このページでは「黎明期(れいめいき)」という言葉の意味や使い方を、例文などを交えて分かりやすく解説していきます。
黎明期とは
黎明期とは、新しい文化や時代が始まろうとする「夜明けの時期」を指します。
物事が発展する初期の段階を表す言葉とあって、ビジネス市場などの推移や現在までの歴史を解説する際に使われており、これをきっかけに目にした方も多いでしょう。
言葉の語源としては、夜が明けてくる時間帯を示す「明け方」を表す別名として「黎明(れいめい)」という言葉が存在するため、そこから「黎明期」という言葉が生まれたとされています。
黎明期の意味と使い方
黎明期は先にも説明した通り「新しい文化や時代が始まろうとする時期」という意味を持ちますが、取り分け企業の成長段階や技術・テクノロジーの成長サイクルを表す際に使われることが多いです。
実際に下記のような企業や市場、テクノロジーに関する分野で使われると収まりが良くテレビやニュースなどでもよく目にする機会があります。
- 企業・会社の黎明期
- 市場の黎明期
- インターネット黎明期
- スマートフォン黎明期
- ソーシャルゲーム黎明期
ですが、上記のような分野でしか使えないのかと言えばそうではなく、私たちの身近なところでも歴史などを振り返る際には違和感なく使えます。
- 漫画の黎明期
- ハードロックの黎明期
- 映画の黎明期
- アニメの黎明期
- 写真の黎明期
黎明期(そうめいき)は読み誤り
黎明期(れいめいき)を「そうめいき」と読む方がいますが、これは読み間違いです。
「黎(そう)」という文字自体が普段から見慣れている漢字では無いため、読みなれない漢字だという事も原因の一つとしてありますが、「創成期(そうせいき)」という言葉と混同して間違っている方が多い傾向があります。
インターネット上にも「黎明期=そうめいき」と記述されていることがありますが、これは間違った情報になります。
黎明期と創成期の違い
ひとつ前の項目でも出てきましたが”黎明期”と近い言葉として「創成期」という言葉があります。
この”創成期”という言葉には「物事が成立した時期」という意味があり、企業などの歴史を表す場合でも、”黎明期”ではなく”創成期”という言葉が使われていることもあります。
この二つの言葉は近しい意味ではありますが、企業の歴史など特定の対象を振り返る際にそれぞれの言葉が同列に並ぶことはあまりありません。
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