- パワハラ上司が怖くて会社に行きたくない
- 仕事でミスするのが怖くてしょうがない
- 吐き気や体調不良でついに会社に行けなくなった…
毎日、こういった「恐れの感情」に悩まされていませんか?
仕事をしていれば疲労やある程度のストレスは仕方がありません。
ですが「恐怖」を抱いてしまうレベルにまでなってしまうと、「うつ病」などの深刻な病気に発展する可能性もあるため適切な対処が必要になります。
この記事では会社に恐怖心を持ってしまった理由を振り返りながら、会社に行きたくない気持ちを改善する4つの方法について解説していきます。
目次
会社が怖いと思う様になった理由を考えてみる
仕事をしていれば体力的にきついと感じたり、少しばかり嫌なことを我慢するといったことはよくありますよね。
ですが「会社に行くのが怖い」という恐れの感情は日々の疲れとは違い、あなたが精神的な面でかなり追い詰められているという合図です。
不眠の症状や吐き気・動悸の症状などがあれば、うつ病になりかけていると言っても過言ではありません。
⇒ 仕事のことを考えると動悸がするあなたに読んで欲しい~動悸の対処法
こういった症状の原因としては主に職場環境かもしくは自分自身のどちらかに問題がある場合が多く、うまく対処することで改善できる可能性も出てきます。
ここからはそれぞれの問題パターンと、その対処法について一緒に見ていきましょう。
職場環境に問題があるパターン
厳しいノルマや納期
これは残業や休日出勤を駆使しないと終わらない納期や、達成のハードルが高い営業ノルマなど主に会社の方針によるものです。
厳しい納期やノルマが常に課されていれば、1度乗り越えたとしても常にそのプレッシャーと戦っていかなくてはいけません。
また、生真面目な人ほど「周りに迷惑をかけてはいけない」と自分を追い込んでしまい、仕事に追われることに恐怖心を抱いてしまいます。
この種の悩みは仕事量が多く、拘束時間も長いIT関連か営業で働いたことなある人なら分かるはずです。
上司からのパワハラ
これは職場の人間関係に由来するものですが、主に理不尽な上司に振り回されるというパターンが多いです。
例えばあなたが上司から嫌われていると無理やり仕事を押し付けられたリ、仕事を教えてもらえなかったりとその内容は多岐にわたります。
⇒ 上手くかわせない?仕事を押し付けられる人の特徴と身を守る為の対策
⇒ これってパワハラ?上司や先輩が仕事を教えてくれない本当の理由
簡単に言うと上司にストレス解消の的にされてしまい「いじめ」や「嫌がらせ」を受けているということです。
経験者の方は分かると思いますが、上下関係をもとに行われるパワハラはこちらが逆らえないのでほぼ100%理不尽な内容です。
こうやってあなたに非がない場合でも、罵声を浴びせて恐怖心を植え付けようとするパワハラ上司がいると会社に行くことに恐怖心を抱いてしまいます。
⇒ 理不尽な会社にウンザリ!耐える・辞める?を判断する5つのポイント
自分自身に問題があるパターン
仕事の内容が自分に合っていない
そもそも今の仕事が自分の性格や性質に合っていない場合、何度もミスをしてしまったり大きなトラブルを起こしてしまう確率が高くなります。
最初から適性があったり好きでその仕事を選んでいる場合は別ですが、その仕事が自分に向いていないという事を自覚したうえで失敗を重ねてしまうと、ミスをすることへの恐怖心から仕事をするのが怖くなります。
失敗するのは誰でも嫌ですが、「自分はこの仕事に向いていない」という気持ちがあるとより恐怖を抱いてしまいやすいですね。
⇒ 仕事が向いてないと感じたら辞めるべき?自分に合った仕事の見極め方
責任の重い仕事に耐えられない
ひとつ前の項目と似ていますが、自分の仕事に対する責任の重さに負けてしまうパターンです。
例えば人の命に係わる仕事や、大きいお金を動かす仕事などその仕事に加わる精神的な重圧に耐えきれない場合です。
医療関係などは特に直接人命にかかわるので大変です。
これに関しても性格的な面が出てしまうため、向き不向きに通ずる部分はありますね。
また、責任が大きい仕事ほど恐怖心を持ちやすいのも特徴です。
会社に行きたくない気持ちを改善する4つの方法
自分自身の生活環境を整える
「何かに恐怖心を抱く」ということは精神的なバランスを保てていない可能性が高いため、精神的安定を取り戻すための第一歩としてまずは睡眠と生活リズムを見直しましょう。
真剣に悩まれてこのページを読んでいる方は、多少なりとも生活が乱れている筈です。
具体的には就寝時間と起床時間を一定にして8時間の睡眠をとりましょう。
難しいかもしれませんが、朝が早い人なら22時就寝の6時起床といった感じです。
「そんなに睡眠時間に充てられない!」という方は、お昼や帰りの通勤時などの空いている時間で睡眠時間を補いましょう。
これを行う事で疲労回復効果があるのはもちろん、体内時計が正しく機能し自律神経が整えられるため「恐れ」の原因となっている精神的ストレスの軽減につながります。
ここにプラスアルファで栄養のある食事がとれたら健康面では最高ですね。
仕事のONとOFFをしっかり分ける
「会社に行くのが怖い」とまで思っていると、休日まで仕事のことが頭から離れない人も多いと思います。
ですが、本来リフレッシュするはずの休日にまで仕事のことを考えてしまうと余計に気が滅入ってしまいます。
難しいかもしれませんが仕事が終わったら考え事はやめにして、自分の大好きな趣味や運動などでストレス解消に励みましょう。
気心の知れた友人と食事に行ったり、恋人と過ごすことで自然と心も安定してきます。
⇒ 仕事のことが頭から離れない人必見!メリハリのある休日を過ごす方法
上司の上司に相談する
あなたがパワハラ上司よりも役職が上の上司と懇意にしているのであれば、自分の現状を素直に伝えて相談に乗ってもらう事が出来ます。
これはどのくらい良好な関係性を築けているかにもよりますが、親しくしているのであれば大抵は話を聞いてもらえるでしょう。
ただ、あからさまにパワハラ上司の悪口と取れる発言をしてしまうとあなた自身の信用も落としかねません。
ここはあくまで「告げ口」ではなく「相談」というスタイルです。
あなたが参っていることが伝われば、部署の移動や配置転換など何らかの対処をしてもらえるかもしれません。
自分の状態を説明して休みをもらう
ここまで来ているとかなり重症かもしれませんが、素直に症状を説明して有給を使わせてもらったり、一定の休暇をもらったほうが賢明です。
辛ければきちんと心療内科に通って症状を見てもらいましょう。
まともな会社であれば、あなたの体のことを考えて短期の休暇くらいなら許してくれるはずです。
あなたが今の会社で長く働く気があるのであれば、この時の会社側の反応はよく見ておいた方が良いですよ。
こういった状況で適切な休暇を取らせない会社は、従業員のことを大切にしない会社だからです。
抱えている問題に対処しながら次の道を模索する
会社に恐怖心を抱いてしまうと「今すぐにでも会社を辞めたい」という気持ちになってしまいがちです。
ですが何の考えもなしに会社を飛び出してしまっては、今後の生活に影響が出てしまうので何とか踏みとどまってください。
こういった場合はすぐに辞めてしまう事はせず、在職中や休暇を貰っている期間を利用して転職情報をみるなど、お金が入ってこない期間をなるべく作らないようにしましょう。
身体の健康状態が良いのであれば、何とか働きながら次の道を模索することが最も安全です。
また、今の環境に対してある種の逃げ道を用意してあげることで、精神的な支えを作る事にもつながります。