- 自分の仕事なのに同僚が勝手に手を出してくる
- 仕事のペースも乱されるし正直やりにくい
- 人の仕事に手を出す人とはどう付き合ったらいいの?
上司(先輩)や後輩などに仕事を取られる経験をして、こういう悩みを抱えている人は少なくないと思います。
例えばあなたの職場にも、ありがた迷惑な行動ばかりする同僚がいませんか?
人の仕事に手を出してきたり、こっちのペースを狂わせてくるようなことばかりする人が。
自分が忙しい時に手伝ってくれるのは歓迎ですが、そうでない時にまで仕事に手出しされると自分を否定されているような感じがして良い気分はしません。
人によっては「仕事を手伝ってくれるなら楽だし、まぁいっか」と考える人もいるかもしれない。
でも甘く見ていると自分の仕事のペースや、社内での立場を守れなくなる危険性があるのも事実です。
この記事ではそんな人の為に、何故か人の仕事に手を出す人との賢い付き合い方について解説していきたいと思います。
目次
仕事を取られると自分が”出来ない人”みたいに感じる
忙しい時のフォローは誰だって嬉しいものですが、過剰な手出しは邪魔をされているように感じてしまうもの。
実際のところ、困ってもいないのに勝手に自分の仕事に手をだされては面白くありませんよね。
というか、正直うっとおしいです。。。
それなりのキャリアがあれば、「プライドが傷つく」という事だってある。
仕事が滞っている訳でもないのに手伝われると、周りからは仕事が出来ないから手伝われているように見られることもあります。
何より、自分のペースが乱されたり仕事に支障が出ることもあるので、「まずは自分の仕事をしっかりやってほしい!」と思ってしまいますよね。
口下手で不器用な人であれば、仕事を取られないように焦ってミスをしてしまうこともあると思います。
ここからはそんな人でも実践できる考え方と対策を書いていきます。
人の仕事に手を出す人への考え方と対策
①前の職場で人を手伝う風土があったかもしれない
これは相手に悪意が無いことが前提ですが、以前の会社で「手が空いていれば他の仕事を手伝う」という文化があると、無意識に手伝ってしまう人もいます。
そういう会社は常に誰かのフォローに回るような姿勢で仕事をしているので、人の仕事に手を出す(手伝う)のがある種クセのようになっていたりします。
「人の仕事に手を出す」と言うよりは、「手が空いたから他の人の仕事を手伝おう」というスタンスですね。
ただあなたに断りもなく仕事をやり始めたり、処理した仕事内容を報告しないという場合は業務に支障も出てくるので注意が必要です。
こういう場合は「手伝う」という方向性からは外れてしまっているため、意図的にあなたの仕事に手を出している可能性がありますね。
②相手に悪意が無いようなら感謝を伝えつつ断る
あなたの同僚に悪意が無さそうであれば、ハッキリと断ることも大事です。
とはいっても仕事でギクシャクしてしまっては今後やりずらいので、感謝の気持ちを伝えつつ断るようにしましょう。
例えば、「いつも手伝ってくれるのはありがたいんだけど、○○に関しては私の仕事だから大丈夫だよ」というような形で、手を出して欲しくないところに関しての線引きをするようなイメージです。
相手に悪意が無ければこのフォローに対する線引きをきちんとすることで、どうしようもない時以外は手を出されないはず。
あまりにも”迷惑している感”が出てしまうと、単純に業務が忙しくて手が回らない時まで手伝ってもらえなくなるので言葉のニュアンスには気を付けましょう。
③相手の行動が目に余るようなら上司に相談する
本人に直接伝えても効果が無い場合は、上司に事情を説明して対応してもらいましょう。
事情を伝えるコツとしては、具体的に「仕事を取られる事で業務に支障が出ている」という形で訴えかければ、上司が動いてくれる方向へ持っていきやすいです。
注意点としては熱くなってしまい個人的な主観に偏った伝え方をしてしまうと、周囲のフォローに対して過剰に反応しているだけだと思われる可能性もあります。
だからこそ、こういう時は冷静に話をすることが大事。
ただ上司によっては、「全体の仕事がうまく進んでいれば問題ない」と捉えることもあるため、個人的な問題として片付けられてしまうことも覚悟しておいてください。
何か問題があっても、見て見ぬふりをする「事なかれ主義」の上司は多いものです。
人の仕事を奪って上司にアピールしたい人もいる
あなたや上司から注意しても改善しない場合は注意
あなたや上司から注意を受けても相手の態度が一向に変わらない場合は、意図的に仕事を奪っている可能性があります。
ここまでの流れで言うと「悪意がある」かもしれない上に、最もやっかいなパターンです。
実際に「人より上位に立ちたい」「自分の存在価値を上げたい」という考えから、人の仕事に手を出してまで自分をアピールする人は一定数必ずいます。
例えば職場全体で円滑に仕事を進めていく事よりも、個人の成績や自分が目立つことを優先するような人ですね。
相手がこういう目立ちたがり屋タイプだと、狙ってあなたの仕事に手を出してきます。
この場合は仕事を取られないように、作業スピードを早くするなどして自衛するしかありません。
人の仕事を取る人は自分の仕事を取られるのを嫌がる
相手が悪意を持って、あなたの仕事に手を出しているかどうかを見極める方法が1つだけあります。
それは「自分がされたように相手の仕事を取ってみる」ことです。
自分の存在価値を上げるために他人から仕事を奪う人にとって、「仕事を抱えていること」は最も大事なアピールポイントです。
この「仕事を抱えている状態」を作るために人の仕事に手を出しているので、悪意があればあなたから仕事を取られることを嫌がるはずなんですよね。
試しに「いつも手伝ってもらってるから」と相手の仕事に手を出してみて下さい。
その時に相手が面白くなさそうな態度をとったら、それは相手が故意にあなたの仕事を奪っている証拠です。
足元をすくわれない為には簡単に仕事を手放さない事
口下手で優しい性格の人ほどうまく主張できず、仕事を譲ってしまいがちです。
ただ、だからといって自分の担当している仕事を取られていい訳がないですよね。
上司から業務の引継ぎなどを促されていない限り、自分の仕事は自分の仕事としてプライドを持ち相手に渡さないことです。
ひどいようなら状況に応じて相手の手出しを断ったり、上司へ相談するなど必要な対策を取りましょう。
仕事を奪い合う様な職場は落ち着きませんし神経も使うので本当に疲れますが、丁寧な仕事をすることで地道に周囲から得た信頼を簡単に手放してはいけません。
人の仕事に手を出して自分の評価を上げていく世渡りの上手い人間はいるので、油断して足元をすくわれないように気を付けましょう。