- 自営業を続けてきたが売り上げの減少で廃業を考えている
- 年齢的な不安を考えると会社員に魅力を感じてしまう
- 今から自営業・フリーランスに再就職できるのだろうか?
自営業・フリーランスで頑張ってこられて、こういった将来への不安を抱えている方は多いと思います。
フリーランスや自営業は上手くいっているときは良いものの、「収入の不安定さ」や「将来的な生活の心配」など失敗への恐怖が常につきまといます。
いくら前向きでも、これから歳をとっていった時に「将来どうなるんだろう…」と不安に思う方もいるでしょう。
実際に自分の年齢などを考えると、「年齢的に不利になる前に再就職したい…」と考える人がいても決しておかしくありません。
この記事では、自営業・フリーランスの人が正社員に再就職する時に考えたい5つの事について解説していきたいと思います。
目次
①自営業・フリーランスからの再就職は無理じゃない
一般的に自営業から正社員に戻るのは難しいと考えられていますが、実際のところはそうでもありません。
後程詳しく触れますが、”フリーランスで生活してこれた”という事実は、まぎれもない実績になりますし企業にとっても大きな価値となります。
他の人とは違い結果を出してきた仕事内容が明確な分、企業としても採用後のキャリアや配属部署などを想像しやすいのも大きな特徴ですね。
利益や税金・経費の計算や、世の中の動向を感じ取る力などは他のサラリーマンと比べても十分な強みになるでしょう。
ただし、再就職の面接の場では「会社員に戻ろうと思った理由」について必ず聞かれると思ってください。
いくら実力が十分でも、志望動機がはっきりしていて企業側が納得のいく内容でなければ採用に辿り着くことは難しいです。
逆にこの部分をしっかりと整理して企業側にアピールする事ができれば、自営業からフリーランスへ再就職できる可能性は十分にあります。
②「自営業・フリーランス」と「サラリーマン」の違いは大きい
実際にサラリーマンが嫌で独立した人でも、自営業を経験してみて初めて分かる良さがあったりするものです。
以下は自営業とサラリーマンの違いを簡単にまとめたものですが、これだけでも十分に両者の違いが分かりますよね。
自営業とサラリーマンの違い一覧
自営業 | サラリーマン | |
---|---|---|
年収・給料 | 変動あり | 安定している |
休み・休日 | 状況による | 定休あり |
人間関係 | 少なくできる | 多い |
将来の保証 | 無い | 手厚い |
年収・給料
自営業は頑張って結果を出せば、その分収入が伸びていくというのが最大の魅力です。
ただうまくいかなくなると最悪の場合は「ゼロ」になるため、毎月一定の金額が入ってくるサラリーマンに比べると不安定さが気になります。
休み・休日
自営業は、打ち合わせなどの予定が無ければ休日も基本自由です。
ただ自制心が弱いとだらけてしまい、無駄な時間を過ごしてしまうこともあるため、毎週休日や就業時間が定められているサラリーマンの方が生活にメリハリがつくことも。
人間関係
自営業は、プログラマーやイラストレーターなどの一人仕事であれば、人間関係を最小限に抑えられるのがいいところです。
ただ孤独を感じることは確かなので理不尽や面倒が多いとはいえ、一緒に仕事をする仲間がいるサラリーマンのほうが楽しいという人もいるでしょう。
将来の保証
自営業は企業の様な手厚い保証に恵まれている訳ではないため、将来的な保証が特にありません。
頑張り次第で収入を伸ばす事ができ、ある程度の自由を享受できるのはメリットですが年金や手当などが充実しているサラリーマンの方が、将来的に安心だと考える人も多いです。
③売り上げの減少や年齢、体調への不安は皆持っている
自営業をしている人は、必ずと言っていいほど売り上げの増減に悩み不安を持ちます。
ただ若い時であれば勢いもありますし、無理もききますのでなんとか乗り切ってしまうこともあるでしょう。
しかし年齢を重ねていくにつれて体力に自信が無くなってきたり、なかには無理をして体調を崩す人が出てくるのも事実です。
このように体力面で自信が無くなってくれば、自然と精神的にも不安になってくるため「再就職に不利になる前に廃業しようかな…」と考えてしまいます。
実際に自営業はサラリーマンに比べて将来的な保証もありませんし、本人の年齢を考慮した仕事をさせてもらえる訳でもありません。
食べていくことが出来ていても自営業をたたむ人が多い背景には、こういった「将来的な不安」が大きな割合をしめており、多くの自営業者が抱えている悩みです。
こういったことから、自営業・フリーランスの方が「再就職したい」と考えるのは、それだけ自然なことだと言えるでしょう。
④フリーランスの経験を重宝してくれる会社も多い
自営業からの再就職を考えると「自営業時代の経歴が不利に働かないかな…」と心配になる方も多いですよね。
もちろん中には良く思わない企業もあるでしょう。ただそこまで心配する必要はありません。
実際にフリーランスで生計を立てられる人材というのは、自分で考え行動し、結果をつかむ能力があるという事です。
どんな職種でも、自営業で生活されてきた方はこの点に自信を持ちましょう。
この能力が経営者側から見れば、コスト意識や行動力・独自の個性など「普通の会社員が持っていない魅力」として映り、気に入られることもあります。
やはり、ゼロからお金を生み出す経験をした人は苦労していることもあり、人として魅力的な方も多いですよね。
大手企業の場合では定かではありませんが、経営者が従業員と一丸となって頑張っているような中小企業などでは、こういった経歴が好まれることもあります。
⑤追い詰められてる時ほど考えられる限りの手を尽くす
自営業から会社員に再就職を考えられているという事は、精神的にかなり追い詰められている状態かもしれません。
ですが追い込まれているときほど、落ち着いて今できることを全て洗い出しましょう。
取引先の会社を頼ったり知り合いに紹介を受けるなど、築いてきた人脈の範囲内でも色々な可能性を探れるはずです。
ただ実際にそれだけに頼ってしまっては不安なので、ご自身でも並行して就職活動をされた方がより確実でしょう。
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