- 一日の仕事が実質2~3時間程度で終わってしまう
- 周りに手伝えることがないか聞いても「何もない」と言われる
- 暇な職場にいることで人間としてダメにならないだろうか…
暇な職場で働いていて、こういった悩みを持っている方は少なくないと思います。
忙しく働いている人からすれば「何を贅沢なことを…」と思われそうですが、仕事が暇だと自分の存在価値が見いだせず、気持ちが大きく落ち込みますよね・・・
でも実は暇な職場に耐えられないと感じるってことは、今のあなたのレベルに会社がつりあってないってことなんですよ。
あなたが暇な職場に甘んじてダラダラするような人間なら、暇な職場に耐えられないなんて悩みはそもそも持ちません。
実際に年齢だけが積み重なってスキルアップが出来ない将来を考えると、暇な職場にいること自体に疑問を持つ方も多いはず。
この記事ではそんな人のために、暇な職場で耐えられない時にうまく乗り切る3つの方法について解説していきます。
目次
暇すぎると自分の存在価値が分からず苦痛を感じる
仕事で忙し過ぎると疲れますし、ストレスにも悩まされるので本当に嫌になります。
でも”仕事が暇すぎる”っていうのも別の意味で辛いんですよね。
これは経験者にしかわかりません。
この辛さの原因は、与えてもらう仕事がない為に成果をもって自分の存在価値を確認できないという所にあります。
通常、仕事とは与えられた量をやり遂げ、その結果を自分で確認し他人に認めてもらう事で自分の価値を確認していくものです。
恐らくあなたの根本的な悩みも、“仕事がないこと”ではなく「自分の価値を確認する」「人に認めてもらう」といった行動のきっかけ(仕事)を奪われている事なんですよね。
これに気が付いた人は「辞めたい」と考えたり、実際に職場を辞めていく事が多いです。
「仕事をしているフリ」は人間性や職場適応力を下げる
何故か暇な職場に入ってしまったあなた。
仕事を与えられないのは普通ではないですし、正直働く側としては「なんで私は雇われたんだろう…」と思う事もありますよね。
ただ、いくら暇でやることがないからと言って、下記の様な暇つぶしに時間を割くことはやめましょう。
- ネットサーフィンやSNSをする
- 好きな雑誌を持ち込んで読む
- 無駄にトイレや休憩に行く
平気でこういう事を推奨している人がいますが、真に受けてちゃいけません。
こういった無駄な行為が当たり前になってしまうと、それがバレないように仕事をしているフリをする事が多くなる。
上司や同僚に見つからなければ、その場はいいかもしれません。
ただ仕事をするフリをしながら関係のない暇つぶしをする行為は、必ずあなた自身の人間性や職場適応力を下げることにつながります。
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あなたの中では仕事中に業務と関係のないことをするのが当たり前になり、他の職場に行ったときに普通の仕事が苦痛で仕方なくなると思います。
そうならない為に、ここからは建設的な時間の使い方を一緒に見ていきましょう。
暇な職場で耐えられない時にうまく乗り切る3つの方法
①小さくても自分で出来る仕事を探してみる
自分の業務も終わってしまい仕事がない時は、何か役に立つ仕事を自分で考えましょう。
この記事を読ん出る人は真面目で仕事ができる人だと思うので、掃除や書類のファイリングくらいはすでに実行されているかもしれませんね。
例えばパソコンのデータを整理したり、新人の人が入ってきてもどこに何があるかが分かるような資料を作成するなど何でも構わないんです。
「何もやっていない」という状況が一番よくありません。
こういった”作業”だけに限らず上司や同僚に気の利いた言葉をかけたり、お茶やコーヒーを入れてあげることで職場の雰囲気が良くなったりもします。
実感しずらいかもしれませんが、こういったコミュニケーションも立派な仕事なんですよ。
②許可があれば資格取得のために勉強する
自分にやれることをやり切っても尚、時間が余る場合には資格取得のための勉強をするのもいいですね。
隠れて勉強するのではなく、もちろん職場から許可が出ていることが条件ですよ。
上司が仕事に関係のある勉強を許してくれる場合は、あなたとしてもスキルを上げるチャンスになります。
普通に生活していると仕事だけで精一杯になり、勉強の時間を取ることすら難しいことがほとんど。
だからこそ会社から許可が出ている人は貴重な時間を有効活用しましょう。
会社としても従業員が資格を取ってスキルを上げることはプラスになります。からね
③WordやExcelを使い倒してスキルアップ
仕事でパソコンを使っている方ならWordやExcelなどのソフトを使い倒してみましょう。
これももちろん、職場から許可が出ていることが条件です。
事務などで頻繁に使うWordやExcelなどのOffice系ソフトは、使うことは出来ても意外と仕事で必要な機能の一部しか分からないという事がありますよね。
書籍を購入しても良いですが、今はネット上に様々な情報が溢れているので自分で調べながら普段使わない高度な機能などを勉強する事が出来ます。
もし興味があれば「MOS検定」というOffice系ソフトの資格試験があるので挑戦してみるのも良いです。
Office系ソフトは昨今の事務職では必須といっても良いくらいですし、取得出来れば特定のPCスキルが必要な「OA事務」といった職種への応募もしやすくなります。
関連記事 >> OA事務とは?意味・仕事内容・一般事務との違いについて
それでも気になるなら働きながら転職活動をしてみる
ここまで書いてきたような事は何一つ無駄にはなりませんが、実際にうまく行動できたとしてもやはり限度があります。
色々な事で気を紛らわしても、どこか後ろめたかったり「やっぱり暇なのがどうしても耐えられない…」という人もいますよね。
そういう場合は転職活動をしてみるのもいいかもしれません。
暇な職場であれば残業もなく定時であがれることもほとんどだと思うので、普通に働いている人よりも沢山の時間が確保できるはずです。
普通はそんなに余裕を持った転職活動なんて出来ませんから、転職を考えているならとても良い環境。
今度は暇な職場に入らないように、会社のことをきちんと調べるなんてことも出来ますよね。
関連記事 >> “まともな会社で働きたい人”が入社後に後悔しない会社を見抜く方法
在職中の転職活動は特に焦る必要もありませんから、求人情報を見ているだけでも気晴らしになったりしますよ。
暇な職場は能力の低下や成長できない不安との戦い
「暇な職場」をどう捉えるかは本当に働く人次第です。
この記事では、暇な職場で腐ってしまわない為の心の持ち方をいくつか書いてきました。
実際に自分の業務以外に社内の掃除や雑用をこなし、職場の雰囲気を良くしながら資格の勉強をすればそれなりに”忙しいような感覚”にはなりますよね。
ただ、自分の仕事で充実感を味わいたい人や、常にスキルアップを目指す前向きな人は自分がダメになってしまうような恐怖感と常に戦わなくてはいけません。
また職場が暇でやることがないという事は、いつあなたのポジションが無くなってもおかしくないという事でもあります。
この「時間がある」という恵まれた環境を無駄にしてしまわずに、スキルアップや転職活動など将来の自分にプラスなるような行動を取っていきたいですね。