新しい職場に入ったはいいが暗い・・・。暗いっ!とにかく暗いっ!
とにかく暗い人ばかりで息が詰まる・・・。
こういった”雰囲気の悪い職場”の経験がある方は少なくないと思います。
頭では「仕事は集中してやるものだ」って分かっていても、気分転換の雑談くらいは欲しいのが本音。
いくら仕事と言っても、ずっと無言で神経張りつめてたら頭がおかしくなりそうになるのが普通ですよね。
そうなると「職場が暗いから辞めたい・・・」という気持ちが生まれてもおかしくありません。
問題はなのはこの状況を我慢で終わらせるか、異常事態と見なして対処するかということです。
でも自分1人でその判断が付きますか?
きっと難しいから、今この記事を読まれているんだと思います。
この記事ではそんな「職場が暗いから辞めたい」という人へ、雰囲気の悪い職場への考え方を書いていきます。
目次
会話が無く雰囲気の悪い職場は気が滅入る
挨拶以外は一切私語がなく、事務的な会話しかしない職場は本当に気が滅入ります。
大抵の人間は表情が無く真顔。声にも張りが無くて言葉も聞き取りずらい。
これでテンションを下げるなという方が難しいくらい、息が詰まりそうな環境であることは容易に想像できます。
でも終止無言でパソコンのキーボードを叩く音だけが聞こえる会社にいると、そのうち自分から人に話しかけるのとか出来なくなりますからね。
人間は人との会話やコミュニケーションによって成り立っているんですよ。
会話を通じて心が動きますし、考え方が変わったりすることで気持ちがはずんで生活に張りが出てくる。
それが出来ない職場だと人間として機能しなくなるので、息苦しくて当然なんですよね。
さて問題はここからです。
暗い職場を我慢で終わらせていいのか?
じゃあこの暗い職場を「仕事だから仕方がない」と我慢で終わらせていいのか?
おそらく職場が暗いから辞めたいと誰かに相談しても、返ってくる言葉はこの程度。
「環境に慣れるまで我慢しろ」「仕事に没頭していれば気にならない」とかそのレベルです。
ただ一言いわせてもらうと、仕事って正社員だと歳をとるまで長く続ける前提で働きますよね?
そういう場所で仕事は会話もなく黙々と行い、お昼ご飯も寂しく一人で食べる。
毎日、毎年、何十年も働こうとしている環境がそれでいいのか?ってことなんですよ。
どんなに自分を騙しても、日々の積み重ねが自分の人生を作っていきます。
自分が違和感を感じた環境なのであれば、我慢で終わらせずにきちんと向き合うべきです。
例えば暗い職場にいることで、こういった弊害もあります。
あなたもいずれ同じような人間になっていく
人間どんなに「私は同じようにならない!」と思っても、その環境にピッタリの人間になってしまうものです。
これはこの記事でいうところの「暗くて会話の無い人」。
少し論理的な話をすると、人間は普段目にする人や雰囲気、行動や言葉などの影響を強く受ける生き物なんですね。
一番身近で言うと父親や母親の態度や言葉、雰囲気に影響を受けていない子供っていうのはいません。
実際にあなた自身のことを振り返ってみるとどうでしょうか?
両親や家庭環境に影響されている部分は多々あると思います。それだけ人間は環境に左右されてしまうものなんですよね。
ついでに言ってしまうと、周りにいる人や環境というのは未来の自分です。
これに気付けない人は、知らないうちにどんどん悪い方向に流されてしまう可能性が高いですよ。
暗い職場のメリット・デメリット
暗い職場のメリット
- 会話が無くて静かな分、仕事に集中できる
- 会話自体が苦手な人は喋らなくて済む
暗い職場のメリットは会話が無いことを逆手に取って、仕事に集中できることです。
仕事中にコミュニケーションがあると集中できないという人も中にはいるため、そういう方には集中しやすい環境かもしれません。
また、そもそも会話が苦手な人には喋らなくていい環境なので楽だという見方も出来ます。
ただ恐らくそういう人は職場の暗さを原因に悩んだりとかしないですよね・・・。
うーん、そもそもこれはメリットなのかw?
暗い職場のデメリット
- 雑談などもないため切り替えができず、息が詰まる
- 同僚と交流が無いので会社に所属している感が無い
暗い職場のデメリットは何といっても「息が詰まる」、これに尽きます。
それに加え人と会話して感情を動かす機会が減るため、声に抑揚が無くなったり無表情になったりということも・・・。
誰でも活気のない場所に居れば元気がなくなりますし、自然と言えば自然です。
また一番大きなデメリットは、会社に所属している実感が持てないことかもしれません。
普通は仕事を通じて仲間ができ、食事を共にしたり会話をしお互いを理解しあういわば「同志」が同僚な訳です。
こういった関係性が作れない職場は、仕事(実務)をするためだけに会社に通うことになるので寂しさや虚しさを感じるんですよね。
集団に属しているはずなのに孤独を感じる、そうまさにアンバランス。
同僚のモラルが低くないかが重要なポイント
さて、ここまで暗い職場について書いてきましたが、雰囲気の悪い職場を判断するためのポイントがあります。
それはずばり「モラル」です。
道徳的に考えて、同僚の中に「大丈夫かこの人は?」ってなる人が多いかどうかが重要なんですね。
社会人として当たり前のことしか書きませんが、同僚に下記のようなことが出来ない人が多い場合は注意が必要ですよ。
- 基本的な挨拶が出来ない
- お礼が言えない
- 話しかけても反応しない
これらは職場が暗いとか雰囲気どうこうではなく、単純に人間としてマズイんですよ・・・。子供以下です。
他にもお客さんに対する態度が悪かったり、出勤時間を守れなかったりする人っていると思うんですね。
断言できますが、こういうタイプの人が多い職場は絶対に辞めておいた方がいいです。
モラルが低い職場はまともな人がすぐ辞めていくので、最終的に同じような人達しか残りません。
例え続けられたとしても、ストレスでおかしくなるのが目に見えてますからね・・・。
職歴の心配よりも自分の人生の方がずっと大事
さてさて、あなたの職場はどうでしたか?
「まぁ、まだマシな方かな・・・。」と感じた人もいれば、「やっぱりヤバい職場だよ・・・。」という人もいるはず。
まだマシな方かなと思われた方は、ここでそっと記事を閉じてお気に入りのゲームでもやりましょう。
ここから先は「やっぱりヤバい職場だ」と感じた人だけに書いていきます。
正直な話、会社に入ったばかりですぐに辞めるのは気が進まないですよね?
入社の意志があって入った手前辞めずらいですし、何より短期離職になってしまうことを悩む人が多いはず。
ただ今時は企業の採用担当者もおかしな会社があることは知っていますから、事情さえ説明できればマイナスになることはほとんどありません。
それよりも、暗くて雰囲気の悪い職場で人生の大部分を消費し続けることの方が問題です。
会社の面接ならいくらでも受けられますが、雰囲気の悪い職場で消費した10年・20年は二度と戻ってきません。
職歴どうこうを心配して二の足を踏んでいるとしたら、迷わず自分の人生を充実させるほうを選ぶべきです。
会社を選ぶときは「きちんと調べる」ことを忘れずに
まだ希望を持っている人がいたら酷ですが、「自分が職場を変えてみせる」と意気込んでも職場は決して変わりません。
暗い職場がいつか突然明るくなることなんてないです。暗い職場はどんどん暗くなっていくだけ。
ドラマや漫画だと主人公をきっかけに変わっていく話が多いので勘違いする人が多いですが、組織を変えるのはそんなに簡単じゃないですよ。
僕が暗くて雰囲気の悪い職場に入ってしまった人に知って欲しいのは、待遇や仕事内容を調べただけで会社を選んではいけないと言うことです。
会社内の雰囲気や内情といった求人広告などでは読み取れない部分まで調べて、初めて「調べた」って言えるんですね。
これは「まともな会社で働きたい人”が、入社後に後悔しない会社を見抜く方法」という記事で詳しく書いているので参考にしてみて下さい。
貴重な毎日を気持ちよく働いていけるように、会社を選ぶときは「きちんと調べる」ことをおすすめします。