うつ病で働くのが怖い?不安や焦りを感じたときに役立つ3つの考え方

うつ病で働くのが怖くなってしまった人
  • うつ病で会社を辞めたがすぐに正社員で働く自信がない
  • 貯金が底をつき始めたので病気でも働かなくてはいけない
  • 働くことへの不安や恐怖がつきまとって前に進めない…

 
うつ病から会社を退職してしまい、こういった悩みを抱えている人は少なくないと思います。

 
実際にうつ病で仕事を退職してしまうと、身体の療養を優先しないといけないのに「働かなくては」と焦る気持ちが芽生えてきますよね。

 
私も近い状態を経験したので気持ちは分かります。

 
ただ頑張ろうと思うたびに、「次の職場でも嫌な人がいたらどうしよう…。」「もし仕事中に症状が出たらどうしよう…。」と不安を抱えてしまうはずです。

 
何とか前に進みたいのに進めない。そんなもどかしい状態だと思います。

 
この記事では、そんなうつ病で働くのが怖いと感じてしまう人が、不安や焦りを感じたときに役立つ3つの考え方について解説していきます。

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①うつ病は乗り越えるものではなく向き合うもの

まず「頑張り過ぎる」ことをやめる

うつ病になってしまう原因として「頑張り過ぎる」という特徴があります。

 
あなたには嫌味を言ってくる上司や嫌がらせをしてくる同僚などがいても、我慢強く耐えてしまう傾向がないでしょうか?

 
これは人間関係だけに関わらず、法外な労働時間や休日出勤など過酷な労働環境においても言える事です。

 
うつ病になる人は真面目で忍耐強い人が多いため、普通の人なら参ってしまうような状況でも我慢してしまい、その反動から心と体のバランスが崩れ病気になってしまいます。

 
簡単に言うと限界以上に頑張り続けてしまったが故に、身体が強制的にあなたを休ませているような状態ですね。

 
だからこそ、無理をせずきちんと休養を取らなければいけません。

 
例え休むことに罪悪感を感じたとしても、それはあなたにとって「必要な休息」なんです。

 
それでもなんとかうつ病を乗り越えようと、頑張り過ぎる昔の自分に戻ってしまっては治るものも治りません。

体調が良くなっても決して油断しない

心も体も限界まで酷使してしまうと、そう簡単には元に戻りません。

 
休養中に信じられないくらい長い時間眠っていたり、何をやってもすぐに疲れてしまい体力が落ちたように感じるのはそのためです。

 
例えるなら「充電しても充電しても、30%までしか充電できない充電池」の様な感覚ですね。

 
そんな中でもきちんと療養していれば「今日は調子がいいな」と感じる日が少しずつ増えてきますが、調子に乗って無理をしたり薬の服薬をやめてはいけません。

 
体調がすぐれない期間が長いと「調子がいいな」と感じた時点で”治った”と錯覚してしまいますが、実際に体が健康な状態に戻るにはかなりの時間を必要とするからです。

 
症状の重さにもよりますが、休養が必要なレベルなら以前の状態に戻すのに早くても1年はかかってしまうでしょう。

 
うつ病には「完治」という概念が無いため、どんなに調子が良くなっても無理をすれば再発する可能性があります。

 
そうならない為には、調子が良いからと無理をしたり薬の服薬をやめたりせず、ゆっくりと自分の体と向き合っていく必要があります。

②うつ病になる事で本当に大切な人間関係に気付ける

うつ病は自分にとって本当に大切な人間関係に気付かせてくれます。

 
あなたが会社を辞める際、病名を伝えなくても「精神的に参ってしまって退職」となれば大抵の人は”うつ病”を連想しますよね。

 
その事実を家族や友人など周りの人間が知った時に、親身になって接してくれる人間と病気への偏見から離れていく人に分かれるんです。

 
仲が良いと思っていた同僚や、心配しているアピールをしてくるような人は音信不通になり、普段あまり付き合いのない人から心配されたりと色々だと思います。

 
なかには病気を理解しようとせず、「甘えているだけだ」「はやく働け」といった心無いことを言う人もいるでしょう。

 
私の場合は母親や兄弟が気を遣ってくれたり、疎遠になっていた地元の友人も毎週食事に誘ってくれたことで休養中に元気をもらいました。

 
これには本当に感謝しかありません。

 
なにより、今後の人生で自分が本当に大切にしなくてはいけない人が明確になって良かったと思っています。

 
これは私の経験上の話なので、すべての人には当てはまらないかもしれません。

 
ただ少なくとも、自分がこれ以上にないくらい辛い状況にいる時に、心無い言葉をかけてくる人や無視を決め込む人とは、今後の付き合いを考えることをおすすめします。

③「仕事をしなければ」と決して焦らないこと

環境が許すのであればじっくり療養する

自宅療養をしているのであれば、どうしても「早く仕事をしなくては」という焦りが生まれてきてしまいます。

 
テレビやニュースで”無職”や”ニート”といった言葉が出てくると、自分の事を言われているようで歯がゆい思いをすることもあるでしょう。

 
ただ一人暮らしでも失業保険や貯金があったり、実家に住んでいるなど環境が許すのであれば、焦らずじっくり療養したほうが絶対にいいです。

 
無職であることがある種の苦痛であることは分かりますし、体調が良ければ「もう働けるのでは?」と考えるのも当然ですが、やはりそう簡単には元の状態に戻れません。

 
許される環境があるのなら、「家族や世間に申し訳ない」といった感情は一旦脇に置き、心身ともに健康な状態をとり戻すための療養に専念すべきです。

療養が辛ければボランティアへ参加するのもいい

そうはいっても、家でじっとしているだけでは自分の存在価値が分からなくなったりすることもあるでしょう。

 
そういう時は勇気を出してボランティアに参加してみるのもいいです。

 
体調がいいことが前提ですが、自分の体の状態を確かめることも出来ますし「決まった時間に決まった場所へ行く」という感覚も取り戻せるからです。

 
それだけでなく、人とコミュニケーションを取ることや協力して一つの仕事をやり遂げるといった活動は、失いかけていた自分の存在価値を再確認することにも繋がります。

 
うつ病であるなら、多少なりとも人間関係への不安を抱えていると思うのでその解消にも役立ちますし、社会の感覚を取り戻すのにこれほどいい場所はありません。

 
「自分は社会に参加して貢献している」という自信も、少しずつ取り戻せるでしょう。

まずは短期の仕事などアルバイトから考える

心身の回復が実感でき、充電期間が十分な場合には正社員の仕事を探すのもいいですが、休養が十分でない場合はアルバイトから考えた方が無難です。

 
このあたりは「お金がどのくらい必要」かという点にも左右されてしまいますが、短期の仕事の方が心理的ハードルは若干低いかもしれません。

 
焦る気持ちも分かりますが、無理をして体調を崩してしまってはまた同じことの繰り返しになってしまいます。

 
今は求人情報もWeb上で見られるので本当に便利になっています。

 
他にも折り込みチラシや求人誌など、様々なところから仕事を探す事ができるので自分のペースで仕事を探すのには非常にいい環境と言えますね。

 
自分の体調を気遣うことを忘れずに、焦らないで一歩一歩前に進んでいきましょう。

のんびり休養することに罪悪感を感じないこと

ここまで「出来る限り休養をとること」をすすめてきましたが、人によっては生活があってそうもいかないという人もいると思います。

 
ただどんなに焦っても、いきなり以前のように働けるわけではありませんし急に状況が良くなるわけでもありません。

 
人間焦っていたり不安を抱えているときはあまり的確な判断ができないため、「働くのが怖い」と感じているうちはまだまだ休養が必要だと私は思います。

 
100%は無理かもしれませんが、不安や怖れを感じずにフラットな気持ちで求人情報を眺められるくらいのテンションが理想ですね。

 
重要なのは「必要な休養に罪悪感を抱かないこと」です。

 
周りの意見や人の目を気にしてこれが出来ないと、振り回されるだけで状況は良くなりません。

 
何事にも無理をし過ぎずほどほどに、自分のペースを意識して「うつ病からの復帰」を目指しましょう。

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