は仕事を完璧にし常に適切な対応をしなければあなたも標的にされてしまうでしょう。
つまり、「従業員として優秀である」ということが前提になります。
上司との相性もありますが、業務と対応が的確であればこの方法で乗り切れてしまう人もいるでしょう。
自分に必要なこと以外は気に留めない、”スルースキル”があるといいですね。
②下手に出過ぎず適度に言い返していく
怒鳴ったり罵声を浴びせてくる上司は、必ずと言っていいほど弱い相手を狙ってきます。
具体的に言うと、「怒鳴っても言い返してこれなそうな人間」ですね。
これは無意識なんでしょうけど、攻撃的な人は誰かを攻撃しようというときは強そうな相手は避け、自分より弱い相手を攻撃する習性があります。
それを応用して、上司に怒鳴られても一切怖がらない事です。
何なら多少言い返し、「何を言われても動じない」という毅然とした態度を見せるのもいいでしょう。
変におどおどした態度を取ってしまうと、上司から「こいつは怒鳴りがいがある」と思われてしまい、必ず標的にされてしまいます。
この方法は何よりも「気の強さ」が必要になるので、性格的に難しい人も多いかもしれません。
③精神的におかしくなる前に次の仕事を探す
ここまで対処法を書いてきましたが、やはり怒号や罵声が飛び交う職場は控えめに言っても「異常」です。
自分が標的にされていたらたまりませんが、直接ではなくても怒号や罵声を毎日聞いていたら、精神的におかしくなるのが普通ですよね。
実際にこのページを読まれているという事は、少なからずそういった精神的なストレスを感じての事だと思います。
そういう場合は「異常な職場に入ってしまった」という事実を受け止め、将来を考えた上でもっとまともな会社を探した方がいいかもしれません。
正社員であれば、会社は何十年と通い続ける場所です。
そこが常に怒号や罵声の飛び交う場所なら、帰宅後も休みの日もずっと精神的な負担を感じて生きていかなければいけません。
行き過ぎた罵声や怒号は何も生み出さない
記事の冒頭でも触れましたが、その場をまとめるための行為として一時的に怒号や罵声が飛び交うようなことはあります。
実際にそれが功を奏して、仕事がうまくいく場合もあるでしょう。
ですが毎日業務で必要とする以上に怒鳴ったり、罵声を浴びせるのは意味がありませんし物事がいい方向に進むわけではありません。
もし上司が部下に怒る必要があったとしても、何が悪かったかを考え論理的に改善点を指摘すれば済む話です。
そうやって根本的な問題の解決をしなければ、職場全体が悪循環に陥りかねません。
↓
②怖くて仕事の質問が出来ない
↓
③結果、仕事の質が落ちる(①に戻る)
これはきちんと部下を指導できない上司の責任とも言えます。
エスカレートして暴力を振るわれる事もある
こういった罵声や怒号が飛び交う状態がエスカレートすると、暴力などに発展することも考えられます。
昨今ではニュースなどで取り上げられることも多くなりましたが、体育会系の職場では罵声や怒号では収まらず暴力にまで及び、退職していく人も多いです。
実際に四六時中怒鳴ったり、人を罵ったりしている人は血の気も多く肩を突き飛ばしたりするような人は普通にいたりします。
体育会系という枠の中で生きてきた人にとっては普通なのかもしれませんが、その価値観に一般の私たちが付き合わされてはたまりません。
あなたの職場が体育会系の職場かどうかは分かりませんが、攻撃的な人間の先には暴力などの可能性があることを覚えておきましょう。
仕事にこだわりがないのなら逃げるべき
ここまで怒号や罵声が飛び交う職場について書いてきましたが、結論としては実害が及ぶ前に何らかの対処をすべきです。
どうしても辞めたくないなど、個人的なこだわりが無いのであればその職場からは早めに逃げたほうがいいでしょう。
記事中でも触れましたが、毎日罵声や怒号が飛び交う職場は間違いなく異常ですし、必ず精神的なストレスを抱える羽目になってしまいます。
かといって自分が人として成長するかと言えば、そういう訳でもありません。
よく「我慢することで慣れる」だとか、「そうやって社会人になっていく」など無責任なことを言う人がいますが、無駄に我慢して病気にでもなったら目も当てられませんよね。
変に我慢してしまって辞めにくくなってしまう前に、他の仕事を探し始めてみましょう。