「信頼しても信用するな」という言葉の意味・違いとその正しい使い方

信頼しても信用しない

このページでは「信頼しても信用するな」という言葉の意味や使い方、”信頼”と”信用”の違いなどを分かりやすく解説していきます。

「信頼しても信用するな」の意味

「信頼しても信用するな」という言葉には相手に期待はしても出てくる結果までは信じてしまわないという意味を持ちます。

 
これをビジネスの現場を例に例えるなら「部下を信頼して仕事を任せても、結果まで信用してしまわずに自分でも確認しよう」といった形になります。

 
言葉の中の”信用するな”という部分にフォーカスしてしまうと、悪い意味の言葉と勘違いしてしまう人もいますが決してそうではありません。

 
どんなに期待を寄せる相手であっても、「絶対」という事はないので不測の事態にも備えておきなさいという事です。

 
「部下に仕事を丸投げしていたら結果的に重大なミスが発覚して問題になった…」

 
こういったことを起こさない為の言葉です。

「信頼」と「信用」の違い

「信頼」と「信用」の違いを考える機会はそう多くない為、明確な違いがピンとこない方もいると思います。

 
ここで簡単にそれぞれの違いを理解しましょう。

 
信用が「過去の実績をもとにした評価」だとすると、信頼はそういった過去の評価ではなく「信じてこれからを期待する気持ち」と言えます。

◆信頼・・・過去の評価や根拠が無くても相手を信じようという期待の気持ち

◆信用・・・過去にその人が積み上げてきた実績や成果などをもとに評価する事

例えば「あなたの事は信用できない」と言われる場面があるとしたら、これは過去の行いが悪かったことから相手に信じてもらえない事を指します。

「信頼しても信用するな」の使い方

「信頼しても信用するな」の代表的な使い方としては、やはり仕事における上司と部下の関係性に当てはめた下記の例が一般的です。

    上司:「ただでさえ仕事が多いのに追加の仕事がきたら終わりが見えないな…」

    部下:「私で良ければ何か役に立てることはありますか?」

    上司:「ありがとう。この仕事なら出来ると思うんだができそうか?」

    部下:「はい、大丈夫です。以前にも何度か担当したことがありますので。」

    上司:「そうか、得意分野だったな。じゃあお願いするよ。」

    部下:「ではこちらで対応しておきます。」

    上司:「確認、必要そうか?」

    部下:「いえ大丈夫です。不明な点が出てきたら質問させてください。」

    上司:「そうか、じゃあよろしく。」

    — 後日 —

    同僚:「この間の仕事、担当誰ですか?クライアントからクレームがきていますけど…」

    部下:「すみません…以前と内容が変わっていて変更箇所を見落としてしまいました…」

    上司:「いや、何度かやっていて経験もあるから大丈夫だと思って確認しなかった俺が悪い…」

該当の仕事に対して経験がある部下に「この人なら大丈夫だろう」と安心しきって任せてしまい、最終チェックやフォーローなどを怠ってしまった例です。

 
シンプルではありますが、この言葉の意味が最も伝わる使い方だと言えます。

「信頼しても信用するな」に関するまとめ

「信頼しても信用するな」という言葉は決して悪い意味の言葉ではなく、どんなに期待を寄せる相手であっても「絶対」はないという安全対策的な側面を持っています。

 
人を管理する立場の人にとっては特に意識しなくてはいけない言葉になるでしょう。

 
先にも述べたように仕事に関する面で取り上げられることが多い言葉ですが、基本的には口に出す言葉というよりも、胸に刻んでおく言葉として覚えておきたいです。

 
あなたが仕事で部下を持つようになった時に、上司からこの言葉をかけられる事があるかもしれません。

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