正社員を辞めてフリーターはあり？アルバイトだと後悔する5つの理由

• 長時間労働や人間関係が最悪で仕事がつらい
• 給料も少なくて割に合わないから辞めたい
• 正社員を辞めてアルバイトで生活できないだろうか…

 
こういった「正社員を辞めてフリーターになりたい」という悩みを持っている方は多いですよね。

 
特にアルバイトでそれなりのお金を稼いだ経験がある方ほど、フリーターで何とか生活していけるように思えるでしょう。

 
あなたが過酷な労働環境に置かれていれば、なおさら逃げ出したくなるのも分かります。

 
ですが、将来的な事を考えると安易に正社員を辞めてフリーターになる事はおすすめできません。

 
この記事では、そんな正社員を辞めてフリーターになる事で後悔する5つの理由について解説をしていきます。

正社員を辞めてフリーターになる事で後悔する5つの理由

①一度楽な状態を経験すると正社員に戻りずらくなる

最初は「次の就職先を探すまで」と決めていても、アルバイト先があまりに居心地が良いとその環境から抜け出せなくなることがあります。

 
この場合の「居心地が良い職場」というのは、だいたい下記のような環境です。

 
例え短期間であっても、こういった職場をいったん経験してしまうと、責任や拘束が厳しい正社員に戻りずらい状況を作り出してしまいます。

 
次を探すまでの「つなぎ」のはずだったアルバイトが、結果として自分のストレス耐性を下げてしまう原因となり、正社員での再就職がどんどん難しくなっていきます。

②世間体が気になってしまい肩身の狭い思いをしてしまう

社会ではまだまだ「フリーター」に対する理解がほとんどありません。

 
あなたがどんなに深刻な理由で前の仕事を辞めたとしても、世間が見るのはそこではなく”現在の職業”です。

 
最初は「人は人、自分は自分、生きていけさえすればいい」と思っていても、次第に周囲の目や自分への評価が気になって不安に陥ってしまいます。

 
気を許せるはずの親族や友人にさえ申し訳ないような気持ちになってしまい、どこにも自分の居場所が無いような感覚に襲われてしまうかもしれません。

 
兄弟や友人など自分の周りに家族を持ってバリバリ働いているような人がいれば、肩身の狭い思いをしてしまうでしょう。

③正社員に復帰しようとした時に経歴がマイナス評価になる事も

アルバイト生活をしながら就職先を探し、いざ正社員に復帰しよう！となった時に「アルバイトをしていた期間」が不利に働く場合があります。

 
これは企業としては、新卒を除くとやはり正社員から正社員への転職が一般的となる為です。

 
企業側からすれば当然「何故アルバイトをしていたのだろうか？」と考えてしまいますし、理由によってはその期間を職歴として捉えてくれない会社もあるでしょう。

 
例えば”前に務めていた会社が急に倒産した”など、やむを得ない事情がある場合は別ですが、きちんと説明できる理由が無ければ、面接などでマイナス評価を受けてしまう可能性があります。

 
「どうして正社員として在職中に転職活動をしなかったのか」という質問も受けてしまうかもしれません。

④給料やボーナスなどの待遇面ではやはり正社員に劣ってしまう

どんなに辛くて嫌な仕事でも、正社員にはボーナスや手厚い待遇があります。

 
やはり給料や待遇面でアルバイトは正社員にはかないません。

 
これが20代などの若いうちであればさほど気にならないかもしれませんが、年齢を重ねるごとに同年代のビジネスマンは出世・昇給していくため、その差はどんどん広がっていってしまいます。

 
正社員として働いている友人と同じようなお金の使い方をするのは、歳とともに厳しくなっていくでしょう。

⑤なんだかんだ言っても正社員は「安定」している

給料や待遇の話の続きになってしまいますが、正社員の強みは何といっても「安定している事」ですよね。

 
これは勤めているときには意識しないことですが、アルバイトをやってみて初めて気が付く事でもあります。

 
例えばあなたが病気や体調不良で会社を数日休んだとしても、正社員であれば給料は出ますがアルバイトの場合は休んだ日数分のお金はもらえません。

 
考えれば当然の事なんですが、この感覚に気が付いていない人が多いように思います。

 
雇用の安定性についても同じで、会社の経営が厳しくなればアルバイトは真っ先に労働時間を削られる対象になるでしょう。

 
それだけ正社員というのは”守られた立場”にあるという事です。

「正社員の仕事＝辛い」という認識は間違い

今のあなたのように、一度でも環境や待遇が悪い職場で働いてしまうと「正社員の仕事＝辛い」という風に考えてしまいがちですが、実際はそうでもありません。

 
給料が多少下がっても良いなら、辛くない仕事や職場環境の良い会社は沢山あります。

 
もちろん「会社なんて実際に働いてみないと分からない」という部分は否定できませんが、求人情報をこまめに収集するなど就職活動を丁寧にやっていく事で、良い会社を見つけられる確率は上がります。

 
転職先も適当に探してしまえば、やはりそれなりの結果しか得ることが出来ません。

目先の事だけでなく将来のことまで考えた上で判断しよう

仕事が辛くて今すぐにでも会社を辞めたい人は沢山いると思います。

 
ですが仕事は生きていく上でとても重要な部分です。勢いで会社を辞めてフリーターになってしまわずに、一度よく考えられることをおすすめします。

 
将来的な事を考えるのであれば、待遇は変わっても同じ業界でもう少し環境が良さそうな職場を探してみる方が無難ですし、リスクも最小限に抑えられます。

 
「今すぐ楽になりたい」という感情を抑え、将来を考えてじっくりと検討してみましょう。