「アットホームな職場です」は超危険?ブラック企業の求人ワード5選

アットホームな職場は危険
  • 「アットホームな職場です!」
  • 「仕事以外の交流も盛んですよ!」
  • 「優しい先輩がたくさんいるので安心です!」

 
こういったアピールをする求人を見かけることは多いですよね。

 
求人に応募する側としては会社の実情が分からないため、どうしても求人広告に掲載される言葉や求人用の写真から会社の雰囲気を想像するしかありません。

 
ただ、都合の良い言葉が並び過ぎていて「実際のところはどうなの?」というのが本音だと思います。

 
この記事では「アットホームな職場」を中心に、ブラック企業が広告で使う”一見良さそうな求人ワード”について解説していきます。

「アットホームな職場です」という言葉を使う会社の特徴

会社規模がまだ小さい

よくある特徴としてまだ規模が小さく、比較的少ない人数で運営しているという点が挙げられます。

 
会社が出来て間もないという可能性も考えられます。

 
これは実際の雰囲気は別として単純に会社が大きいわけでなく人数も多くないので、その環境を「アットホーム」と呼んでいるという事です。

 
ですが規模が小さく人数が少ない会社は、その少ない人数でどれだけの仕事をこなせるかという事が利益を出していくためのカギとなるため、正直なところ忙しいです。

 
実際には目の前の仕事をこなすだけの殺伐とした雰囲気の会社も少なくありません。

 
特徴として会社が社員の教育を出来るような段階にないため、一般的な会社に比べるとビジネスマナーや正しい敬語の使い方など、基本的な部分が出来ていない従業員が多いです。

社長がワンマン経営者

2つ目の特徴としてこういった会社は社長のワンマン経営であることが多いです。

 
社長の権力が強いことはどこの会社でも同じですが、ワンマン経営の場合は社員が社長に物申すことは出来ず、機嫌を損ねれば最悪クビを飛ばされます。

 
こういった会社では社長と社員が「親」と「子供」のような関係性になっており、悪い意味で家族の様な関係性を結ばされてしまいます。

 
「会社が大変だから」という理由だけでサービス残業や休日出勤がまかり通ってしまう事もあるでしょう。

 
この「誰も逆らわず無理を言っても従ってくれる状況」こそが、社長の視点から見るとまるで自分の家族の様な「アットホームな環境」と解釈しているということです。

同族経営はブラック?家族経営の会社が抱える問題点とそのデメリット

社員に過剰に干渉してくる

3つ目の特徴は社員のプライベートを奪う「過干渉」です。

 
「今度の休みは何をするのか」、「まだ結婚はしないのか」、家に帰っても頻繁にまだ連絡が来る。

 
平日は飲み会につき合わされ、休日は勉強会と称して休日出勤を繰り返す。

 
こういった会社は一番重要な仕事の効率性などよりも人間関係を重視しており、仕事とプライベートのONとOFFがつけにくいため、メリハリがつけにくいのが難点です。

 
例えていうならあまりにも距離が近すぎるんですよね。

 
また、重要視している人間関係も偏った視点・考え方によるものが多いため、辞める際に「裏切り行為だ」などと言われて面倒なパターンになるケースが多いです。

求人広告にアピールするところがない

ここまで挙げてきた特徴以外にも単純に会社にアピールするようなポイントがなかったという場合もあります。

 
実際に待遇や職場環境など、求人広告で目を引くような特徴がないと応募してくれる人は増えません。

 
若者が興味を示さないような仕事であれば尚更です。

 
そこで実態は分からなくても印象面でプラスに働く宣伝文句が「アットホームな職場」になるわけです。

 
本当はアットホームじゃない職場で求人広告用の写真を撮るの、すごい苦痛ですからね…
写真に写る本人たちの「いつもはこうじゃない感」が隠しきれません。

 
しかし注意したいのは、本当にアットホームで良い会社も中にはあるという事です。

 
ただ、本当にアットホームで良い会社はあえてそれを売りにはしませんし、そもそも離職率が低いはずなので求人に載ることもあまりありません。

 
こういう良い会社を見分ける判断材料として有効なのが、「採用を適当に行っていない」という点です。

 
良い会社ほど入社する人間をきちんと厳選しているので、入社テストがあったり面接が数回に分かれていたりとハードルが高めに設定されています。

 
これは求人広告を見るときや面接をする際の参考にしてみて下さい。

ほかにもブラック企業が使う求人ワード

若手社員を中心に活躍中!

「若手を中心に活躍」と書かれていると活気があって良い職場のように映りますが、実態は”若手しかいない”といった状況が大半です。

 
要するに離職率が高いという事です。

 
ここに「20代」というワードが含まれていた場合は、高確率で離職率の高い会社と思っていいでしょう。

 
これは下記のように、ベテランがいない状況を会社にとって都合よく書き換えているだけです。

 
「離職率が高くベテランが去った若者だけの会社」→「若い力で活気に溢れた会社」

 
ベテラン社員が辞めていく会社によくある手段なので気を付けましょう。

ノルマや営業は一切なし!

このワードは今まで「ノルマ」や「営業」と格闘してきた人からすると、まるで天国のような環境ですよね。

 
実際に応募する人もノルマや営業に苦しんだ人が多い傾向があります。

 
ですがこの言葉に関してもきちんと裏の意図を読み取れるでしょうか?

 
先ほども書きましたがこのワードのターゲットは以前にノルマや営業に苦しんだ人です。

 
ノルマや営業に死ぬほど苦しんだ人であれば、長時間労働や休日出勤など何らかの劣悪な待遇があったとしても「前の状況を考えたら文句は言えないな…」となってしまう確率が高いですよね。

 
つまり、会社の劣悪な待遇を「以前のようにノルマに苦しむよりはまだマシだな」と思ってしまう人をターゲットに募集をかけて合法的に諦めさせてるわけです。

 
嘘だと思う方もいるかもしれませんが、全て実際にあった本当の話です。

 
これはブラック企業が使う求人ワードのなかでも意図としてはかなり悪質な部類に入るため、前職で営業などをされていた方は気を付けるようにしてください。

未経験者OK!大量募集中!

これはアルバイトの募集でよく見かける表現ですが、正社員では慎重になる必要があります。

 
例えば会社が大量に募集をかける理由は下記の2つのいずれかです。

  • 大量に人が辞めてしまった時
  • 大幅な業務の拡大をするとき

 
きちんとした会社が大幅な業務の拡大をするときに「未経験者OK」という事はほぼありません。

 
当然ですが、未経験者を大量採用して業務拡大なんかしたら大変なことになりますからね…

 
そういう大変な時ほど「経験者」を必要とするというのは皆さん想像がつくと思います。

 
そうなると「大量に人が辞めてしまったから」という理由で募集をかけている可能性が一気に高くなりますよね。

 
単純な従業員の増員・補填であれば”未経験者OK”というのも納得ですし、何より人手不足で「誰でもいいから採用したい」というのが本音が透けて見えます。

 
大学生のアルバイトなどとは違って正社員が大量に辞めるという事はほとんどありません。

 
こういった「社員がどんどん辞めていく会社」は何らかの問題を抱えている場合がほとんどです。

あなたの手で会社を大きくしませんか?

これは一見、会社の成長に直接かかわれるような謳い文句ですが、まずないと思った方が良いでしょう。

 
傾向としては創業から間もない会社が良く使うワードなので、求人を見る側も変に期待してしまいがちですが、入社したばかりの人の意見を拾ったりすることはありません。

 
これを真に受けて自分の意見を頻繁に言っても鬱陶しく思われるだけです。

 
会社はそんな簡単に一社員の声を拾い上げたりはしませんからね。

 
このワードは会社がまだ発展途上なのを逆手にとって、「自分も会社作りに参加できる」と錯覚させるためのワードです。

 
実際にこういった会社もあるのかもしれませんが、頻繁に意見してくる社員の姿勢を受け入れる一部のIT企業くらいでしょう。

ブラック企業を避け、しっかりとした会社に入ろう

一口に求人ワードといっても、そこには色々な意図が隠れているのがお分かりいただけたと思います。

 
実際にこういった悪質な会社の意図に気が付かないまま入社してしまうパターンは非常に多いため、求人広告をや求人情報を見る際に参考にしていただければと思います。

 
「アットホームな職場です」など一見良さそうに見える言葉に惑わされず、経営者の考え方や労働条件の良い会社を探していきましょう。

この記事がお役に立ちましたら、シェアしていただけると励みになります。