「こなす」の意味・類語・例文集とその正しい使い方

このページでは「こなす」という言葉の意味や使い方を、例文などを交えて分かりやすく解説していきます。

「こなす」の意味

「こなす」という言葉には様々な意味がありますが、一般的には「課された物事などを適切に処理する」といった意味合いで使われることが多くなっています。

 
また、漢字で表記する場合には「熟す」とされており、一般的に最もよく見かける代表的な使われ方としては「仕事をこなす」という形が広く知られています。

「こなす」の正しい使い方

「こなす」という言葉自体に「物事をうまく処理する」という意味合いがある為、基本的に自分の行動を表現する言葉としての使い方はあまり好ましくありません。

 
自分の行動に対して使う場合、別の言葉を使った方が自然に収まることが多いからです。

 
例えば下記の例のように「こなす = 処理する」という形で変換してみると、自分以外の第三者の行動を表現する使い方のほうが自然な形と言えます。

◆自分の行動に対して使用した例:
私は今日も仕事をこなしたいです → 私は今日も仕事を処理したいです

◆他者の行動に対して使用した例:
同僚は淡々と仕事をこなしている → 同僚は淡々と仕事を処理している

 
仮に自分の行動に対して「こなす」という言葉を使用しても、完全な間違いではありません。

 
ですが、相手方に若干の違和感を感じさせてしまう可能性がある為、仕事などのビジネスシーンにおいては他者の行動を表現する言葉として使うのが無難と言えます。

 
こういったことから、話し相手に出来るだけ違和感を感じさせない使い方としては、他者の行動を表現する際の言葉として考えておくのがいいでしょう。

「こなす」の具体例と例文

ここまで「こなす」という言葉についての意味や使い方を理解してきたうえで、実際に日常で使うイメージがしやすいように具体的な例をいくつか挙げてみます。

  • 仕事をしながら家事や育児もこなしている人は立派だと思う
  • 圧倒的な数の仕事をこなすことで、初めて仕事の本質的を理解することが出来る
  • 職人は気が遠くなるくらい細かい作業をひたすらこなしていく
  • 分刻みのスケジュールをこなすには入念な準備が必要だ
  • アスリートは常人では考えられない量の練習メニューをこなしている
  • 忙しくても複数の仕事を同時進行でこなせる人に憧れてしまう
  • 難しい課題ではあったが何とかこなすことが出来た
  • 何でもそつなくこなせる人が羨ましい
(※「そつなく」とは要領良く、ぬかりなくという意味)

 
上記の具体例では、他者の行動を表現する場面で「こなす」という言葉を使用しており、比較的分かりやすい例になっていると思います。

 
日常生活の中で自然に「こなす」という言葉を使いたい場合には、やはりこのような他者の行動を表現する形を推奨します。

 
また、1つ前の項目でご紹介した例文でも試したように、「こなす = 処理する」という形で変換していただいても、ほとんど意味が通るつくりになっているのがお分かり頂けると思います。

「こなす」の類語

「こなす」の類語を理解しておくと、場面に応じて適切な言葉を選ぶことや文章作成時の重複を避けることが出来るため、非常に重宝します。

 
ここでは「こなす」の類語をいくつか挙げていきますが、1つ前の具体例の項目で使った例文に以下の類語を当てはめてみても、綺麗に文章を構成できるのが分かりますね。

 
具体例の原文:「仕事をしながら家事や育児もこなしている人は立派だと思う」

 
類語を入れる:「仕事をしながら家事や育児も○○○○○○人は立派だと思う」

  • やってのける
  • 回していく
  • 捌く(さばく)
  • やり遂げる
  • 消化していく
  • やり抜く
  • 全うする
  • やりきる

 
このように「こなす」という言葉は、色々な意味や用法があるという意味で多少癖のある言葉ではありますが、類語まで覚えておくことで誤用を避けられます。

 
あまり普段から積極的に使う類の言葉ではありませんが、いざという時に間違いなく使えるようにしておきましょう。

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