- 試用期間が終わっても正社員にしてもらえない…
- 正社員登用を目標に頑張っているのに報われない…
- このまま会社に都合よく使われ続けるのだろうか?
どれだけ頑張っても正社員になる事ができず、こういった悩みを抱えている人は辛いですよね。
実際にこういった問題は個人の努力云々ではなく、会社や社長の方針次第なので自分ではコントロールのしようがありません。
「頑張っていればいつかは報われるはず・・・」と我慢強く続ける人もいますが、実は正社員にする気などサラサラ無いなんてことが普通にあるんです。
つまり会社側が確信犯的に正社員をエサに、あなたをコキ使っていると。
実際に試用期間や正社員に登用する際の条件など、入社の際に説明された内容が現実には全く違っているということもあるはずです。
そんな事実が出てくれば「ずっと正社員にしてもらえないのでは?」と考えてしまってもおかしくありません。
甘い言葉で募集をかけて正社員にはしないまま、都合よく人を使おうとする会社があるのは本当です。
この記事ではそんな人の為に、正社員にしてもらえない会社で絶対に知っておくべき5つの現実について解説していきます。
目次
①最初から正社員登用をする気が無い会社かもしれない
もしかすると、あなたの会社は最初から正社員に登用する気が無いのかもしれません。
「試用期間」や「正社員登用」には法律的な制限がある訳ではなく、会社の判断によって決まるというのが大きな特徴です。
実際に使用期間は3ヵ月の会社もあれば6ヵ月、1年となる場合もあるんですよね。
これらは全て会社の気分次第。
正社員登用に関しては、統一の試験があったり必要な能力の基準が定められている訳ではないため、制度としても非常に曖昧と言えます。
この「法律的な制限が無く曖昧である」という点を利用して、正社員という立場をチラつかせるだけの会社も残念ながらあるんです。
悪質な会社になると面接で提示された試用期間が過ぎても、何かしらの理由をつけて延々と引っ張り続ける会社もありますからね。
②上司の「もう少し様子を見てから」は期待できない証拠
あなたが上司に「正社員になるにはどうしたらいいですか?」と聞いた時に
「もう少し様子を見てから」「個人的にはしてあげたいんだけど…」
といった明言を避けるようなセリフが出た場合には、あまり期待できない可能性があります。
何故かと言うと本当に正社員として雇い入れる気があるなら、もっと具体性を持った返答が出来るはずなんですよね。
例えば「○○の業務が任せられるようになったら」や「これだけの業務ノルマを達成出来たら」といった具合に、本人に頑張ってもらうためにも明確な基準を伝えるはずです。
その上で、実際にそれらの仕事を遂行できるかどうか上司が直接チェックする。ここまでやって初めて正社員にする気があると言えます。
ただそれをしないという事は正社員にする予定がないか、もしくは出来るだけ正社員にすることを引っ張りたいかのどちらかでしょう。
返答を「濁す(にごす)」という事は、それなりに後ろめたい理由があるという事です。
③何年も正社員になれないなら時間を無駄にしてしまう
もし何度も上司に掛け合っているのに、はぐらかされるような状態が続いているのであれば、会社を辞める選択肢も頭に入れておいた方がいいかもしれません。
まだ年齢が20代の前半であれば話は別です。
しかしこれが20代後半や30歳以上の場合は正社員になれない状態で何年も棒に振ってしまい、正社員での就職が厳しくなる恐れがあるからなんですね。
仮に上司から正社員になる為の条件を提示されているのであれば、それに向けて努力してみる価値もあるでしょう。
ただそれがないのであれば、無駄にアルバイト期間を延長することになり転職活動でも不利になる可能性は高いです。
あなたが正社員になる為にどんなに頑張っていたとしても、経歴上は「ただのアルバイト」にしかなりませんし、面接官からその期間を評価されることはないからです。
世間から見れば、非正規雇用の期間がどんどん長くなっているだけの状態です。
④最初から「正社員募集」の求人に絞って応募するべき
あなたが今の職場で働く際にも、何らかの求人広告をみて応募したのがきっかけだったと思います。
思い出してみてほしいんですが、それは「パートアルバイト募集!正社員登用あり!」といった感じの求人ではなかったですか?
この類の求人内容は「正社員登用あり」という謳い文句で応募数を増やす為の手法です。
例え過去に登用実績があったとしても、文面上では”正社員になれる可能性がある”というだけで、あなたも必ずなれると保証されている訳ではありません。
こういった会社都合の不確実な契約内容に振り回されない為には、最初から「正社員募集」の求人に的を絞って応募するべきです。
「正社員登用あり」という求人は心理的ハードルも低く、応募しやすいのが特徴ですがそれ故に不確実性が高いと言えるでしょう。
もし確実に正社員になりたいのであれば、正社員にしてもらえない会社で頑張るよりも「正社員募集」の求人に応募するのが確実です。
⑤社員にしないで自分達に都合よく使おうとする会社は多い
ひとつ前の項目でも触れましたが、世の中には甘い言葉を使って人を集めようとする会社が少なくありません。
努力次第で正社員になれると言われたり、試用期間を必要以上に延ばすなど人を都合よく使おうとする会社が多いんです。
僕たちからすれば、正社員は待遇も安定していて安心して仕事ができますよね。
ただ会社側からすると、社会保険への加入や賞与(ボーナス)などの負担が増えるため、非正規雇用のまま働かせた方が都合がいいという思惑がある訳です。
正社員は負担が大きいから採りたくないけど、正社員以外じゃ人が集まらないから「正社員登用あり」で人を集めている。
非常に残念なんですが、これが現実なんです。
こういった行為をしている会社は、たとえ正社員になれたとしてもボーナスや社会保険など別の部分にも問題を抱えている可能性があるので注意が必要です。
早い段階で会社に見切りをつけないと非正規を抜け出せなくなる
正社員になれない状況が続いていても、「努力していればいつか正社員になれるはず」と思いながら働き続けてしまう人はいるはず。
ですが、それでは悪質な会社の思う壺です。
自分が求めている正社員をエサに、安くこき使われるなんて正直悔しくないですか?
実際に長い期間正社員にしてもらえない状態で、会社側に社員登用の意志が薄いようであれば辞めてしまうことも考えた方がいい。
「正社員になること」が目標なら尚更、そんな会社はきっぱりと辞めるべきです。
正直なところ、どれだけ頑張っても正社員になる未来が無いということは「目標が達成できない場所で無意味な努力を続けている」ようなものです。
報われない環境でズルズルと続けてしまい、歳だけとってしまうと就職にも不利になるため非正規雇用を抜け出せません。
こういった状況にならない為にも、正社員にしてもらえない会社には見切りをつけ、一日も早く「正社員になれる会社」を探すことをおすすめします。