年間休日72日は少ないの?きつい?正直不安な休みの内訳を徹底分析

年間休日72日の人たち

年間休日72日というと一般的な年間休日120日からは程遠い存在。

 
でも今面接を受けている会社や気になる仕事が「年間休日72日」の場合、休みの内訳や年末年始・連休のことは気になりますよね?

 
年間休日72日は一言でいってしまうと、正直休みが少ない”きつい部類”に入るんです。

 
さっそく簡単にまとめてしまうと、おおよそ月6日の休みで土日祝日は関係なし。年末年始やお盆も期待できないといった具合です。

 
もうこの時点で既につらいのが伝わってきますよね・・・。

 
おまけに年間休日72日だと決まった曜日が休みにならない職業が多いので、有給などもあまり期待できません。

 
20代前半などで若ければ乗り越えられてしまう環境ではありますが、正直不安に感じる人も多いですよね。

 
この記事ではそんな年間休日72日の内訳や世間の声を徹底分析していきます。

年間休日72日の内訳

年間休日72日の内訳

年間休日72日のイメージ

それでは皆さんが一番気になっている、年間休日72日の内訳から見ていきましょう。
 

日曜(年48日)+隔週1日休み(年24日)=72日(年間休日)

 
早いっ!年間休日が少ないと異常なまでに計算が早いですね・・・。実に分かりやすい・・・。

 
上記の内訳イメージでは分かりやすく日曜を固定休みにしましたが、実際は休日が交替制という会社が多いです。

 
理由として年間休日72日となる会社の大部分は、年中無休のサービス業であるためなんですね。

 
簡単にいうと週1日の休みに隔週で1日休みが追加されるイメージです。今週は1日、来週は2日休み的な感じかな。

 
その休日数を年間で計算して足し算すると、「48+24=年間休日72日」になると。

年間休日72日の計算
日曜(48日)+隔週1日休み(24日)+祝日(0日)+休暇(0日)=72日(年間休日)

さぁ、ここからこの72日に祝日と年末年始・休暇を足していきましょう!と言いたいところですが、残念ながらありません・・・。

 
無いのにあえて書いたのは、きちんと休みがとれる会社なら「プラスこれだけ休める」というのを知ってほしいからです。

 
祝日に関しては2002年~2009年の年間平均値が17日として、年末年始や夏季休暇、ゴールデンウィークを合計して12日としましょう。

 
つまり、きちんと休める会社なら祝日と休暇だけでも年間で29日も休みがプラスされるんですよね・・・。

 
もちろんこれらの計算は会社によって微妙に変わりますが、年間休日72日は大体下記の様なイメージと考えて下さい。

年間休日72日の内訳まとめ
 

  • 週1日固定休み・・・48日
  • 隔週1日の休み・・・24日
  • 祝・祭日・・・0日
  • 年末年始・休暇・・・0日

 
合計・・・年間72日

年間休日72日では年末年始やお盆休みはない

年間休日の年末年始やお盆

気になる年間休日72日の内訳を知ったことで、正直ぞっとした人もいると思います。

 
何よりゴールデンウィークやお盆休み、年末年始が休めないのに面食らった人もいるんじゃないですかね?

 
これ内訳でも書きましたが、年間休日72日だと年末年始やお盆休みはないと思った方がいいですよ。

 
何故って年間休日72日で年末年始の休みや休暇なんか取れたら、それこそ普段の休みがさらに削られますからね・・・。

 
週1日の休みを基本として考えるくらいじゃないと、計算が合わなくなっちゃいます。

 
さらに付け加えると、有給休暇も取りずらいと認識していた方があとから絶望しなくて済みますよ。

 
これは年中無休でサービス業的な仕事になると、ほとんどがシフト制で働くことになるためなんですね。

 
こういうシフト制の仕事、アルバイトでも経験したことがある人は分かると思いますが有給なんてまず取れないですから・・・。

年間休日72日は違法なんじゃないのか?

年間休日72日の違法性

もうここまでくると薄々感じている人も多いと思います。

 
「年間休日72日とかこの会社、違法なんじゃないか?」と・・・。

 
ただこれ、違法じゃないんですね。むしろ法律上は何の問題も無いんです。

① 使用者は毎週少なくとも1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。

② 4週4休を採用する場合は、就業規則等により4週の起算日を明らかにし、またできるかぎり休日は特定してください。

参照:労働基準法 休日(第35条) | 奈良労働局 – 厚生労働省

上記の労働基準法、簡単に言うと週1日の休みがあれば何の問題もないって法律なんです。

 
つまり、かなりしんどい年間休日72日と言えど法律でオッケー出ちゃってるんで誰にも文句は言えないんですね・・・。

 
年間休日とかあまり考えずに入社した人が、後からギャーギャー言っても完全に手遅れなパターンと言えます。

年間休日72日のつらい現実

年間休日72日の現実にうちひしがれる人

年間休日72日に関してはもうだいぶエキスパートだとは思いますが、年間休日72日の現実を見つめ直してみましょう。

 
まず年末年始、GW、お盆休みなど、周りの友人たちが休みの人は惨めな気持ちで働くことになります。

 
友達が皆遊んでるのに自分だけ働いているのはつらいですからね。

 
またカレンダー通りに休めるような人達とは休みも合わないので、友人と疎遠になることも少なくありません。遊ぶ余裕もない。

 
さらに週1日・隔週2日の休みで祝日や休暇もないと、体力の回復も難しいので疲れが取れない状態が続く可能性もあります。

 
加えて有給や連休も取りずらいと。

 
ここまでくると年齢的に若いという前提で、よっぽど自分の好きな仕事か給料があり得ないほど高いかのどちらかじゃないと割に合わないし続かない。

 
それくらい年間休日72日の現実はハードです。

 
これから年間休日72日の会社を受ける人は、ある程度の覚悟を決めていった方がいいですよ。

年間休日72日に対する世間の声

年間休日72日対する意見を調べる

この記事の内容だけでは納得できない人もいると思うので、年間休日72日に対する世間の声を引用しました。

 
短い言葉ながら、年間休日72日への率直な気持ちが読み取れるので参考にしてみて下さい。

年間休日72日は「若さ」がないと厳しい

受けようとしている会社やその職種に余程の思い入れがない限り、年間休日72日は避けた方が無難です。

 
カレンダー通りの年間120日近く休める人と比べて、年間50日近くも休みが少なくて体がきつくない訳ないんですよね。

 
正直なところ若くても身体を壊す人はいますし、公休が少ない会社は有給を使わせてくれる可能性も低いので期待できません。

 
長く働けるようなまっとうな労働条件を求めるなら、土日祝日が休めるきちんとした会社を選びましょう。

 
またこういった年間休日などは企業側が嘘の誇大表現をしている場合があるので、騙されない為にもしっかりと企業の事前調査をしておく必要があります。

 
あとになって後悔しないためにも、会社選びは慎重に行いましょう。

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