- とにかく暇で仕事が物足りない
- このままだと能力が落ちて他の会社で通用しなくなるのでは…
- 職場がぬるま湯過ぎて将来が不安…
このように「毎日決まりきったルーチンワーク」に「緊張感のない職場の同僚たち」を見て、将来への不安を感じている人は多いですよね。
実は人間は自分と同質・同等のものは気にならないため、仕事が出来る人ほど緊張感のない先輩や上司を見ると危機感を覚えるものなんです。
実際この記事を読んでいるあなたは、現在のぬるい環境に対して「きちんと危機感を感じ取れる優秀な人」です。
ダメな人って何の疑問も持ちませんし、とことん「ぬるま湯体質」に浸かりきっちゃいますからね。。。
実際にこういったぬるい職場で受け身のまま働き続けてしまうと、他社で通用するような新しいスキルは何一つ身に付きません。
それどころかあなた自身が本来持っている能力を奪い、仕事に対する真っ当な価値観を壊していきます。
「自分だけは違う!」なんて思っていても次第にぬるま湯が心地よくなって自分に甘くなり、ぬるい会社でしか働けない様な人の出来上がりです。
こうなりたくない人は、ここから先を読み進めてみて下さい。
この記事では、ぬるま湯体質の会社があなたの将来を潰す3つのリスクについて解説していきます。
目次
ぬるい職場とは
ぬるい職場とは一般的に社員の意識が低く、個々が試行錯誤して前進していこうという成長意欲に乏しい職場環境を指します。
たいがい上司にもやる気がなく、適当に仕事をするように勧められたことがある人も少なくないはずです。
まぁ、大抵こういう職場は上司も先輩も脳みそが溶けてます…
やる気なし。成長意欲なし。でも休みはしっかり貰うよ!みたいな人ばっかりで頭の中は常にお花畑モード(何も考えていない)です。
人によってはこういった環境を居心地よく思うかもですが、一度ぬるま湯に浸かってしまうと大抵の人は使い物にならなくなります。
記事冒頭でも触れましたが「今まで培ってきたスキル」はもちろん、「仕事に対する責任感や意欲」などあらゆる能力が環境に合わせて低下していくためです。
ちょっと大げさだったかもしれませんが、ここからは実際にぬるい職場の特徴を見ていきましょう。
ぬるい職場の特徴
適当に仕事をしている人が多い
ぬるい職場の特徴として多く見られるのが仕事の適当さです。
こういった職場は忙しさと無縁なのが災いしてか職場全体に緊張感がなく、「ほどほどにやっておけばいい」といった空気が蔓延しているんですよね。
意欲的で頑張り屋気質の人だと、まずこの”ぬっる~い空気”に耐えられません。
また「失敗しないことが正義」という風潮も多々あるので、変化のない単調な仕事を失敗しないように淡々とやることが一番に求められます。
「やる気」とか「成長」とか1ミリも必要ないんです…悲しい。
むしろ現状維持へのこだわりが強い側面があるので、積極的に仕事に取り組んだり勉強したりしていると煙たがられることの方が多いですね。
効率化や改善案を出しても聞き入れてもらえない
ぬるい職場の上司は必ずと言っていいほどやる気がありません。
通常は上司が率先して職場を改善し、皆のモチベーションを上げていくものですがあなたの職場にそういった上司はいるでしょうか?
きっといないはずです。
あなたが仕事に意欲的な方であれば、仕事の効率化や改善策を上司に提案するかもしれませんが、まず受け入れてもらえないです。
何故かというと、こういった職場はそもそも効率化や改善を求めていない上に、変化することを徹底的に嫌うからです。
一言でいうと「やる気の無い人」の集まりなので、向こうからすると改善案とか効率化とかウザイだけなんですよね…。
暇な職場では必要のない仕事を作り出して自分の立ち位置を作る人もいるため、居場所を奪う効率化や改善策などは徹底的に嫌われるという恐ろしい状況が生まれます。
会社の仕事に発展がみられず、人が辞めていく
ぬるい職場では日々適当に仕事をしながら変化を極端に嫌うため、当然ながら社員も会社も成長していきません。
成長しないという事は、”緩やかな衰退”を意味します。
きっとあなたの会社も、新しい事業や新しい試みはみられないのではないでしょうか?
一番怖いのはあなたがこの環境に慣れきってしまい、本来持ち合わせている意欲やスキルが著しく低下してしまうことです。
緊張感をもって仕事をしている人ほどこのことに早く気が付くため、仕事が出来る人から辞めていってしまうというのも特徴ですね。
優秀な人ほど変化の無い仕事には退屈さを感じますし、自分が成長できない事への危機感も強く持っています。
こういったことから「無駄な時間を過ごすまい」と退職してしまう傾向が多いのも事実です。
ぬるま湯体質の職場で働き続けることのリスク
新しいスキルが身につかないので成長できない
ぬるま湯体質の職場は新しい仕事にチャレンジできる環境がないため、あなた自身に新しいスキルが身に付きません。
これは会社側に新しい仕事にチャレンジさせる気がないと言った方が正しいかもしれませんね。
つまりあなたのスキルは何年経っても入社時からそれほど変わらないという事です。
あなたはたいしたスキルもないまま30代・40代と年齢を重ねていった時のことを想像したことがありますか?
正直に言ってしまうと、この事実に危機感を持てるかどうかであなたの将来が決まると言っても過言ではありません。
出世していく同年代の友人達に差をつけられてしまう
暇で楽な職場に慣れてしまうと、自然と環境に合わせて自分の能力も低下していきます。
「うちの会社はぬるい…」なんて思いながらも、周りを見渡せばやる気のない人ばかり。
自分だけは違うと思っていても「環境が人を作る」という言葉があるように、あなたも周りと同じような人間になっていくのは時間の問題です。
30代に突入すると年収やキャリアを考え、転職をきっかけにステップアップしていく人が非常に増えてきますよね。
ただ”ぬるい会社”で働いていると、こういったキャリアアップが難しくなります。
そうなると学生時代の同期など「自分と対して差がなかった人間」が出世していくのを黙って見ているしかありません。
気が付いた時には、周りの友人や同年代のビジネスパーソンに役職や年収などで大きく差をつけられてしまいます。
歳だけとって他の会社で通用しない人間になる
新しいスキルも身に付かず、「ここにいるのは良くない」と思いながらも仕事への意欲も失ってしまったあなた。
“今働いている職場では”それでもいいかもしれません。
ですが、確実に他の会社では通用しない人間に近づいている事を忘れないでください。
ぬるま湯体質の会社には斜陽産業(需要が減少傾向にある産業)の割合も多く、いざ経営に行き詰まって倒産した場合は新しい職場を探さなくてはいけません。
ここでちょっと想像してみてください。
あなたは”ぬるい職場”に慣れきってしまい、歳だけとってスキルも意欲もない状態で会社が倒産してしまいました。
仮にその時の年齢を「40歳」として、これから転職先を探さなくてはいけません。
あなたの転職活動はうまくいきそうですか?
転職できなくなる前に行動する
ここまで書いてきた通り、暇で楽な職場はあなたの可能性と将来性を潰してしまいます。
ぬるい環境で「なあなあ」に仕事をしていれば、いざ転職する必要が出てきたときに必ずそのツケが回ってくるでしょう。
自分が何年もぬるま湯に浸かっている間に、きちんとした会社で働いている人たちはどんどん出世のチャンスを掴んでいってるんですよね。
つまり”ぬるい会社”にいるだけで、まともな会社にいる人たちには日々差をつけられている訳です。
ぬるい職場の危険性に気付けたのであれば、出来るだけ若いうちに今の職場を抜け出す準備をしてください。
正直中年になってから日雇いのバイトとか、冗談抜きでキツイですからね。
また同じような間違いを犯さないように、しっかりした会社かどうかを事前に”見極める目”を持つことが大事ですよ。