異動先がつらくて元の部署に戻りたい!迅速に解決する為の7つの行動

以前の部署に戻りたい人
  • 新しく異動した部署で上手くいかず辛い思いをしている
  • 前の部署の方が良かった…戻してもらいたい…と毎日思ってしまう
  • 元の部署に戻りたいと思ってしまうのは身勝手なの?

 
新しく異動した部署が自分に合わず、こういった悩みを抱えている人は少なくないと思います。

 
実際に異動となると苦労して覚えた仕事から引き離されたり、面倒見の良かった先輩たちとの別れがあったりと辛い事が多いですよね。

 
ただサラリーマンである以上、異動は避けられないのも事実です。

 
なかには実力を買われて異動したのに活躍の場が無かったり、上司との折り合いが悪いといったこともあるはず。

 
この記事ではそんな人の為に、異動先がつらくて元の部署に戻りたい人が迅速に問題を解決する為の7つの行動について解説していきたいと思います。

①まずは異動になった理由を考えてみる

異動になった理由を考える人

まずは異動になった理由を考えてみましょう。

 
異動の際には会社や上司から「能力を買っている」「君の力が必要なんだ」など、様々な言葉をかけられると思いますが、本人には建前的な事しか言いません。

 
特に「自分の力が必要とされている」という展開で異動になった場合は、少なからず舞い上がってしまうため、異動に期待し過ぎてしまう側面もあります。

 
ただ実際は他の理由の場合もありますし、必要とされて異動したとしても異動先の部署が歓迎してくれるとは限りませんよね。

 
主な異動の理由としては、大体下記の様なパターンが多いでしょう。

  1. 人員数のバランスを取るため
  2. 期待の上で経験を積ませるため
  3. 職場環境のマンネリを防止するため
  4. 上層部に何かそれ以外の思惑がある

 
会社からの表面的な言葉は置いておき、自分が異動になった本当の理由を考えることで取るべき行動が変わってきます。

 
例えば能力を買われた・必要とされた異動だったのに、本当はただの人数調整だったとしたら、少なからず会社に不信感を持ってしまいますよね。

 
ちなみに社風などによる面も多いため、一概にどのパターンが多いとは言えませんが、一般的な企業であれば(1)か(4)辺りが多い傾向にあると言えるでしょう。

②取りあえず元の部署の上司に相談する

上司に相談

異動先の部署で上手くいかずに悩んでいるのであれば、まずは元の部署の上司に相談するというのもいいでしょう。

 
元の部署で上司と良い関係を築けていたのであれば、異動後も何かと気にかけて連絡をくれたりするはずです。

 
異動後に前の部署の上司からそういった連絡は貰っていないでしょうか?

 
ちなみに元同僚からの「戻ってきてほしい」は社交辞令であることが多いため、そこに何かを期待したり真に受けてしまうのは控えましょう。

 
あなたが移動したことで、元の部署が上手く回っていない場合などは少しだけ復帰の期待が持てるかもしれません。

 
ただここに関しては上司の権限の大きさや、元の部署の状況など「運の要素」も多分に絡んでくるので過度な期待は禁物です。

 
気を付けたいのは、会社の内情は私たちの想像よりもコロコロと変わっていくということです。

 
もし元の部署の上司や現在の上司が異動したあなたを気にかけてくれているなら、状況が変わらないうちに早めに相談してみた方がいいでしょう。

③人事の人と仲良くなり異動に関する情報を聞き出す

人事から異動理由を聞き出す

人事の人が身近にいるのであれば、普段から話せるくらいに仲良くなってみるというのも一つの手です。

 
何故かと言うと、自分がどういった理由で異動になったかの真相は、人事の人間と一部の上司くらいしか分かりません。

 
そうであればで親しくなることで、自分の異動に関わる情報を引き出せる可能性が出てくるということです。

 
例えばですが異動の際には知らされていなくても、実は半年や1年など期間限定の異動だったという事もあり得るわけです。

 
会社にも様々な事情や思惑があるため、表面的には事実のすべてを教えてくれるわけではありません。

 
ただそういった情報を持っている人たちに接触することで、自分が知らされていなかった真実を教えてもらえる可能性が出てくるという話です。

 
難点としては、会社の規模が大き過ぎてしまうと人事との距離が詰められないのと、自分の異動に関して「聞きたくなかった…」と思うような話を聞いてしまう可能性があるという事です。

④精神的に辛いなら心療内科を受診して立ち直る

心療内科で出される薬

異動先の部署で人間関係や仕事が上手くいかず、精神的に押しつぶされそうな状態であれば、心療内科を受診した方がいい場合もあります。

 
元の部署が良いところであればあるほど、下記の様な不満を抱えてしまうでしょう。

  • 信頼できる上司や同僚がいなくなってしまった
  • 仕事にやりがいを感じなくなってしまった
  • 新しい部署では冷たく接してくる人がいる

 
これだけの事が一斉に襲い掛かってくれば、精神的なストレスを感じてしまうのも無理はありません。

 
心身の状態が良くなければ、部署どうこうの前に良い仕事なんて出来ないですよね。

 
本当に限界ギリギリの状態であれば、重症化しないように病院へ行きましょう。

 
ただ、「診断書を貰って元の部署に戻してもらおう」という安易な考えであれば、少し考え直した方がいいですね。

 
短期的に考えれば、医師からのストップがかかるという形で元の部署に戻ることは出来るかもしれません。

 
ですが長期的に考えた場合、会社からは「精神的に参ってしまう人」というレッテルを貼られてしまう可能性が出てきてしまいます。

 
一旦会社から「体を壊した人」と認識されてしまうと、今後重要な仕事やプロジェクトに参加できる可能性がぐっと下がるでしょう。

 
会社としては、あなたにまた体調を崩されては困るからです。

⑤異動が不服でも、ふて腐れたような態度は取らない

異動になってふて腐れている人

異動に対して不満を抱えていたとしても、やる気のない態度や落ち込んでいる姿を周りに見せるのはやめましょう。

 
元の部署へ戻りたい気持ちが強いほど、不満を表現する手段としてふてくされた行動・態度を取る人がいますが、これはあなたの評価を落とすだけです。

 
理由はどうであっても不快に思う人の方が多いでしょうし、社会人がとる態度としてはどう考えても微妙です。

 
また同じような理由で、周囲の気を引くために退職をほのめかすような発言をするのも控えましょう。

 
確かにそこまですれば会社も考えてくれるかもしれませんが、それと同時に”適応力が無い人間”だと思われるはずです。

 
つまりこういった一連の行動はあなたの評価や信用を下げてしまうため、これからも会社に勤め続けるつもりなら絶対にやめましょう。

 
不満を抱えれば仕事に身が入らなくなるのも分かりますが、一旦マイナス思考に陥ると仕事を覚えるのが苦痛になり、人間関係も上手く構築できなくなります。

 
新しい部署の同僚はあなたの言動に対して常に注目しています。可能な範囲で前向きに仕事をしましょう。

⑥当てがあるなら転職を検討してみてもいい

転職を計画する人

色々な手を尽くした上で、元の部署への移動が絶望的な場合には転職を検討してみてもいいでしょう。

 
ただ頼れる人がいた方が心強いので、仕事を紹介してくれたりする人がいたり何らかの当てがあった方がいいですね。

 
最終的に転職をしなかったとしても、求人を眺めているだけで気分転換になったりもしますし少しは気持ちも紛れるはずです。

 
仮に「元の部署へ戻れない」という現実があったとしても、「転職を検討する」という前向きな行動を取っていれば、絶望的な気持ちになることだけは避けられます。

 
そうやって自分に適した仕事を探しているうちに、今の会社が良く思えてきたり元の部署に戻る機会に恵まれる可能性もゼロではありません。

 
「転職」というと身構えてしまう人も多いかもしれませんが、検討する意味合いで求人を見たり情報収集をするといった行動は、実際に多くの人がやっている事です。

 
あまり深刻に考えず、「たまたまそういう機会に恵まれた」くらいの温度感で行動してみるのもいいでしょう。

⑦腐らずに今の部署で認められる努力をする

腐らずに努力する人

もしかすると、どんなに頑張っても元の部署には戻れないのかもしれません。

 

これは元の部署が良かった人ほど、何度も昔を思い出しながら辛い思いをしていると思います。

 
ただそんな状況でも決して腐らず、今の部署で認められる努力をしてみましょう。

 
今の部署に抱える不満が、仕事内容や労働時間などに関するものであれば納得することは難しいかもしれません。

 
ですがそれが人間関係によるものであれば、努力して信用を得ていくことで改善できる可能性が出てきます。

 
底意地の悪い人間でなければ、新しい部署の同僚もあなたの仕事に対する姿勢を評価して、距離を縮めようと歩み寄ってくれるでしょう。

 
そもそも初めての仕事をするときは、誰もが「努力して信用を得ていく」という道を通り、周りから認められていきます。

 
それは部署間の異動であっても変わらないですよね。

 
こういった「初心」を思い出し、”新しい部署でどう輝くか”を考えることに時間を使うという考え方もあります。

 
ただ「努力をすれば必ず報われる」といった綺麗ごとは言いたくないので、あくまで”会社に残る”という選択肢を選ぶ場合の話として考えてみて下さい。

嫌いな部署からの脱出方法はさまざま

どんなに前向きに頑張っている人でも、異動先の仕事や人間関係が合わず「戻りたい」と思ってしまう事はあるものです。

 
心の中では仕事だと割り切っていたとしても、「前の部署がよかった」「戻してもらいたい」と無意識に思ってしまうこともありますよね。

 
実際に異動先の部署を抜け出そうとする場合には、前の部署に戻るために働きかける人、転職を検討する人、実績を上げてチャンスを掴もうとする人とそのやり方も様々です。

 
自分が心から納得のいく希望の仕事をしたいのであれば、これらは最低限すべてやっておきましょう。

  • 前の部署に戻るために働きかける
  • 希望する仕事に就くために転職を検討する
  • 今の部署で実績を作って戻るきっかけを作る

 
ただどんな行動を取るにしても、仕事に対する前向きな姿勢だけは崩さない事です。

 
落ち込みながら仕事を嫌々やっていても、誰も助けてはくれませんし手を差し伸べてくれる人も減ってしまいます。

 
そんなことでは今後も状況は変えられません。

 
今どんなに嫌な環境に置かれていたとしても、腐らず地道に歩を進めていきましょう。

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